いばらの中のユダヤ人/グリム童話=自分の目で見て考える。

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狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

いばらの中のユダヤ人-グリム童話-イメージ

今回は『いばらの中のユダヤ人/グリム童話』です。

文字数4500字ほどのグリム童話。
狐人的読書時間は約10分。

物語が人々の偏見を助長する装置になることもあるかも。報道に踊らされて差別をしてしまうこともあるかも。差別をしない、自分の目で見て考えたい。

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

昔、働き者の下男がいた。ケチな主人は3年間働いた下男に銅貨3枚しか与えなかった。下男はお金についてよくわかっていなかったので、それで満足して旅に出た。

下男は旅の途中で小人に出会った。小人は「銅貨3枚をくれないか」と頼み、下男は快くそれを渡した。小人は「お礼に3つの願いを叶えてあげる」と言い、下男は望みとしてつぎのものを願った。

・どんな鳥でも撃ち落とせる鉄砲
・聞くと踊りがやめられなくなるバイオリン
・頼みごとを断れないようにする力

下男が小人と別れて旅を続けていると、やぎひげをはやしたユダヤ人に出会った。ユダヤ人は木の上の小鳥をほしがっていたので、下男は鉄砲で小鳥を撃ってユダヤ人に渡した。ユダヤ人が小鳥を取ろうとしたとき、下男はバイオリンを弾き始めた。ユダヤ人は踊りがやめられず、財布とひきかえにバイオリンをやめてほしいと下男に頼んだ。下男は財布を受け取って先に進んだ。

ユダヤ人は「下男にひどい目にあわされて、財布を盗られた」と町の裁判官へ訴えた。町の裁判官は下男を捕えさせて、しばり首の刑を言い渡した。下男は「最後にバイオリンを弾かせてほしい」と頼んだ。ユダヤ人は激しく反対したが、裁判官は下男の最後の頼みとして聞き入れた。

バイオリンの音を聞くと、裁判官、ユダヤ人、町の人たちが踊りをやめられなくなった。しばらくして下男はバイオリンを弾くのをやめて、「本当のことを言わないとまたバイオリンを弾くぞ」とユダヤ人に言った。ユダヤ人は下男にあげた財布が盗んだものであることを白状した。裁判官はユダヤ人をしばり首の刑に処した。

狐人的読書感想

この童話は、ユダヤ人が差別的な目を向けられていた、ということが書かれているらしいです。

悪いことをして罰せられるのは仕方がないことだと思いますが、それを特定の人種のしわざとして物語にすることで、物語が人々の偏見を助長する装置になってしまうのだとしたら、なんだか怖いように感じました。

ニュースなどでも犯罪やスキャンダルを悪事として報道して、それがとても悪いことのように語られたり批判されたりしますが、あまりよく知らずにその風潮に流されてよいものか、ときどき迷うことがあったりもします。

差別をしないようになりたいし、ちゃんと自分の目で見て考えて判断できる人になりたいと願いますが、それがなかなか難しいように思ってしまう、今回の狐人的読書感想でした。

読書感想まとめ

自分の目で見て考える。

狐人的読書メモ

・『いばらの中のユダヤ人/グリム童話』の概要

KHM110。原題:『Der Jude im Dorn』。

以上、『いばらの中のユダヤ人/グリム童話』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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