コンにちは。狐人 七十四夏木です。
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【140字の小説クイズ!元ネタのタイトルな~んだ?】
のまとめ。
その20。
文学作品の印象的な部分をピックアップ。
これで元ネタがわかれば凄い、という趣。
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回答は、
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元ネタの読書感想に飛びます!
381
小鳥さん、牝牛さん、何をケンカしているの?え?もうすぐふたりの赤ちゃんが生まれる?どっちのほうが可愛いかですって?そんなことやってる場合じゃないでしょ!生まれてくる赤ちゃんのために、いまやるべきことをやらなくちゃ!さあ、子守唄の練習よ!私の後に続きなさい!はい!ケロケロケロケロ…
382
『君は、今まで何も失敗してやしないじゃないか。駄目だかどうだか、自分で実際やってみて転倒して傷ついて、それからでなければ言えない言葉だ。何もしないさきから、僕は駄目だときめてしまうのは、それあ怠惰だ。』
――新潟の高校へ講演会に行った際の言葉だそう。熱いですね!太宰先生!
383
一説によると宮沢賢治さんのこの童話は、過酷な労働と搾取から抜け出せない労働者の苦しみ、有り余る労働資産を有効活用できず、コンサルタントの的外れな助言を真に受けて、突然の労働法改正にあたふたする愚かな経営者をコミカルに描いた作品なのだそうです。簡単に言うと、酒は飲んでも飲まれるな?
384
狂人は笑う。それを見てあなたは笑う。しかし狂人は本当に狂人なのだろうか?狂人を狂人だと笑うあなたは自分が狂人ではないと断言できますか?私が100g約1395万円のお茶があると言ったらあなたは笑いますか?我々が感じている世界は、ひとによって全然違うものであるかもしれない(笑)
385
波のように高低を描く平原、視線の先に続く堤の上に、溢れる真紅のヒナゲシの花、その合間に見えるダニューブ河、月夜にジプシーが奏でるエキゾチックな音楽、鮮やかに踊る美しい踊り子たち、何よりも我が国では日本人はもうメチャクチャにモテる!日本人のみなさん、ぜひともお越しください、我が国ハ
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漁師はヒラメを釣り上げるが逃がしてやる。おかみは「なんで恩返しを頼まないのか」と漁師に詰め寄る。漁師は「ヒラメにそんなことできないよ」。おかみは「ヒラメはいつだってやってくれるさ」。ヒラメはやってくれる。おかみは「やってくれたな!ヒラメ!」。過ぎたる欲は身を滅ぼすグリム童話。
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誰かが亡くなって、自分はその人の為に本当には悲しんでないって、ハッとしたことある?誰かの為に悲しんだことある?清らかな悲しみなど存在しない。人間は誰かの為に生きることなんて、本当にはできないのかもしれない。だけど、自分の為に生きることが、誰かの為に生きることにも繋がっている。
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女は蛇の化物だ。その社の土地神だ。ある夏の日、氷売りの美しい少年が社の前にやってくる。女は我慢できず少年に話しかける。少年は女の手を取って小川で遊ぼうと誘う。土地神はその社を離れると……女は少年に手を引かれて小川までやってくる。少年には母がいない。堪忍してね、坊や。女は消える。
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屋根裏の散歩という趣味を持つ、彼が行う完全犯罪とは……。ところで戦うゲームって好き?グロい漫画やアニメって好き?どんなに好きでもそれを現実にしようとは思わないよね。……本当にそう言い切れる?自分は傷つかず、ゲームや漫画みたいに楽しめるとしたら、それを絶対しないって、断言できる?
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女性の平均結婚年齢は29歳なんだって。晩婚化が進んでるとか言われてる現代だけど、婚期はずれって意識したことある?昔は親の決めたお見合いで結婚するのが当たり前だった。最近は子供の代わりに親が代理で婚活パーティーに行く親コンってのがあるらしい。今も昔もあまり変わっていないらしい?
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篠笹の陰の顔ってどんな顔だと思う?成熟した大人の女性の笑顔が思い浮かぶ?じつは幼女の笑顔なんだ。しかもその幼女は妹なんだ。でもその幼女、じつは女子大生だったんだ。つまり幼女のような女子大生の妹の笑顔に癒される、現代のラノベやアニメのような昔の文豪小説なんだけど……って、違うか?
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『おのれの高い趣味を、金銭に換えるなぞとは、ああ、けがらわしい』――絵や小説を書いたりするのが趣味って人いる? 大げさに言えばそれは芸術であって、芸術は本来野に咲く菊のように、そこにあるだけで人々を楽しませるべきものなんだけど、人間は野に咲く菊さえ売ってしまう……純粋な芸術とは?
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王女を白鳥に変えた魔女は、彼の母だった。心優しい彼は白鳥をこっそりかくまう。やがて母が亡くなる。魔法はその鳥獣が涙を流せば解けると知る。が、なぜか王女は涙を流さない。彼は王女を元の姿に戻すため、ある究極の行動に出る――私はいつまでも白鳥でいて、彼の背中にとまっていたかったのに……
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生まれつき醜い顔はぼくのせいじゃない。なのにいじめられる。どんなに好かれたくてがんばってもダメだ。なんでぼくばかりこんな目に…。太陽や星に助けを求めてもどうにもならなかった。夜鷹は逃げた。逃げて、青い美しいよだかの星になった。逃げてもいい。だけどどうか逃げるところを間違えないで。
395
先生、俺はかつて人の命を奪った前科者、脱獄して、女と二人、北海道の山奥でアダムとイヴのように暮らしてた…ある日山に銃声が響いて、俺は川へと真っ逆さま…記憶喪失になった俺は男に拾われて、女鉱主と結婚して炭鉱王になるんだけど、女の血統には秘密があって…あれ、先生? ここはどこですか?
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彼の妻がとうとう亡くなって、壁に止まった蚊の腹の中に、昨夜吸った妻の血が生きていると思えば、彼の胸はときめく――って、病んでる!って、思うかもだけど、大切な人を亡くすのは、そう思わずにはいられないほどにつらいことなんだよ。蚊はどこにでもいるって話なんだよ……え?違う?蚊じゃない?
397
巨人退治、一角獣捕獲、王立兵団長から若き王へ…まさに勇者の冒険譚!立身出世のサクセスストーリー!これは熱い!…と思いきや、人々の主人公を見る目は冷ややか、「一撃で七!」の一騎当千的キャッチフレーズで、巧みに人心操作したのが悪印象?何を一撃で七倒したのかは、ぜひ本編でご確認下さい。
398
蝙蝠の翼?山羊の蹄?蛇の鱗?そんなものは人間の勝手なイメージだ。私の姿はお前と同じだろ?何?姿は似てても心はまったく違う?本当にそうか?お前の心にも七つの大罪があるではないか。私は悪かもしれないが、半分は善を忘れていない。私の地獄に堕ちた心は、地獄に堕ちたくないと願う心なんだ。
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数千の生首提灯、巨大な象や見事な獅子のオブジェ、跳梁する若者たちの百足、異様な美と高揚感――戦勝を祝う凱旋祭で、悄然と立つ一人の戦争未亡人が、人々に踏みつけられて息絶える。みんなが楽しんでいるときには楽しみ、みんなが賛成しているときには賛成しなければならなかった時代の話だ。
400
武田さんのことを書く。――というこの書出しは、実は武田さんの真似である。武田さんは破天荒、デマばかり飛ばしてて、自然と人が集まってきて、いつもその中心にいて、楽しそうに人生を生きていた。だけど人はどんな時に嘘をつくか?それは寂しい時ではなかろうか?武田さんは寂しい人だったんだ。
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