湯どうふ/泉鏡花=湯どうふが好き。潔癖症。雷と犬が怖い。兎好き。

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狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

湯どうふ-泉鏡花-イメージ

今回は『湯どうふ/泉鏡花』です。

泉鏡花さんの『湯どうふ』は文字数5000字ほどの随筆。
狐人的読書時間は約10分。

泉鏡花さんは湯どうふが好き。
潔癖症。雷と犬が怖い。兎好き。
かわいい?

『湯どうふ』は、
著者に興味を持って随筆を読む楽しさを教えてくれます。

コロッケ、焼き鳥、たこ焼きはおかずですか?

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

  • 寒い日には湯どうふがいい。でもこの味は大人にしかわからない。子供や、あるいは二十歳そこそこの若者が湯どうふを好むのはちょっとおかしい。
  • 能楽師、松本金太郎も湯どうふが大好物だった。
    (泉鏡花さんは能楽師、松本金太郎さんの甥)
    (ちなみに、歌舞伎役者の4代目松本金太郎くん―2017年現在12歳、七代目市川染五郎さんの長男―が美少年でかわいいらしい。2018年8代目市川染五郎襲名予定)
  • 尾崎紅葉先生は、はじめ「豆府と言文一致(話し言葉で書く文章)は大嫌いだ」と言っていたが、体調を崩してからは「むかしの人は偉いな。いい料理を作ってくれたよ」と言っていた。
    (泉鏡花さんは尾崎紅葉さんの弟子。師をとても尊敬していた)
  • 紅葉先生に師事していた頃はまだ湯どうふの味はわからなかった。二十代はまずお腹をいっぱいにするのが最優先だった。
  • 生のとうふを冷奴といって出すのはいかがなものか。湯どうふにきざみネギ、唐辛子、大根おろしは欠かせないけれど、生であるのはいただけない。だし昆布は鍋の煮えを遅くする。生煮えのものを食べるくらいなら、熱々を「あつつ」言いながら食べたほうがましだ。
  • 婦人雑誌の料理ページに肉団子の作り方が載っている。「もしもし、その手は洗っていますか。爪は伸びていませんか。爪の垢はありませんか」(泉鏡花さんは潔癖症で有名)
  • 湯どうふだ。家内の財布に余裕があって、手頃な鯛か魴鮄ほうぼうがあればちり鍋にしたい。

狐人的読書感想

湯どうふ-泉鏡花-狐人的読書感想-イメージ

 

[まとめ買い] 文豪ストレイドッグス(角川コミックス・エース)

『文豪ストレイドッグス』の泉鏡花さんは老舗名店の湯どうふが好きでしたね。『湯どうふ』はそのモチーフを示す作品といえそうです(ちなみに文ストの泉鏡花さんは和服姿の14歳美少女)。

 

……そろそろ暖かくなってきましたが、湯どうふかあ。狐人的にはごまだれをつけていただきたいところですが、やはりポン酢派のほうが多いのでしょうか?

――とはいえ、やはりおかずといえば、ハンバーグ、鳥の唐揚げ、カニクリームコロッケ、などが思い浮かび、湯どうふ好きな泉鏡花さんからしたら僕は「まだまだ若造」ということになってしまいそうです。

……ごまだれ派ポン酢派の話ではありませんが、コロッケといえば「コロッケはおかずか否か」ということで論争になったことがあります(くだらない言い争いしてるなあ……)。

僕は、コロッケはご飯のおかずと信じて疑ったこともなかったので、「コロッケはおかずじゃない! ホットスナックだ!」と言われて衝撃を受けました。

この論争は、コンビニのホットスナックつながりで、焼き鳥にも話題が及びましたが、「焼き鳥は焼き鳥丼があるよね」みたいな感じでおかず認定された記憶があります。

コロッケについては平行線のまま終わってしまいましたが、……いまふと思ったのですが、これって地域差みたいなものが関係していたんですかねえ。

よくある極論で「たこ焼きでご飯が食べられるかどうか」みたいな。

調べてみると、関西でもあえてたこ焼きをおかずとして考える人は少ないようです。お好み焼きだとこの割合が増えますが、それでも全体の半分程度。

ちょっとイメージと違った結果でびっくり。思い込みで自分の意見を主張してはダメだなあ……、といったお話です。

湯どうふ-泉鏡花-狐人的読書感想-イメージ

――ってなんの話だよ! 泉鏡花さんの『湯どうふ』の話じゃないの!? と、思わず自分でツッコミを入れてしまいましたが。

……正直に言ってしまうと、作品自体に関する感想は、あまりないんですよねえ。

若者が湯どうふを好むのはちょっとおかしい、という部分には共感を覚えましたし、まあメインじゃなくてもとうふはおいしいよ、といった感じでしょうか。

「言文一致は大嫌いだ」とおっしゃった師、尾崎紅葉さんの影響か(?)、泉鏡花さんの『湯どうふ』は文語体の作品なので読みにくかったです。

しかしながら、紅葉先生との思い出話のシーンや、ラストの情景描写はとてもきれいで惹かれました。

今回の読書で何より興味を引かれたのは、『湯どうふ』を書いた泉鏡花さんその人でした。

変人というか、奇人というか……、とにかくおもしろそうな人であることは、この随筆を読んでいてひしひしと伝わってきます。

婦人雑誌のくだりは思わず笑ってしまいましたが、泉鏡花さんが異常な潔癖症だったのは有名なお話のようです。

作中「豆『腐』」を「豆『府』」と表記しているのですが、それも潔癖症によるものだといいますから、その徹底ぶりたるや……(併せて、これは泉鏡花さんが「言霊」を信じていたことにも由来するお話です)。

生ものを食べないというのも潔癖症に起因するらしく、頂き物のお菓子をアルコールランプで炙って食べる、あんぱんも火で炙って食べて指で摘んだ部分は捨てる、熱燗は煮立ったものしか飲まない(『泉燗いずみかん』との命名)、などなど、いろいろな伝説があります。

原稿は必ず半紙を使っていたらしく、現代に生きる僕からしてみれば、「書きにくいんじゃ……」と思ってしまいますが、これも泉鏡花さんのこだわりだったようです。

(ちなみに泉鏡花さんの生原稿のお値段は?)

湯どうふ-泉鏡花-狐人的読書感想-イメージ

また、泉鏡花さんにはかわいい(もの好きの)一面もあったようで、兎の収集家としても知られていたそう。

部屋には、手あぶり(火鉢)、状差し、文鎮、香水瓶、おもちゃ、
陶器、木彫り、土細工、紙細工、水晶、ガラス、などなど、至る所に目をくるくるさせた兎たちがかしこまっていたそうです(当ブログ記事に点在する兎画像の意味はここにあり!)。

さらに、カミナリが怖い、犬が怖い……、冒頭『文スト』の泉鏡花さんの話に戻ってしまうのですが、たしかに女性化するにぴったりのキャラクターに思われてしまいます(これまではただ筆名が女性っぽいからだけだと思っていたのですが)。

やはり文豪(天才)と呼ばれる人たちは、どこか普通の人とは違っていて、おもしろい。

普段僕は、あまり随筆やエッセイを読まないのですが、著者に興味を持って読んでみるとおもしろいなあ、と新たな発見をさせられた作品でした。

(これまでに読んだ文豪随筆の読書感想こちら)

読書感想まとめ

泉鏡花さんは湯どうふが好き。潔癖症。雷と犬が怖い。兎好き。
著者に興味を持って随筆・エッセイを読むことの楽しさ。

狐人的読書メモ

[まとめ買い] ご注文はうさぎですか?(芳文社コミックス)

『文スト』の泉鏡花さんも、文豪の泉鏡花さんも、かわいかった(笑)。ふと『ご注文はうさぎですか?』を思い出した。

 

・『湯どうふ/泉鏡花』の概要

初出不明。
泉鏡花さんは湯どうふが好き、潔癖症、かわいい?

・能と歌舞伎

歴史が古いのは能(1375年頃~)。
お面は能で、お化粧は歌舞伎。
エプロンステージは能、花道は歌舞伎。

以上、『湯どうふ/泉鏡花』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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