黄金の子供たち/グリム童話=みんな幸せなのが一番ですね。

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狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

黄金の子供たち-グリム童話-イメージ

今回は『黄金の子供たち/グリム童話』です。

文字数4500字ほどのグリム童話。
狐人的読書時間は約10分。

不思議な金の魚。食べると黄金の子供たちが生まれてくる。黄金の子供たちはやがて旅立ち、それぞれの道を進むことに……。みんな幸せになる冒険グリム童話(金の魚を除く)。

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

昔、貧しい夫婦がいた。ほったて小屋しか持たず、魚をとって暮らしていた。ある日、男は金の魚を網でとった。金の魚は言った。

「私をまた水に戻してくれたら、あなたのほったて小屋をお城に変えてあげます。戸棚からはすばらしいごちそうが、ほしいだけ出てくるでしょう。ただし、誰にもこのことを話してはいけません。話したらすべて元通りになってしまうから」

男が魚を水に戻して家に帰ると、ほったて小屋は立派な城に変わっていて、おかみさんはきれいな服を着て喜んでいた。戸棚の食べ物を食べ終わると、おかみさんは、なぜほったて小屋が城に変わったのかを知りたがった。男ははじめ何も言わなかった。しかしおかみさんの質問攻めにあってついに秘密を話してしまう。城はほったて小屋に戻ってしまった。

男はまた金の魚を捕まえた。金の魚は男に再び同じチャンスを与えたが、結局は前回と同じ流れ、同じ結果となってしまう。三度、男が金の魚を捕まえると、金の魚はもはや運命と覚悟して、つぎのようなことを言った。

「私を6つに切り、2つはおかみさんに、2つは馬に、2つは地面に埋めてください。そうすれば、きっと幸運が訪れるでしょう」

男が言われたとおりにすると、地面からは2本の金のゆりが生え、馬は2匹の金の子馬を産み、そしておかみさんは2人の金の子供を産んだ。子供たちは大きくなると、金の馬に乗って世の中に出て行きたいと父親に話した。父親はとても心配した。

「心配しないでください、お父さん。この2本の金のゆりを見れば、ぼくらの様子がわかります。ゆりがみずみずしいならぼくたちは元気だし、しおれていたら病気で、倒れたら命をなくしたことがわかるでしょう」

そう言って2人は出かけていった。しかしある料理屋に寄ったとき、人々が金でできた2人を笑った。兄は恥ずかしくなって父親のもとへ帰ることにした。が、弟だけはめげずに旅を続けた。

金の子の弟は森に入ろうとしたが、人々は「森にはたくさんの強盗がいて大変危険だ」と忠告してくれた。弟は熊の皮を自分と馬にかぶせて先を進んでいった。強盗たちは熊の皮をかぶった金の子を貧乏人だと思い、見逃した。

金の子の弟は村へたどり着いた。そこにはとても美しい娘がいて、2人は恋に落ち、結婚することになった。結婚式のあとに娘の父親が帰ってきて、熊の皮をかぶった金の子を見てひどく腹を立てた。父親は寝込みを襲おうとしたが、熊の皮を脱いだ金の子を見て思いを改めた。怒りを抑えてよかったと思った。

金の子の弟は鹿を狩る夢を見て、翌朝狩りに出かけていった。花嫁は妙な胸騒ぎがして不安になった。金の子が森に入ると、夢で見たとおりのすばらしい鹿を見つけた。一日中追いかけたが、結局鹿は見つからず、魔女の住む家にたどり着いた。金の子は魔女に「鹿を見ませんでしたか?」と尋ねたが、子犬が出てきて吠えたので「撃ってしまうぞ!」と脅した。それを怒った魔女は金の子を魔法で石に変えてしまった。

金の子の兄は、弟の金のゆりがしおれたのを見て、弟の窮地を悟った。兄は金の馬に乗り、弟を救うため旅に出る。ようやく魔女の森にたどり着いた兄は、遠くから魔女を狙い、「弟を元に戻せ!」と叫んだ。魔女はやむを得ず、石を元の金の子に戻した。2人は再会を喜び合い、1人は花嫁のところへ、もう1人は父親のもとへとそれぞれ帰っていった。

父親は「金のゆりを見てお前が弟を救ったのがわかったよ」と帰ってきた息子に声をかけた。それからみんな幸せに暮らした。

狐人的読書感想

金の魚すごいですね。

冒頭が似た話に『漁師とおかみ』(KHM19)というグリム童話があって、おかみさんのひらめへの信頼が異様に篤くて、それがなんか笑えて結構好きなのですが、思い出してしまいました。

黄金の子供たちの冒険譚でしたが、2人が村の人々に笑われて、兄は冒険を断念して家に帰り、弟は先へ進んだところが、なんだか印象に残りました。人に笑われると、たしかに心が折れるんですよね……(兄目線)。めげずに旅を続けた弟はすごいな、と思います。

この系統の物語で誰も不幸にならないのは、なんとなく珍しく感じました。強盗も魔女もひどい目に遭わずに済みましたしね

。みんなが幸せに暮らせるのがやっぱり1番だと思った、今回の狐人的読書感想でした。

読書感想まとめ

みんな幸せなのが一番ですね。

狐人的読書メモ

・……しかし金の魚は不幸だったかもしれない。

・『黄金の子供たち/グリム童話』の概要

KHM85。原題:『Die Goldkinder』。

以上、『黄金の子供たち/グリム童話』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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