小説仲間におすすめ!『水滸伝』(北方水滸)歴史SLGのような小説

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このところポケモンGOの話題でもちきりですね。

今知りましたが本日ついに日本も配信スタート!?
(なんだかえらいタイミングでブログを更新してしまったのです)
(普段以上に誰にも記事を読んでもらえないのでは……)
(しかし公開してしまったものはしょうがないのです……)
(気を取り直していくのです!)

みなさんはゲームをするのがお好きでしょうか?

僕はひとがゲームをするのを見るのが好きでした。

最近は実況プレイ動画なるものもあるようですが。

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。
(「『狐人』の由来」と「初めまして」のご挨拶はこちら⇒狐人日記 その1 「皆もすなるブログといふものを…」&「『狐人』の由来」

というわけで、
記事タイトルに歴史SLGと謳ったので、
ゲームの話題からとか思ったのですが、
導入部分を完全に失敗したような……。

気を取り直していきたいと思います!
(直さないんだ!?という暴挙!!)

というわけで(パート2)、
今回は、
北方謙三さんの『水滸伝』
について書いてみたいと思います。

北方謙三さんの『水滸伝』は、
ファンからは『北方水滸』や、
『北方大水滸伝』などとも呼ばれている、
超大作なのです。

『北方水滸』は、
著者の北方謙三さんが、
5年10か月の歳月をかけて執筆され、
単行本・文庫本ともに、
本編全19巻と別冊1巻の構成となっています。

『北方大水滸伝』シリーズといえば、
『水滸伝』『楊令伝』『岳飛伝』
の三部作からなる超々々大作。

『水滸伝』は、
この三部作の第一作になります。

では簡単なあらすじを。
(簡単には語れない物語なのですが……)

時代は12世紀初頭、
舞台は北宋末期の中国。

この時代の中国は、
皇帝のむだ遣い、
官僚たちの腐敗が横行し、
困窮に喘ぐ人民の間では、
怨嗟の声が広がっていました。

そこで、
そんな腐敗しきった政府の打倒を志し、
108人(百八星)の英傑が集います。

彼らが拠ったその場所から、
梁山泊と呼ばれるようになる反乱軍は、
ある者は地位を捨てて、
ある者は愛する者を失い、
世を正すため、
替天行道(天に替わって道を行い、帝に忠義を尽くす)の旗を掲げ、
圧倒的な官軍に戦いを挑みます!

『三国志演義』『西遊記』『金瓶梅』そして『水滸伝』

上記は、
中国四大奇書といわれる長編小説。

そして、
『水滸伝』は、
中国で明の時代に書かれた伝記歴史小説なのです。

この中国四大奇書のひとつである『水滸伝』をベースに、
オリジナルな要素をふんだんに盛り込んだ歴史小説が、
『北方水滸』

逆に、
原作の設定を取り入れたオリジナル作品、
といっても決して言い過ぎにはならない小説なのです。

北方謙三さんは全共闘世代、
そのときの経験や心情が反映された革命戦記でもあり、
戦記好きにもきっとたまらない小説だと思います。

なぜ、
完全に失敗した導入部分を書き直さなかったかというと、
(決して言い訳ではないのです!)
ゲームをするのを見るのが好き、
という部分を用いたかったから。

すなわち、
僕は『北方水滸』を読んで、

「これを書いた人が歴史SLGをプレイするのを見てみたい」

と思ったのです。

たとえば、
コーエーテクモゲームス(旧コーエー)さんの、
『三国志』シリーズや『信長の野望』シリーズ。

絶対におもしろいプレイをするんじゃないかなあ、
と思わされるような練り込まれた設定が、
『北方水滸』には随所に見られます。

いくつか例を挙げてみましょう。

原典では、
梁山泊の活動資金は、
城郭などからの略奪品が主でしたが、
『北方水滸』では、
塩の道という塩の密売ルートを作り上げて、
軍資金を調達します。

この設定から派生して、
政府と梁山泊の戦いは、
単純な戦のみならずに、
情報戦や経済戦の様相をも呈してきます。

さらに、
原典は伝記歴史小説と書きましたが、
『北方水滸』では伝記の部分が排されて、
現実的な設定に変えられている部分があります。

原典では「妖術使い」とされている公孫勝は、
『北方水滸』では致死軍という「特殊部隊の隊長」、
という設定に変わっています。

同じく、
原典では序盤に登場し、
以降不自然に、
まったく姿を見せなくなってしまった、
元禁軍師範の王進は、
子午山に隠棲し、
梁山泊に参加する英傑たちに武術を教える師匠として、
たびたび登場することになります。
(訓練所で育てたキャラクターが実際の戦闘で活躍するようなこの設定は、とてもシミュレーションゲーム的だと狐人的には思ったのです)

こうしたオリジナル設定を付与した登場人物のほかに、
『北方水滸』完全オリジナルキャラクターも登場します。

その最たるものは、
間違いなく、
「楊令」です。

『北方大水滸伝』シリーズ第二作『楊令伝』において、
まさにその名を冠する主役中の主役!

『北方水滸』において、
楊令は賊徒の蛮行により、
両親を目の前で亡くして、
その心の傷から言葉を発することができなくなってしまいます。

しかし、
偶然にもその場に居合わせることとなった、
梁山泊百八星のひとり楊志に拾われ、
その養子となりますが、
新しい親となった楊子と済仁美から受ける愛によって、
再び言葉を取り戻すことができますが、
官軍側の特殊部隊・青蓮寺の襲撃により、
今度も両親と言葉を失ってしまうのです。

その後梁山泊の漢たちとふれあい、
子午山の王進のもとに預けられ、
心に深い傷を抱えながらも、
苛烈な修行を自らに課し、
強く強く成長します。

ひょっとすると、
見解が分かれるところかもしれませんが、
僕の考えでは、
楊令は、
『北方大水滸伝』シリーズ中、
最強の漢になります。

知と武と人格、
すべてを備えた最強の武人!

僕は、
楊令の成長していく姿が楽しみ楽しみで、
『北方水滸』を読み進めていたといっても、
決して過言ではないのです!

思えば、
『北方大水滸伝』シリーズには、
敵味方を含めて、
本当にたくさんの人物たちが登場しますが、
心底嫌になるキャラクターというのが存在しません。

誰もが、
己の人生、
正義、
信念、
志を胸に闘っている。

それぞれの生き様は、
それぞれに熱く、
こちらも思わず熱くさせられてしまう!

北方謙三さんの『水滸伝』は、
そんな熱い熱い、
漢たちの生き様が、
これでもかと描かれている、
そんな作品なのです。

まさに、
熱い夏にぴったりの作品!

小説家になろう・エブリスタ・カクヨム・アルファポリスなど、
ネット小説投稿サイトで小説を書くみなさんも、
『北方水滸』の緻密で徹底的に練り込まれた設定の数々は、
必ず自作執筆の上での参考になります。

ぜひ、
ご一読いただきたい小説なのです!

冒頭でも触れたように、
本編だけでも全19巻!

手を伸ばすにはちょっと……

と思われるかもしれませんが、

それをちょっと待った!

北方謙三さんの作品は、
むだな修飾語はほとんど使われておらず、
シンプルで読みやすく、
まさに漢の中の漢の小説!

すらすら読めるし、
読み始めたらとまりません!

熱いなつやすみのある小説仲間には、
ぜひぜひ挑戦してみてほしいのです!

ぜひご一読あれ!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それでは今日はこの辺で。

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