ナンセンス/夢野久作=人はなぜグロが好き?

シェアよろしくお願いします。

狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

ナンセンス-夢野久作-イメージ

今回は『ナンセンス/夢野久作』です。

文字2000字ほどのエッセイ。
狐人的読書時間は約7分。

グロい漫画やアニメ好き?なんで好きなんだろ?嫌いなんだろ?って考えたことある?人の生存行動には快楽が付随する。人は300万年中299万年狩猟生活をしてた。他者の血や苦痛は……

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

「探偵趣味」とか「猟奇趣味」とか、人はどうしてこういったものに惹かれてしまうんだろう? という夢野久作のエッセイ。

狐人的読書感想

こういうことって、僕も考えたことがあるので、興味を惹かれました。

「なぜ人はグロいのが好きなんだろう?」ということなのですが。

最近知ったことの一つに「人の感情は狩猟本能からきている」という考え方があって、それが人の「グロ好き」にもかかわっている気がしました。

人類発祥からおよそ300万年、そのうち299万年は狩猟採集生活を送っていて、狩猟は人間の本能として脳に刻み込まれています。

食事とかもそうですが、生きるための行為には快楽が付随するわけであって、獲物を狩り、その血や苦しむ姿を見るのは、脳が快楽物質を分泌するトリガーになっていて、それが人間の攻撃性であったり残忍性に通じています。

身も蓋もない言い方をすると「見ると気持ちよくなれるからグロいものが好き」ってことになってしまうんですが、だけど「見ると気持ち悪くなるからグロいものが嫌い」ってことも言えますよね。

これは自己防衛的な本能が生み出す忌避感であって、「自分や自分の家族がグロいものになりたくない」から嫌ったり避けたりする感情が湧いてくるんじゃないかと考えます。

人は「安全で自分に害が及ばない」とわかっていればグロいのがより気持ちよく感じられて、「必ずしも安全ではなく自分にも害が及ぶかもしれない」と不安になればグロいのがより気持ち悪く感じられて、そのバランスが「好き嫌いの境界」になっているように思えてきます。

ただ、戦争中とか、混乱したり辛い状況にあるからこそ「楽になりたい、気持ちよくなりたい」と求めてしまい、攻撃性や残忍性がむき出しになってしまうこともありますよね。

反対に、平和で発達した社会では、人は殴り合いをして血を見ることもなく、また、動物を自分の手にかけなくても簡単にパック肉とかがスーパーで買えるわけで、攻撃性や残忍性を充足する手段がないというのも欲求不満を引き起こして、「人にグロいものを求めさせる」ってことも言えそうです。

グロい漫画やアニメや映画が流行ったりしますが、リアリティがあればあるほど人の攻撃性や残忍性を刺激し、しかし逆に忌避感を強く引き起こすことにもつながります。

また、リアリティがなければ「自分に害が及ぶかも……」と想像する余地も少なく、「安全にグロいもので気持ちよく」なれるわけで……「ウケるグロ」と「ウケないグロ」、このあたりのバランスも、社会情勢とかによって変化しそうで……なかなか狙って作るのは難しいところなんですかねぇ……育ってきた環境だとか攻撃性・残忍性の強弱とかも個人差大きそうですし……。

近来も、こういう趣味、流行ってる? そんな趣味を流行らせている人たちはそんな趣味をちゃんと理解しながら読んだり書いたりしてる?

いろいろ理屈をつけてみたけど、やっぱりわからないまま夢中になっているのかなあ、パアパアパア――と思った、今回の狐人的読書感想でした。

読書感想まとめ

人はなぜグロが好き?

狐人的読書メモ

・「猟奇趣味」を中心に書いたが、「探偵趣味」についても興味深い。つまりは好奇心ということについて。猫とか動物にも好奇心があるように見られる行動がある。あるいは好奇心も狩猟本能(あるいは他の本能)からきている感情のように思える。本能から感情がきているということ。

・『ナンセンス/夢野久作』の概要

1929年(昭和4年)『猟奇』にて初出。夢野久作のエッセイ。「探偵趣味」「猟奇趣味」における矛盾した心理現象について。多くの矛盾とは、すなわちバランスの問題であるという気が、ふとした。

以上、『ナンセンス/夢野久作』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

(▼こちらもぜひぜひお願いします!▼)
【140字の小説クイズ!元ネタのタイトルな~んだ?】

トップページ

※オリジナル小説は、【狐人小説】へ。
※日々のつれづれは、【狐人日記】へ。
※ネット小説雑学等、【狐人雑学】へ。
※おすすめの小説の、【読書感想】へ。
※4択クイズ回答は、【4択回答】へ。

シェアよろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です