チュウリップの幻術/宮沢賢治=人は幻想を共有できるということ。

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狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

チュウリップの幻術-宮沢賢治-イメージ

今回は『チュウリップの幻術/宮沢賢治』です。

文字数7500字ほどの童話。
狐人的読書時間は約15分。

チューリップにはトリップするようなヤバい幻覚作用が……? 何かを見たときの感じ方は人それぞれだけど、芸術や音楽に触れたときに共有するイメージもある。幻想を共有せよ。

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

ある農園を洋傘直しが訪れる。剪定ばさみなどを研ぐ仕事がないか、尋ねにきたのだった。農園の世話をする園丁が主人に確認して仕事を依頼する。ついでに自分の西洋カミソリも研いでもらう。仕事が終わり、代金を支払う際に西洋カミソリの分はおまけすると洋傘直しが言う。ではお礼に自分の育てているチューリップを見ていかないかと園丁が誘う。そして洋傘直しと園丁は、チューリップの幻術にかかったような不思議な幻想を目の当たりにする。

狐人的読書感想

チューリップにはトリップするような幻覚作用が……? と思いましたが、幻想のような自然の美しさを謳った童話のようですね。

チューリップは、いまでは珍しいとまではいえない花になっていますが、たしかに不思議な魅力のある花だという気がします。

昔、珍しい品種のチューリップが高値で取引されて「チューリップ・バブル」があった、なんて話もあります。

宮沢賢治さんの童話にはたまにチューリップが出てきますが、やはり何か惹かれるものがあったのかもしれません。

洋傘直しと園丁は、ともにチューリップの光の酒(空気)に酔い、まったく同じ幻想を見ているようですが、かなり珍しい現象ですよね。

「人間はみんな同じ景色を見ているのだろうか?」というのは、確かめようのない疑問だと感じます。

ある事象を眺めて、同様のイメージを感得したというのは、洋傘直しと園丁の感性が近かったということなんですかね。

同じチューリップを見ても、同じ芸術を見ても、同じ音楽を聴いても、人々の抱くイメージは違うんじゃないかなと思います。

また一方で、共通するイメージというのもあって、そこがまた不思議な感じがするんですよね。

誰かと同じ幻想を共有できるというのは、とてもすばらしい体験なのではないかなと思いました。

同じ幻覚を共有してたら、ちょっとヤバい気もしますが……。

『チュウリップの幻術』を見たような、今回の狐人的読書感想でした。

読書感想まとめ

人は幻想を共有できるということ。

狐人的読書メモ

・洋傘直しは、便利屋・万屋・なんでも屋みたいな、雑事を代行するサービス業者のことっぽい。

・鬱金香(うこんこう、うっこんこう)はチューリップの和名とのこと。香りがウコンに似ていることから名づけられたそう。

・『チュウリップの幻術/宮沢賢治』の概要

生前未発表作。1922年(大正12年)ごろ執筆か? 自然の美しさが謳われた童話。

以上、『チュウリップの幻術/宮沢賢治』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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