コンにちは。狐人 七十四夏木です。
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【140字の小説クイズ!元ネタのタイトルな~んだ?】
のまとめ。
その4。
文学作品の印象的な部分をピックアップ。
これで元ネタがわかれば凄い、という趣。
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元ネタの読書感想に飛びます!
61
お母さん、なんで食べたくなっちゃったの!?
お父さん、なんで盗んできちゃったの!?
プリンセス、なんでそれ言っちゃうの!?
王子様、若気の至りじゃすまないよ!?
そしてゴテル婆さん、あんたにゃなんもいえねぇ~…。
ビタミンA、C、カリウム、鉄分、葉酸などが豊富な野菜です。
元ネタのタイトルな~んだ?
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62
村民運動会のメインイベント『肥え担ぎ競争』です。肥えを担ぐ村長、組合長、校長の三人が横一線に並んでいる光景を見られるのはこの日だけ!ピストルの音とともにいま一斉にスタート!日頃から慣れている村長と組合長はさすがの足運び!校長も負けていません!さあ、デッドヒートを制するのは誰だ!
63ーA
「やーい、お前の県、1/3がMother Lake」
と滋賀県の人をあおっちゃダメ。
仲良くなるためのネタにしちゃダメ?
※Mother Lakeは神秘の湖。昔は三重県にあって、だんだん北に移動しているらしく、そのうち京都にいって、いずれは日本海と繋がってしまうらしい。
63-B
母なる湖、Mother Lake。
これを巡り人々は古くから争い続けてきた。
「調子に乗ると水を止めるぞ!」
「なにぃ、そんなことしたら疏水感謝金もう払わんぞ!」
ある時代、Mother Lakeの水が止められた。
その街は水没し、溢れた水は川となって隣の街に流れたという。
63-C
「やっと運転免許をゲットしたぜ!」
「よし、Mother Lakeをドライブで一周しようぜ!」
※Mother Lakeは淀川水系一級『河川』(「湖法」がない日本での管理上の名目)。一周約180km、車でおよそ5時間です。
64
とてもきれいな淡雪の精。掌にそっと包めばさすがに軽い。つぶらな闇の瞳が愛らしい。首をちょっと傾けて僕の顔を見てる。馴れてくると哭くようになるというけれど、いったいどんな声で哭いてくれるのだろう?菫ほどの小人が、黄金の鎚で、瑪瑙の石を敲く。ああ、握りつぶしてしまわぬように、そっと。
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65
その鏡は外の景色を映し出す。シャロット姫はこの鏡を通じてしか外の世界を見ることができない。ある日、鏡に一人の騎士の姿が映る。姫は思わず窓辺に駆け寄って外の世界を見てしまう。鏡は砕け、姫は床に倒れ伏す。湖の騎士ランスロットは、ある書籍では醜男とされているが、多くの女性を魅了した。
66
『貴様のお蔭で俺は下駄屋になったのだ!』
親に期待されるのは嬉しい?
それとも重い?
親に期待されないのは寂しい?
それとも気楽?
親の敷いたレールを進む、自分で決めた道を歩む。
いずれにせよ、自分の辿る将来の責任は、自分以外誰も取ってはくれない。しっかり考えて決めること。
67
あなたはケーキみたいな甘いことを言う。だからうっかり呑み込んでしまいそうになる。それは私がめちゃくちゃに甘いものに飢えているから。だけどあなたの手が私の頭を撫でてくれることはない。紙や画面の中から出てきて私を慰めてくれることはない。それで構わない。あなたを見ているだけで私は幸せ。
68
栗の木の幹に白いきのこが生えている。そこに猿が腰かけている。軍服を着て偉そうにしている。(ずいぶん小さな猿だな。僕の握り拳ほどの大きさもない。えらそうに……、やるか?)
教訓、人を見かけで判断すると痛い目にあう。意志によって戦闘力を抑えたり隠したり、能力の相性が勝負を左右する。
69
ある母親がいる。彼女は金持ちの男と結婚する。そこには男の前妻が産んだ男の子がいる。やがて彼女も女の子を産む。実の我が子に全財産をやりたいと考える。リンゴをあげる、箱の中から自分でとりなさい。バタン!箱の蓋に挟まれて男の子の頭が落ちる。お腹を痛めて産んだ子供の方がかわいいですか?
70
昨夜、鰻を釣りに行ったまま、夫が帰ってこない。子らを残し、女房は日暮れまで心当たりを探したが、夫は見つからず。女房が家に帰ると――
「おとっさんは帰らないけど鰻がいるよ」
「お見なちゃい」
「触っちゃいけないよ」
「触るとなくなりまちゅよ」
(生原稿のお値段なんと400万円)
71
悩める思考派の彼は「悟り」を求めて旅に出る。人間進化の究極形、相対性理論、快楽主義…、生とは?魂とは?長い旅路の果てに彼が開いた悟りとは?あの有名な物語の前日譚(注.「最も遊ぶ」方じゃない)。
(細田守監督の『バケモノの子』のエンドクレジットにも参考文献として挙げられています)
72
久々だ。いつも同じ本ばっかり読んで楽しい?よく笑われた。ページを捲る、覚えのない一枚のメモ。この字…
「7、14、14。…」
7ページ、14行目、14文字は『お』…
『お父さんごめんなさい』
些細なことで喧嘩したまま、突然の事故でこの世を去った、娘が残してくれた暗号だった。
元ネタのタイトルな~んだ?
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73
数年ぶりに会う幼なじみが食事を奢ってくれる。しかし店は汚いし、料理は貧相だ。こいつ、よくこんなものをうまそうに…。ハッとした。恥ずかしくなった。彼は家が貧しく、昼は働き、夜間学校に学んでいる。なけなしの金で心ばかりの馳走。なのにそれをまずそうに食う自分は彼の友達といえるだろうか?
74
ロートスの実を喰らい、ロートスイーターとならねば、人の身でベヒモスとは戦えぬ。しかして、ロートスの実を喰らい続ければ…、その者、やがて全てを忘却する。家族、友、恋人のことを…。なればこそ、ロートスイーターは、心強くあらねばならぬ。ロートスの実を喰らいし者、蒼穹に己が心を見よ!
75
同じ姿かたちをした双子なのに、家督も財産も全部兄貴のもの、だからやってやったんですよ、井戸の底に落としてやった、兄と弟が入れ代わっても誰も気づかない、妻の寝室に入ったってわかりゃしない、あの女、昔は俺の恋人だったくせに、でもね、見てるんですよ、鏡の中のやつれた顔の兄貴が俺を……。
76
クロは毎日力のない目で空ばかり見上げていた。動物園の檻の前には毎日いろんな子供が立った。クロはそこにあの懐かしい姿を探さずにはいられなかった。もう一度あの歌が聞きたい……、そのとき。
「クロ!」
呼ぶ声が、あの歌が聞こえる!
「ウォーンウォーン」
クロは嬉し泣きの叫びを上げた。
77
プラネタリウムを見に行って、きれいな星空を眺めながら、どのような文章表現を用いれば、このリアルさをひとに伝えることができるだろうか、考えを巡らせていた。すると、いびきの音が聞こえてきた。なるほど。あまりの美しさに、きっといまは真夜中なのだと、勘違いしてしまったに違いない。
78
その戦争は些細な口げんかから始まった。
「まん丸くてあまったる顔しやがって!」
「貴様など所詮はよそ者のくせに!」
両者の口論は他者をも巻き込み拡大していき、ついには外来種族と国内種族による全面戦争に発展した。この愚者どもに裁きの鉄槌を下すのは神か、あるいは――カミング・スーン。
79
私が新聞を読みにお医者の家に通うのは、じつはそこに来る若奥さんが目的だった。お医者の奥さん曰く、彼女の旦那は肺を悪くしていて『あれ』を固く禁じられていた。私が慰めてあげるのに。しかし。「今朝おゆるしが出たのよ」。美しい女性の姿に胸がいっぱいになった。あれはお医者の奥さんの差し金?
80
奴らを許さない。犬に嚙み千切られた子供。雉の嘴に刺された若者。猿に凌辱された娘……地獄が目に焼きついて離れない。そして僕自身も人質として連れていかれ、奴隷として何年もの間辛酸を舐め尽くしてきた。大人になってようやく故郷の島へ逃げ帰ることができた。この椰子の実の爆弾で必ず奴らを!
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