ポランの広場/宮沢賢治=ラップバトル、一騎打ち、巌流島の戦い。

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狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

ポランの広場-宮沢賢治-イメージ

今回は『ポランの広場/宮沢賢治』です。

文字4500字ほどの戯曲。
狐人的読書時間は約15分。

ファゼロと山猫博士はラップバトルでディスり合い、決闘することに。決闘は世界各地で行われていた。女性同士の決闘。三国志の一騎打ちはフィクションが多い。巌流島の戦いもまたしかり?

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

その夜、ポランの広場では夏まつりが行われていた。オーケストラの演奏の中、山猫博士は気持ちよく酒を飲んでいた。

博物局十六等官のキュステとファリーズ小学校生徒のファゼロがやってくる。キュステは「山猫博士は山で山猫を釣ってアメリカに売っている」とファゼロに教える。

キュステとファゼロが葡萄水を注文すると、山猫博士がそれを見て「まつりで酒を飲まない奴は興ざめだ」と歌にのせてディスる。ファゼロは「山猫博士は酒癖が悪い」とディスり返す。

怒った山猫博士がファゼロに決闘を申し込む。ファゼロが勝利する。山猫博士はポランの広場を退散する。まつりは続く……。

狐人的読書感想

決闘が描かれている作品?

ファゼロと山猫博士が決闘しますが、その前に、歌にのっけた罵り合いをしていて、ラップバトル(MCバトル)を彷彿とさせるんですよね。ラップバトルも決闘といえば決闘といえるのかもしれませんね。

決闘は世界各国で行われていました。現在では多くの先進国で法的に禁止されています。ヨーロッパの決闘は白手袋を投げる申し込み方法が印象的です。じつは女性同士の決闘もけっこうあったみたいで驚きます。

中国では『三国志』などでの一騎打ちをイメージしますが、史実で一騎打ちが行われた例は極めて少ないのだとか。まあ、大将同士が戦ってそれでいいんなら、最初から戦争する意味が薄れますしね。

日本でも戦国期の一騎打ちがありますが、決闘となると武蔵と小次郎の「巌流島の戦い」が連想されます。調べてみると、世に知られている「巌流島の戦い」って、吉川英治さんの小説『宮本武蔵』の影響が強いらしく、事実はかなり違ったのでは……? という説がいくつかあって、おもしろいです。

・武蔵は遅刻しなかった

武蔵は決闘に遅刻し、イライラした小次郎が刀を抜いて鞘を捨てたのを見て、「小次郎、敗れたり!」(勝つつもりなら鞘を捨てるはずがない!)と一喝した――というお話は、まさにフィクションなんだそうです。

・小次郎は武蔵の弟子たちにボコられた

1対1の約束のはずが、武蔵は弟子たちをこっそり島へ連れて行き、気絶した小次郎をその弟子たちが袋叩きにした、という記録があるんだとか。気絶した時点で負けって気もしますが、その後弟子たちが袋叩きって……(いわずもがな)。しかも歴史家の人たちにとっては、これが信ぴょう性のある話だといわれています。

・小次郎おじいちゃんだった説

佐々木小次郎は謎の多い人物だそうで、生まれた年とかもわかっていないとか。でも、道場入門時の年齢を推測して計算すると、「巌流島の戦い」のときには60とか70くらいのおじいちゃんだったのでは? といわれていて、とても興味深い話です。

・小次郎そもそも存在しない説

元も子もありませんね。武蔵の『五輪書』に小次郎のことが書かれていない、というのがその由来となっているみたいです。

ラップバトルから巌流島まで、決闘に興味を持った、今回の狐人的読書感想でした。

読書感想まとめ

ラップバトル、一騎打ち、巌流島の戦い。

狐人的読書メモ

・決闘は申し込んだだけでも罪になる。「決闘だ!」って気軽に言っちゃいけない言葉だったんだ……。

・『ポランの広場/宮沢賢治』の概要。

初出不明。『ポラーノの広場』の一部をベースに書かれた戯曲と推定される。決闘はよくないことだが、小説の題材としてはおもしろい。

以上、『ポランの広場/宮沢賢治』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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