インドラの網/宮沢賢治=神秘的で幻想的な心象風景的な。

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狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

インドラの網-宮沢賢治-イメージ

今回は『インドラの網/宮沢賢治』です。

文字5000字ほどの童話。
狐人的読書時間は約11分。

巨大な球状の網。その結び目に水晶の宝珠。一つの宝珠は他の宝珠を映す。無限に続く宇宙を表す。インドラの網に宇宙を思ったり、漫画やゲームのキャラを思ったりした狐人的読書感想。

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

私は疲労困憊して草の中に倒れていたと思ったら、ツェラ高原に入り込み、歩いて行く。やがてまっ白な湖に辿り着くと夜になっている。そして夜が明けるらしい。

ふと私は三人の天の子供らを見る。コウタン大寺の廃墟から発掘された壁画、そこに描かれていた三人である。私は三人の天の子供らと共にご来光を拝む。

そこにはインドラの網がかかっていた。

狐人的読書感想

ふむ。あらすじにするとそっけないですね。もうちょっと工夫が必要でした。とはいえ『インドラの網』は筋のない話です。心象風景が描かれた作品のようです。

ゆえに物語としてのおもしろみはあまりないかもしれませんが、幻想的、神秘的、きれいな描写は一読の価値があると思います。たとえば、こんな感じです。

『私は空を見ました。いまはすっかり青ぞらにかわったその天頂てんちょうから四方の青白い天末てんまつまでいちめんはられたインドラのスペクトルせいの網、その繊維せんい蜘蛛くものより細く、その組織そしき菌糸きんしより緻密ちみつに、透明とうめい清澄せいちょうで黄金でまた青く幾億いくおくたがい交錯こうさくし光ってふるえて燃えました。』

この引用部分はタイトルにもなっている『インドラの網』の描写です。

「インドラ」は、もともとはバラモン教やヒンドゥー教の神様の名前で、仏教に取り込まれて「帝釈天」になったそう。

日本ではゲーム(パズドラ、メガテン)や漫画(『NARUTO』の大筒木インドラ)などに取り込まれていて、そこそこ名の知れた神様って気がします。

「インドラの網」とは、このインドラの宮殿にかけられた「巨大な球状の網」を示しているそうです。結び目には美しい水晶の宝珠が縫い込まれていて、それら一つ一つに他の宝珠が映り込み、一つの宝珠に無限の宇宙が収まっています。

この「インドラの網」って宇宙のネットワーク、並行世界の連なる世界とか、無尽蔵に広がる宇宙とか、何か想像を絶する壮大なものを表しているみたいで、不思議な感じがしますよね。

そんなわけで、なんか不思議な感じがした、今回の狐人的読書感想でした。

読書感想まとめ

神秘的で幻想的な心象風景的な。

狐人的読書メモ

・全くの余談だが「インドラ」という名前のインド料理店がけっこうある。

・『インドラの網/宮沢賢治』の概要

宮沢賢治の西域童話の一つ。発掘された壁画の話は『雁の童子』にもあった。「インドラの網」は華厳経の世界を集約的に表す比喩である。大乗仏教の宇宙観。

以上、『インドラの網/宮沢賢治』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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