鳥をとるやなぎ/宮沢賢治=不思議な冒険が人を大人にする童話。

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狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

鳥をとるやなぎ-宮沢賢治-イメージ

今回は『鳥をとるやなぎ/宮沢賢治』です。

文字数4800字ほどの童話。
狐人的読書時間は約13分。

エレキの柳? なにそれスゲー! 子どもたちは冒険に出かける。自然の中でわくわくしたりがっかりしたりして子どもは大人になっていくが、こんな体験は現代では難しくなっている?

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

小学四年生のとき、慶次郎が「煙山にエレキの柳がある」と言い出す。なんでも馬引きから聞いた話らしく、煙山の野原に鳥を吸い込む柳の木があるという。

「放課後見に行こう!」

ということで、私と慶次郎は煙山の野原に出る。

川原に柳の木が並んでいた。百匹ほどの百舌がいっぺんに飛び立ち、一本の柳の木に落ち込んでいった。まるで磁石に吸い込まれたように見えた。

鳥は本当に吸い込まれて消えてしまったのだろうか?

慶次郎が石を拾って柳の木に投げつけると、その木から百舌がいっせいに飛び立って向こうの柳に落ちていった。二人はエレキの柳がなかったことを知り、がっかりして家に帰った。

――しかし、私はいまでも柳の木に鳥を吸い込む力があるように思えて仕方ない。

狐人的読書感想

エレキの柳ってなんかいいですね。一本の木にじつはたくさんの鳥がとまっていていっせいに飛び立ち、また磁石で引きつけられるみたいに別の木に落ちていく――といった情景はなんとなく想像しやすかったです。

ということは、どこかでそのような光景を見たことがあるのだと思うのですが、どこで見たのか思い出せません。『鳥をとるやなぎ』のような経験や思いをしていれば、たしかに印象深い思い出になりそうな情景なんですけどね……。

柳といえばなんだか不気味なイメージがあります。枝垂れる柳の葉が風に揺れる様子がそんな感じなんですかね。「柳の下には幽霊が出る」なんて話もあったように思います。

百舌といえば「はやにえ(捕らえた獲物を木の枝などに突き刺す)」をする鳥ですよね。はやにえって理由がよくわかっていないらしくて、それもなんだか不気味ですね。

しかしこの作品で書かれている「百舌」は「ムクドリ」のことを示しているのだそうです。昔の秋田地方ではムクドリのことを「もず」と呼んでいたんだそうです。

ムクドリは、昔は農作物をダメにする虫を食べてくれる益鳥だったらしいですが、最近では数が増え過ぎてしまい、植物を食い荒らしたり、騒音や糞害をもたらす害鳥になってしまっているようです。

「鳥をとるやなぎ」があったらムクドリ被害にあっている地域では重宝されそうな気がしてしまいます。

……子どもはウソみたいな話でも信じて、「冒険の旅!」とか言って実際に探しに行ったりするわけですが、そこでそんなものはないことを知って大人になっていくんでしょうね。

僕はもはや子どもの心を完全に失くしてしまったように思った、今回の狐人的読書感想でした。

読書感想まとめ

不思議な冒険が人を大人にする童話。

狐人的読書メモ

・子供が不思議な体験を求めて自然と遊ぶような体験は現代では難しいかもしれない。

・『鳥をとるやなぎ/宮沢賢治』の概要

短編童話。村童スケッチ。慶次郎シリーズ。不思議を追い求めた子供時代の話。

以上、『鳥をとるやなぎ/宮沢賢治』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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