コンにちは。狐人 七十四夏木です。
(「『狐人』の由来」と「初めまして」のご挨拶はこちら⇒狐人日記 その1 「皆もすなるブログといふものを…」&「『狐人』の由来」)
『ダルタニャン物語』と聞いても、
それっていったい誰の物語?
という方は多いかもしれません。
あるいは、
その名前、
どこかで聞いたことがあるぞ、
といった方もいらっしゃるでしょうか。
ダルタニャンは『三銃士』の主人公なのです。
『三銃士』といえば、
日本でも有名でなじみのある物語でしょう。
じつは、
この『三銃士』は、
全3部作である『ダルタニャン物語』の、
第1部にあたる作品なのです。
『三銃士』といえば、
アトス、ポルトス、アラミスの三人を指しています。
あれ?
じゃあダルタニャンは?
『ダルタニャン物語』の第1部において、
ダルタニャンは立身出世を夢見る若者で、
ガスコーニュの片田舎からパリへと上り、
アトス、アラミス、ポルトスの『三銃士』たちと出会って、
はじめは諍いを起こし決闘の約束をしますが、
ひょんなことから意気投合し、
その後は終生の友として、
政治的陰謀に巻き込まれ、
大活躍するといったお話なのです。
つまり、
この第1部の時点においては、
ダルタニャンは銃士ではなく、
物語の主役として『三銃士』と出会う。
よって表題は『三銃士』となっています。
ちなみに、
第2部の表題は『二十年後』、
4人の仲間はフロンドの乱という内乱の渦中において、
敵味方に分かれて相争うことに。
第3部の表題は『ブラジュロンヌ子爵』、
第2部よりさらに10年後、
アトスの息子ブラジュロンヌ子爵ラウルの恋と、
壮年となったダルタニャンの元帥杖を求める野心、
4人の銃士たちそれぞれの行く末、
などが描かれています。
そして、
この『ダルタニャン物語』は、
前回の記事で
(⇒小説仲間におすすめ!モンテ・クリスト伯 1番好きな小説は?)
紹介した僕の1番の小説、
『モンテ・クリスト伯』の著者である、
アレクサンドル・デュマ・ペールさんの作品なのです。
デュマさんは本当にすごいのです。
前回の記事でもいいましたが、
大昔にこれほどのエンターテインメントがあったのか、
という驚きを禁じ得ない物語。
最近では、
2011年に映画化されました。
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
監督は、
『バイオハザード』シリーズの、
ポール・W・S・アンダーソンさん。
敵役の謎の美女ミレディ役に、
ミラ・ジョヴォヴィッチさん。
だいたい人気が出れば、
続編の制作が決まって、
シリーズ化されるのがセオリーなのですが。
映画『三銃士』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の続編は、
いまだ公開されておらず、
ということは……。
いえ!
映画はともかく、
(失礼になっていたらすみません)
原作は間違いなく名作。
アルファポリス・小説家になろう・エブリスタ・カクヨムなど、
ネット小説投稿サイトで小説を書く、
あるいは小説投稿サイトで小説を読む方々にも、
『ダルタニャン物語』は、
ぜひぜひ!
おすすめしたい小説なのです。
以前の記事で
(⇒小説サイトでWeb小説を書こう!小説雑学⑧週刊漫画のようなWeb小説)
週刊漫画のようなWeb小説、
を書くことについてとり上げましたが、
週刊漫画に欠かせないテーマといえば、
勝利・友情・努力、
というのはいまや有名な話なのです。
『ダルタニャン物語』には、
このすべてが詰まっています。
Web小説・ネット小説・ライトノベル、
などを書く場合においても、
とても勉強になる作品なのです。
とくにおすすめは、
復刊ドットコムより刊行されている、
鈴木力衛さん訳『ダルタニャン物語』
ただし、
これをすべて読破しようとすれば、
全11巻を読まなければならず、
真に長い話好きや読書好きでなければ、
なかなか難しいかもしれません。
有名な第1部『三銃士』は2巻構成なので、
まずはこの2冊を読んでいただけたら、
幸いなのです。
よろしければ、
感想など聞かせていただけると、
とてもとても嬉しいのです。
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お待ちしているのです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
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