狐人的あいさつ
コンにちは。狐人 七十四夏木です。
読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?
そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。
今回は『天のからさお/グリム童話』です。
文字数800字ほどのグリム童話。
狐人的読書時間は約3分。
農夫が落とした一粒の菜種が、天まで届く木に成長。農夫は天使の様子を見にいくことに。天では天使たちがからさおを使っていて……からさおって何? からさおがあれば誰も疑わない。
未読の方はこの機会にぜひご一読ください。
狐人的あらすじ
昔、ある農夫は、雄牛が大きくなったので、肉屋に売ることにした。そのとき、一緒に菜種も取引した。家へ帰った農夫は、約束の菜種を背負って肉屋に向かったが、途中で一粒落としてしまった。
肉屋で取引を終えた農夫は帰り道、落とした菜種が木に育ち、天まで届いているのを見て、天使の様子を見にいくことにした。農夫が木を登っていくと、天使たちはからさおでからす麦を打っていた。
それを農夫が見物していると、下の方で誰かが木を切り倒した。農夫はからす麦で縄を作り、からさおを掴んで地上におりた。おりたところはほら穴だった。農夫はからさおを使って上にあがった。
農夫は天使のからさおを見せたので、誰もこの話を疑うことはできなかった。
狐人的読書感想
「からさおって何?」ってなりましたね。脱穀に使う農具のひとつで、長い竹棹の先端に、回転するよう短い棒を取りつけ、むしろの上に広げた穀物を短い棒でたたき、脱穀するのだそうです。
このからさおを発展させて、打撃武器のフレイルが作られたのだとか。あと沖縄のヌンチャクの元もからさおなのだとか。ひとつ、ものを知ることができました。
お話の意味は、正直よくわかりませんでしたね。信じてもらうためには証拠が大事だということなのでしょうか? きっと天のからさおが大事なんだと無理矢理納得した、今回の狐人的読書感想でした。
読書感想まとめ
証拠が大事、たぶん。
狐人的読書メモ
・『天のからさお/グリム童話』の概要
KHM112。原題:『Der Dreschflegel vom Himmel』。
以上、『天のからさお/グリム童話』の狐人的な読書メモと感想でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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