狐人的あいさつ
コンにちは。狐人 七十四夏木です。
読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?
そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。
今回は『シュヴァーベンの七人男/グリム童話』です。
文字数2500字ほどのグリム童話。
狐人的読書時間は約7分。
7人のシュヴァーベン人が、偉大なことをしようと冒険の旅に出る。7人の冒険の結末とは? カン違いで自分や他人を傷つけてしまうことがある。常に冷静でありたいと願う。
未読の方はこの機会にぜひご一読ください。
狐人的あらすじ
昔、7人のシュヴァーベン人の男が、冒険をして偉大なことをしようと決心した。安全のために1本の長い槍を7人全員でつかんだ。
7月のある日、一行はスズメバチに出くわし、先頭のシュルツは敵が攻めてきたとカン違いして、あわてて逃げ出した。垣根を飛び越えたシュルツは、干し草作りのあと置きっぱなしになっていた熊手の上に飛びおりて、取っ手が顔に跳ね返り、したたかにぶん殴られた。シュルツをはじめ、みんな口々に「降参だ!」と叫んだが、やがて敵の襲撃はカン違いであったことに気づき、このことは黙っていようと決めて、7人はまた旅を続けるのだった。
7人が先へ進むと、今度は1匹のウサギと出くわした。7人はウサギを竜と思い込み、槍で攻撃しようとしたが、ウサギが逃げていくのを見て、またもやカン違いであったことに気づく。
やがて川のほとりに着いた7人は、対岸の男に川の渡り方を尋ねる。そこには橋がなかったからだ。対岸の男はシュヴァーベンの方言がわからず、「ヴァト(なんだ)」と聞き返したが、先頭のシュツルは「ヴァーテ(歩いて渡れ)」とカン違いして川の中へ入っていった。シュツルは泥に足をとられ、深い川底に沈んでいったが、そのときカエルが「ヴァト」と鳴いたので、他の6人はシュツルが呼んだのだとカン違いして、みんなでいっせいに川へ飛び込んだ。
こうしてシュヴァーベン同盟軍は誰一人故郷に帰ることはできなかった。
狐人的読書感想
ブラックジョークなんですかね? カン違いは恐いってお話なのかもしれませんが。
カン違いはままあることで、それ自体悪いことだとは思いませんが、結果的にカン違いで自分や他人を傷つけてしまうのは、恐ろしいことだと感じます。
カン違いしないためには冷静さが必要なのだと考えますが、とっさのときほど冷静さを保つのがむずかしいです。
常に冷静でありたいと思った、今回の狐人的読書感想でした。
読書感想まとめ
常に冷静でありたい。
狐人的読書メモ
・『シュヴァーベンの七人男/グリム童話』の概要
KHM119。原題:『Die sieben Schwaben』。
以上、『シュヴァーベンの七人男/グリム童話』の狐人的な読書メモと感想でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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