めんどりの死んだ話/グリム童話=究極のバッドエンドグリム童話?

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狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

めんどりの死んだ話-グリム童話-イメージ

今回は『めんどりの死んだ話/グリム童話』です。

文字数1500字ほどのグリム童話。
狐人的読書時間は約4分。

約束を破る。それは小さな悪行だったが、やがて大きな災いとなり、自分の身のみならず、周りの人たちをも滅ぼしていくことになる…。究極のバッドエンドグリム童話。

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

昔、めんどりとおんどりが一緒にクルミの山に行き、「どちらが先にクルミの実を見つけてもふたりで分けようね」と約束したが、めんどりは先に大きなクルミを見つけてひとりで食べてしまい、実が大きすぎたので、のどに詰まらせてしまったのだった。

「おんどり、お願いだから、急いで走って、水を汲んできてちょうだい」

おんどりは急いで泉まで走り、水をくれるように頼んだが、泉は「先に花嫁のところへ行って、赤い絹をもらってきてください」と言った。

おんどりは花嫁のところまで走り、赤い絹をくれるように頼んだが、花嫁は「その前に、柳にかかっている私の花の冠をもってきて」と言った。

おんどりは柳にかかっている花の冠をとり、それを花嫁にわたして赤い絹と交換してもらい、さらに赤い絹を泉にわたしてようやく水を手に入れてめんどりのところへ戻ったが、めんどりはすでに息を引きとったあとだった。

おんどりは悲しみ、動物たちがやってきてこれを悼んだ。六匹のねずみが小さな車を作り、めんどりを墓に運ぶことになった。ねずみが車を引き、おんどりは御者になった。途中頼まれて、狐、狼、熊、鹿、ライオンを車に乗せた。

やがて小川に着き、「どうやってここを渡ろうか」とおんどりが言った。すると小川の岸に転がっていたわらが「僕が向こう岸まで横になるので、その上を渡ればいいよ」と提案した。しかし六匹のねずみがわらの橋を通ろうとしたとき、わらはすべって水に落ち、六匹のねずみたちも一緒に落ちて溺れてしまった。

つぎに炭がやってきて、自分が橋になると言ってくれたが、川の水がかかってジュッっと消えてしまった。それを見ていた石が、自分が橋になろうと言ってくれたので、今度はおんどりが車を引いてなんとか向こう岸に渡ることができた。

まずはめんどりを車から降ろし、それから動物たちを引き寄せようとしたが、そのとき石が重みに耐えられず、みんな川に落ちて溺れてしまった。おんどりは墓を作ってめんどりを葬った。しかし悲しみに暮れたおんどりもとうとう亡くなってしまった。こうしてみんないなくなってしまった。

狐人的読書感想

結局みんないなくなってしまうという、究極のバッドエンドでしたね。めんどりが約束をやぶってひとりでクルミを食べたために、このような悪いことが起こったのだとも言えそうな気がしますが、しかしそこまで因果関係を見出してよいのかどうか……、悩ましいところです。

とはいえ、世界が滅ぶような大きな出来事も、さかのぼってみれば案外小さなことから始まっているのかもしれませんね。小さな雪玉が雪山を転がり落ちていくうちに巨大な雪玉となって麓の人を圧し潰してしまったのだった……、みたいな?

悪いことをしたらそれがやがて大きな災いとなって報い、それは自分の身だけではなくて周りの人たちにも及ぶのかもしれないかと思えば、どんな小さなことだって悪いことはできないな、なんて思ったりします。

反対に、小さな善いことをすれば、それはやがて大きな善いこととして、自分や自分の周りの人たちに返ってくるのかと思えば、善いことはやっぱりしておいたほうがよいのだと思えてきます。

しかし悪いことをしても善い結果が返ってきたり、善いことをしても悪い結果がもたらされることもあるんだろうなあ、なんてことも思ったりした、今回の狐人的読書感想でした。

読書感想まとめ

究極のバッドエンドグリム童話?

狐人的読書メモ

・『めんどりの死んだ話/グリム童話』の概要

KHM80。原題:『Von dem Tode des Hühnchens』。

以上、『めんどりの死んだ話/グリム童話』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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