コンにちは。狐人 七十四夏木です。
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【140字の小説クイズ!元ネタのタイトルな~んだ?】
のまとめ。
その21。
文学作品の印象的な部分をピックアップ。
これで元ネタがわかれば凄い、という趣。
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回答は、
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元ネタの読書感想に飛びます!
401
まったくメディアの報道というものは理論的基礎が曖昧である。どのような情報が人々にとって有益か、それには多くの議論が必要だが、メディアの報道精神には理論的検討の基礎づけを見出すことができない。……むずかしいことはわからないけど、ワイドショーはもっと報じるべきことがある!みたいな?
402
これは著者の「青春への訣別の辞」「一生涯の、重大な記念碑」となるべき小説。自堕落、退廃的、人間失格――だけど、どこか共感を覚えずにはいられない。それが人の弱さだろうか?著者は30歳のとき「私は、生きなければならぬ」と本気で作家生活を始めた。……30歳成人説って誰が言ったんだっけ?
403
丘の銅像は、時代ごとに、詩人ハンスの像、ヘンデル医師の像、戦争の英雄ペテロの像……と名前を変えていき、最後には教会の鐘となって、人々の心に美しい音を響かせた。いつまでも人に覚えていてもらうのはむずかしい。それでも歌や薬や記念日、残っていくものもある。それでいいのかもしれない。
404
貝の火とは王の力。他者の思考に干渉する特殊能力。能力発動の際は能力者の片目に赤い鳥のような紋様が浮かび上がる。能力を使用し続けるに従ってその力は増大し、その力に負けてしまった場合――いや、それはギアス。でも貝の火も権威の象徴を表してる。権威を正しく使うのは難しいという寓話。
405
文久三年。黒田藩の武士、石月平馬は浪人に絡まれている若侍を助ける。若侍は江戸勤番の武士に討たれた父の仇討の道中だというが……女の妖艶さがあった。――時代、剣客アクション、復讐劇、恋愛、ミステリー、いろんな要素が詰まってておもしろいからこそ、誰かオチの解釈と真実を教えてください!
406
俺は恋をしてるんだ。ただ一度でいい。彼女をしっかりと抱き、彼女もぴったりと抱かれること、それ以外何も求めていないのに、抱こうとすると泣かれてしまう。愛にとりつかれた者は惨めだ。愛することの見返りを求めずにいられない。――2歳の姪っ子がかわいくてしょうがない、大学生叔父の奮闘記。
407
・ある人が一人もあやめず十二人の命を奪った、どういうこと?
・「子子子子子子子子子子子子」を読みなさい
・朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足、この生き物は?
・これらの問いかけを総称して何という?
・その答えが今回の元ネタのタイトル
・元ネタのタイトルな~んだ?
408
才能豊かなイケメンは、山の神々に愛され、チートスキルを有する召喚獣を授けられ、鬼神をあっさり倒し、美しい姫姉妹を救い出し、悪人にだまされても女神が助けてくれて、たくさんのご褒美をもらい、好きな姫と結婚できるという…ただただ羨ましいだけの話!姉姫と妹姫、どっちと結婚したんだろうね?
409
その日の夕方、私は風邪を引いて寝込んでいた。自室で寝ていると、誰もいないはずの家で、ばたばたという足音が…。頭を起こす、音が消える、気のせいだったのか…。が、しばらくすると、今度はしとしと、たとえば身体のない気配ばかり、私の方へ近づいてきて…私が起き上がって部屋を出るとそこには…
410
「日本の男はみんな嘘つきで無節操だ。……」父親は娘が二十九歳になるまで結婚を許さなかった。が、刑務所から出たばかりの、とある男と知り合いになり、その壮絶な人生に感動し、泣いて娘の婿にした。ところが、男の語った苦労話は、刑務所で聞いた別の男の話だったのだ。実感というものの曖昧さ。
411
『もし、人生に、たったひとつ、狂いのないものがあるとすれば、それは平凡だけである』親は良縁と信じ、娘に平凡な男との結婚を望む。が、娘はつまらない男とは結婚したくない、もっと遊びたい。二十一の娘には、二十二の人生すらわからない。知っているのは、ただ夢ばかり。親と娘の、結婚巡る葛藤。
412
夫は売れない貧乏画家だった。貧しくとも、妻は孤高の芸術家たる夫を愛した。が、夫は絵が売れ出すと、コネ作り、根回し…簡単に俗物化していき…妻はそんな夫をひどく軽蔑する。――守るべき者があるからこそ、富や地位に拘泥してしまう気持ちもあったのではなかろうか…とか思ったけど、どうだろう?
413
お月さまを
みいあげた。
マストにのぼつた
ふなのりが。
何だか青いと、さういつた。
お月さまを
みいあげた。
わたしが窓から
一人きり。
母さん静かね、さういつた。
――『わたし』は子どもだと思う?大人だと思う?『母さん』はどこにいるのだと思う?
414
じっとしてて。ね。僕は。ね。君の目を潰すよ。ね。それから。君の耳をちょっとかじる。我慢して。ね。君の唇をそっとかじる。堪忍が大事だよ。……。それから。君の鼻を喰べる。うまい。それから。君の頬を喰う。うまい。それから。それから。それから。それから。うまいうまいうまいうまい。……。
415
……なんだ、あの子、さっきから俺のことじっと見て……ひょっとして、俺のこと、好きなんじゃないか……話しかけてみようか、いや、もし違ったら恥ずかしいし……でも、こんなチャンス、この先あるだろうか……いまなんじゃないか、俺のモテ期、いまなんじゃないか……。
――彼女は近眼でした。
416
運命を鵜飼で語ってみる。鵜飼は鵜という鳥の首に綱をつけて操り、鮎などを丸飲みさせて魚を獲る漁法である。鵜を操る人を神、鵜を人間になぞらえるなら、綱はまさしく運命である。人は神を信じるか、それとも自分の頭を信じるか。鵜はうまく頭をひねれば、縄から逃れることができるだろうか……。
417
ねずみと小鳥とソーセージが、それぞれ仕事を分担して、仲よく幸せに暮らしてたんだけど、ある日小鳥が「私の仕事が一番きついから代わって!」って言い出して、あっけなく幸せは終わってしまう、というお話。自分の仕事とひとの仕事を比べてみても、いいことなんて一つもない、っていう、お話?
418
遠い昔、遥か彼方のしりあの山奥で――
「大名に、俺はなるっ!」
9m級の巨人れぷろぼすは冒険の旅へ。
あんちおきやの帝に仕え夢を叶えるが…
れぷろぼすは激怒した。
419
伝えられる怪異譚の多くは、道徳教育または訓戒のため、寓意を語って勧善懲悪を教える助けとしているに過ぎず、そのためだけに鬼神を煩わせているものだ。人の心がどうして鬼神の好悪を察せられるであろう。みんな社会道徳に執着して、その真相を誤って認識している。――つまり、妖怪はいる、って話。
420
阪田は生活に困窮していた。妻が子を連れ、身投げしようとした。背中の子が「お父っちゃん、お父っちゃん」と泣いて、妻を思いとどまらせた。むごい父親だ。さすがに泣けた。将棋をやめ、地道な働きを考えた。けれどそれができず、将棋一筋の道を香車のように貫いてきた。――将棋の世界は厳しい。
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