140字の小説クイズ!元ネタのタイトルな~んだ?まとめ28

狐人小説

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コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

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【140字の小説クイズ!元ネタのタイトルな~んだ?】
のまとめ。

その28。

文学作品の印象的な部分をピックアップ。
これで元ネタがわかれば凄い、という趣。
Twitterで配信中。

回答は、
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元ネタの読書感想に飛びます!

 

541

人の家の前で芸を披露する門付け。もはや門付けを聴いてくれる家は一軒もない。木之助は最後に楽しみにとっておいたご隠居の家に行ったが、ご隠居は去年亡くなったことを知らされる。とうとう木之助の胡弓を聴いてくれる者は一人もいなくなってしまった。

元ネタのタイトルな~んだ?
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542

私は草の中に倒れていたと思ったら、ツェラ高原に入り込み、歩いて行く。まっ白な湖に辿り着く。夜が明けるらしい。私は三人の天の子供らを見る。コウタン大寺の廃墟から発掘された壁画、そこに描かれていた三人である。私は三人の天の子供らとご来光を拝む。そこにはインドラの網がかかっている。

元ネタのタイトルな~んだ?
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543

電柱が寒い風にあたってピーピー泣いていた。
黒い雲が来て「何を泣いているの」と聞いた。
「寒いからさ。こちらへ来ないでくれ」
「おれは風につれられて来るのだから」
「おれは黒いものが大嫌いだ」
「それじゃこれはどうだ」
黒い雲は白い雪をチラチラ降らした。
電柱はだまってしまった。

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544

わがまま娘がいた。両親の言うことを全然聞かなかった。「トゥルーデおばさんの家には珍しいものがたくさんあるんだって!ちょっと見てくるから!」トゥルーデおばさんは娘を一本の薪に変えて、その薪を暖炉の火の中に放り込んだ。火のそばに座って温まりながら「どうだい。とても明るい光じゃないか」

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545

僕 (一人になる。)芥川龍之介! 芥川龍之介、お前の根をしっかりとおろせ。お前は風に吹かれている葦だ。空模様はいつ何時変るかも知れない。唯しっかり踏んばっていろ。それはお前自身の為だ。同時に又お前の子供たちの為だ。うぬ惚れるな。同時に卑屈にもなるな。これからお前はやり直すのだ。

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546

私の同郷の友達、汐田。彼には幼い頃からの恋人であるテツさんがいた。テツさんは貧しい家の娘だったので、汐田の家では二人の結婚に激しく反対していた。私も汐田も東京の大学に入って、三年目の冬、テツさんが汐田を追って東京へ逃げてきた。が、汐田はすでにテツさんに飽きていた。

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547

同じ状況にあった二人の人物。一人は生きて、一人は命を落とす。命の分水嶺となったのは、ほんのささいな思いつきだった。中学の物理の時間に聞いた話。「人間は四角い針金の檻に入れられて、檻に高圧電流が流されていても平然としていられる」。人間は常に高圧電流が通う檻の中にいるのだ。

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548

霧の深い険しい山谷を一人、渡って行く。
(これがお前の世界なのだよ、……)
向こうの木の下に二人の子供が立っている。
「サンタ、マグノリア、……」
「セント、マグノリア、……」
ふと平らなところに立つ。
険しい山谷があったからここは平らなんだ。
苦しい人生があって安らぎがある。

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549

食べ物がチョイチョイにゃくにゃる? 泥棒猫しても怒らにゃいで。だって飼われてあげてるじゃにゃい。愛情があれば飼ってもいい? 愛情? にゃにそれ、おいしいの? 広いなわばりで遊べて、食っちゃ寝できればこともにゃい。そんな妾で癒されにゃ。ごはんはA5ランク希望にゃ。ウィンウィンにゃ。

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550

神様が現れて名付け親になってくれると言う。男はそれを断る。「神様は金持ちに与え、貧乏人には何もくれない」。つぎは悪魔が名付け親に名乗り出る。男はそれも断る。「悪魔は人をだまし、道を踏み外させる」。そのつぎは死神だ。男は死神に名付け親を頼むことにする。「死神はみんなに平等だ」

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551

「尾生の信」の意味は「愚直」。夕暮れ時、尾生は橋の下で女を待っていた。夜中、尾生は満潮の水に溺れて命を落とした。尾生の魂は輪廻転生を繰り返して、現代の私に生まれ変わった。だから私は現代に生まれても何一つ意味のある仕事ができず、ただ来たるべき不可思議なものばかりを待っている。

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552

三年日本語勉強シタ。荒海越エテヤッテキタ。着物、チョンマゲ、刀、変装シタ。幕府ノ役人捕マチャタ。

一、上策 本国送還(これは難しく見えるが一番易しい)
二、中策 囚人として幽閉(これは簡単なようでじつは難しい)
三、下策 処刑(これは簡単なようで実際簡単)

幕府の選択は……

元ネタのタイトルな~んだ?
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553

「お父ちゃん、春ってどんなもの」
「春には花がさくのさ」
「お母ちゃん、花ってどんなもの」
「花ってね、きれいなものよ」
「ふウん」
けれど、坊やの鹿は、花をみたこともないので、花とはどんなものだか、春とはどんなものだか、よくわかりませんでした。ある日、坊やの鹿は……

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554

その夜、ポランの広場で夏まつりがあった。オーケストラの演奏が響く。キュステとファゼロが葡萄水を注文すると、山猫博士がそれを見て「まつりで酒を飲まない奴は興ざめだ」と歌にのせてディスる。ファゼロは「山猫博士は酒癖が悪い」とディスり返す。怒った山猫博士がファゼロに決闘を申し込む……。

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555

金魚鉢の金魚。を狙う猫。を憎む犬。をこらしめたい坊ちゃん。を罰してやろうとするお父さん。を心配して見てるお母さん。昼ドン!が響く。金魚は驚いて石の下へ。を狙う猫はがっかり。を憎む犬も退散。をこらしめたい坊ちゃんの空気銃ははずれ。を怖い顔のお父さんが笑う。を心配するお母さんはほっ。

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556

狐が助けてくれた。父親は愛する息子にまた会えて、喜んで狐に持っている鶏を全部やった。「だけどお父さんはどうして狐に鶏をあげたんだろう?狐はかわいそうな鶏を食べるのに」親指太郎は尋ねた。すると、母親がこう答えた。「まあ、バカね。お父さんは鶏よりも我が子のほうがずっとかわいいからよ」

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557

「夢だから、なお生きたいのです。あの夢のさめたように、この夢もさめる時が来るでしょう。その時が来るまでの間、私は真に生きたと云えるほど生きたいのです。あなたはそう思いませんか。」呂翁は顔をしかめたまま、然りとも否とも答えなかった。

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558

私達を見て楽しいか?私達も君達を見てて楽しいさ。人妻は亭主のおもちゃか亭主の支配者。学者は過去の天才に注釈をつけ、いまの天才をたしなめて飯を食ってるおかしなやつ。女優は舞台よりも素顔のほうが芝居が上手。地主は「自分も労働してる」と弁明ばかりして働いた気になってる。うっきっき。

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559

五人の侍が山道で猿を見つける。刀の試し斬りをしようとする。猿は病気にかかっている。侍たちは猿を連れて行く。猿は病気が治り、侍たちになつく。毎日毎日広い野原を行く。食べるものがない。猿を食べるしかない。お前が斬れ!お前がやれ!おい村だ!猿を斬らなくていいぞ!侍たちは目に涙をためた。

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560

空は黒い雲でいっぱいになった。雷が鳴り、風が吹きだし、雨が降る。「雨はざあざあ、ざっこざっこ、風はしゅうしゅう、しゅっこしゅっこ」。誰かが叫び、しゅっこは「おまえらか?」と聞くが、みんな「違う」と答える。ぼくも気味悪そうに川のほうを見る。けれどもぼくは、みんなが叫んだのだと思う。

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