コンにちは。狐人 七十四夏木です。
Twitterに投稿している
【140字の小説クイズ!元ネタのタイトルな~んだ?】
のまとめ。
その10。
文学作品の印象的な部分をピックアップ。
これで元ネタがわかれば凄い、という趣。
Twitterで配信中。
回答は、
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元ネタの読書感想に飛びます!
181-A
『頭のいい人は足の早い旅人である』
ゆえに頭のいい人は、他者よりも早く先まで辿り着けます。しかし脇道にある大切なものを見落としがちです。頭の悪い人は歩みは遅くても、そうした大切なものを拾い上げることができます。世紀の大発見というのは、得てしてそうしたところから生まれるのです。
181-B
『頭のいい人は富士山に登らない』
頭のいい人は裾野から頂上を眺めて、すべてを分かったような気になってしまいます。なので実際の経験ができません。先の予測が正確にできるので、最悪の状況をまず考えてしまい、挑戦する勇気を持てません。頭の悪い人は楽観的に難関を潜り抜けてしまいます。
181-C
『間違ってるのは実験結果じゃない!』
頭のいい人は自分の頭の良さを過信してしまいがちです。ゆえに、想定した結果と別のデータが得られたとしても、その現実を受け入れられず、ときにこじつけのような研究成果を発表してしまいます。
181-D
『頭のいい人は恋ができない』
恋は盲目。科学者たる者、科学以外の余計な物事に目を奪われるべきではないのです。科学者は科学が恋人!
『頭のいい人は口だけ』
失敗を恐れて行動できない人は、批評家にはなれても科学者にはなれません。
181-E
『頭のいい人は他人の仕事のあら探しをする』
他人の仕事のあらが見えるので、自分は誰より賢いと錯覚してしまいます。そこから驕りが生まれ、向上心が緩みます。頭の悪い人は自分ができないからこそ、他人の仕事が立派に見え、かつ凄そうな仕事でも、自分にもできそうだと、向上心を刺激されます。
181-F
『頭のいい人は評価を求める』
頭のいい人は、何か新しい発見をしても、それが評価につながらないとなれば、簡単にそれを放棄してしまいます。頭の悪い人は評価なんか気にせず、そういった見込みをつけないので、ただひたすらにそれを追求して、ついには極めてしまうのです。
181-G
『頭のいい人は先生にはなれても科学者にはなれない』
人間的な魅力のある先生、尊敬できる先生に、出会ったことがありますか?
181-H
『科学だけが学問じゃない』
頭のいい科学者は、科学がすべてのように思ってしまいがちです。しかし世の中には、科学で解決できない問題がたくさんあります。科学とは別にある人間の世界というものにも目を向けなければなりません。
182
・異能である
・能力名は詩
・触った物の重力ベクトルと強さを操る
・汚濁形態は非常に高い戦闘能力を発揮
・時間経過で全身が黒く染まる
・重力子を圧縮した重力弾を放つ
・鋼鉄すら素手で砕く
・ただし、汚濁形態は理性を失くす
・力尽きるまで暴走する代償を伴う
・二度目はなくってよ!
183
・異能
・5秒以上6秒未満の未来を観測する
・スヴェンの予知眼に似てる
・あの最期は泣く
・能力名は同名小説から
・素直じゃない妻のグチが止まらない小説
・北村薫さん、宮部みゆきさん編集の
アンソロジーにも収録されている
(『名短篇ほりだしもの』)
・宮部みゆきさんもお気に入り
184
「いやよ…いや…親方
もう堪忍しておくれ」――
「俺はお前を本当の女にするために
俺自身の魂を打ち込んだ。
お前はもういままでの臆病で内気な
女ではないのだ。日本一の女だ。
男という男は、
みんなお前のこやしになるのだ」
「なら、あんたが真っ先に私のこやしに
なったんだねえ」
185
僕はね、君が、だなんて、どうしても信じられなかった。だからあらゆる可能性を考えて、クタクタでボロボロになるまで、「君じゃないという証拠」を探して駆けずり回った。だけどどうしてもそれが見つからない。それどころか、数々の証拠が君を指さしている……僕の言う意味がわかるだろうか、明智君。
186-A
・異能名:月下獣
・白虎に変身する
・高い防御力、敏捷性、超再生能力
・福沢の『人上人不造』で部分変身可能に
・異能名は中島敦の短編小説から
・原作は中国の説話『人虎伝』
・思えば中島敦さんが主人公って、なんか
センスを感じるチョイスですね
(理由が気になります)
186-B
心を病み獣の姿になってしまった
わざわいがとりつき逃れられない
私の爪牙に向かってくる者はなし
昔は私も君も評判高いものだった
いまや私は虎となって草むらの中
君は出世して権勢も盛んなようす
今夜も山谷を照らす月へと吠える
詩を吟じることなく吠えるばかり
187
問.
赤い帽子をかぶると、
涙を流して小さくなる
赤いもの、なーんだ?
(答が今回の元ネタのタイトルとなります)
188
「お前の名前は何かしら?」
「わかりっこないさ」
「クンツかな?」
「違うよ~」
「ハインツかな?」
「違う!違う!」
「では〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇ね」
「……」
「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」
「悪魔だ、悪魔が話したんだ!」
(『西の善き魔女』のルーンの本名はここから)
189
「不治の病です。残念ですが、
あと一時間もたないでしょう」
「そんな!」
「これを助ける薬はありません」
「ならせめて、
飲んでから二、三日後に
亡くなる薬をください!」
190
奥さんが無秩序に植物を植えてしまい、
その家庭菜園は見るも無残な有様です。
花の咲かぬ矢車草さんのツイート
『是生滅法。盛者必衰。いっそ、
化けて出ようかしら』
――さんがあなたのツイートを
いいねしました
『花は開きませんでしたが、
悟りを開きましたね』
191
顔とか体とか性格だとか、人間誰しもひとつやふたつ、コンプレックスがあるものですよね。それを笑いに変えられる人たちは本当にすごいと思います。禅智内供もそうできればよかったのですが……、言うは易く行うは難しです。ちなみに内供のそれは五、六尺。15~18cm。ウソップと同じくらい?
192
この童話には「侍」が登場します。さて、それでは問題です。これはいつの時代のお話でしょう? その理由も述べなさい。ところで、侍の語源をご存知でしょうか? 「偉い人に仕える」という意味の「さぶらひ」からだという説があります。現代では社長に仕える「サラリーマン」ですね。……侍ジャパン!
193
森の神が砂漠を旅する人々のためにオアシスをつくった。するとそこに大勢の人たちがやってきて町をつくった。町人は旅人から休憩料を取り、水を売った。それを見た森の神はオアシスを潰した。なんて悪い神様だろう。町人は森の神を怨んだ。私は旅人のためにオアシスをつくったのだ。悪いのはどっち?
194
『片恋というものこそ常に恋の最高の姿である』
好きな相手を偶像化して、片想いで満足して、自己の中で本能的欲求を完結できたならば、相手を傷つけたり、なにより自分が傷つかなくてすみます。絶食系。二次コン。退化なのか進化なのか? そんな時代がいま訪れているのかもしれません、太宰先生。
195
桜の花が美しいなんて、俺にはどうしても信じられない。そもそもこの地球という星は、なんでこんなにも生命で満ち溢れているんだ? 強者が喰らい、弱者が喰われる、互いに互いを喰らい合わねば生きてはいけない、まるで地獄じゃないか。宇宙のどこにもこんな星はない。なんていう醜い星だろう。
196
うるがん司祭はかく語りき。「ムリ、ヤリ、ダメヨ、ノブナ~ガチャン。サッキ、ソコデ、アクマ、ツカマエタ~ヨ。ソシタラ、アクマ、イッタ~ヨ。ヒメチャン、タマシイ、キレイダタ。ヨゴシタイ、デモヨゴシタクナイ。アクマ、マヨテルウチ、ワタシニ、ツカマタ~ヨ」。悪魔が迷う、いわんや人間をや。
197
私の恋人はセメントになりました。機械に挟まれてしまったのです。機械を止めたら納期が遅れて会社は損をしてしまいます。肉も骨も魂もぐちゃぐちゃになって。私の恋人はセメントになりました。私は知りたい。彼がどんな処に使われたのかを。この手紙を受け取ったあなた、ぜひ知らせてくださいね。
198
・ふもと:匹夫の徒、一兵卒。
・山腹:下士官。親分体質、他者からの抑圧を嫌う。
・高地:将校。仲間には好かれ、部下には威張り、上司には媚びを売る。
・山頂付近:将軍。部下からは愛され、上司からも一目置かれる。
・山頂:至高の武士。歴史に名を残す。
――あなたはいまどこですか?
199
ドドドド。ドン。ドカ。バキ。ズカ。ズキュウウウン。ドキューン。カッ。ゴゴゴゴゴゴゴ。シュバッ。バァン。バキュンバキュン。ゴオオオ。メギャン。グオオッ。メメタア。ドーン。ドギャアーン。ポウ。ドグシャアッ。キュキュキュ。ピコーン。ピピピ。デュッ。
――恋な音じゃなくて『〇な音』。
200
彼等と戦った経験のない人類はいないだろう。腕を振り上げた瞬間、驚くべき反応速度と敏捷性で攻撃をかわす彼等には、我々の数秒先の世界が見えているという。その秘密を解き明かさない限り、人類が彼等に駆逐される日も遠い未来の話ではないのかもしれない。
(彼等の名前が元ネタのタイトルです)
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