まなづるとダァリヤ/宮沢賢治=努力しない女は幸せになれない?

狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

まなづるとダァリヤ-宮沢賢治-イメージ

今回は『まなづるとダァリヤ/宮沢賢治』です。

文字数3000字ほどの短編小説。
狐人的読書時間は約7分。

赤のダリアは自己顕示欲が強く、黄のダリアはただの取り巻き、白のダリアはつつましい。どのダリアがいいんだろう?美しくなろうと努力しないダリアは幸せになれない?

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

くだもの畑の丘に、二本の黄色いダリアと一本の赤いダリアがいて、少し離れた向こうの沼に、一本の白いダリアがいた。赤いダリアは花の女王様になろうと思っていた。赤いダリアは日増しに赤くなり、黄色いダリアはその美をほめたたえたが、空を飛ぶまなづるはいつも白いダリアに挨拶に行った。美しさのピークが過ぎると、赤いダリアには黒いぶちができ、人間にぽきりと折られて連れて行かれてしまった。

狐人的読書感想

赤、黄、白、それぞれのダリアは、女性の三つの性格を表しているように感じられますね。

赤……美しく、自己顕示欲が強い。
黄……取り巻きタイプ。
白……つつましく、マイペース。

つつましい女性が男性には好まれる、といった寓話なのかと思いましたが、しかし自己顕示欲が強いのは必ずしも悪いことではないような気もします。

「美しくなってイイ男をゲットしよう!」と努力しない女は幸せになれない、みたいなことを誰かが言っていたように思います(誰だ?)。

しかし、つつましかろうが自己顕示欲が強かろうが、イイ女はモテるって気がするんですよね。ここでいうところのイイ女っていうのは、美人だっていうことなのですが……。

結局のところ、男も女も見た目がよければモテるっていう話なんでしょうかね、これは?

そういう見た目の話じゃなくて、きっと心のありようの話なんだとは思うのだけれども、やっぱり見た目の話だと思ってしまう、今回の狐人的読書感想でした。

読書感想まとめ

努力しない女は幸せになれない?

狐人的読書メモ

・まなづるは渡り鳥の真鶴。

・『まなづるとダァリヤ/宮沢賢治』の概要

生前未発表。

以上、『まなづるとダァリヤ/宮沢賢治』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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