小説読書感想『炎立つ』ファイアーエムブレム 聖戦の系譜

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前回の『北方水滸』の記事を公開したとき、
(⇒小説仲間におすすめ!『水滸伝』(北方水滸)歴史SLGのような小説
Twitterで「読書感想」の記事に初めてリプをもらえて、
楽しくお話しもできたので、
それがとてもうれしくて、
調子に乗って歴史小説第二弾!
と相成ったわけなのです。

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。
(「『狐人』の由来」と「初めまして」のご挨拶はこちら⇒狐人日記 その1 「皆もすなるブログといふものを…」&「『狐人』の由来」

というわけで、
今回は、
高橋克彦さんの、
『炎立つ』
について書いてみたいと思うのです。

『炎立つ』は、
ミステリー作家としても著名な作家・高橋克彦さんが、
1992年~1994年まで執筆された長編歴史小説。

平安時代の後期(1051年~1062年)、
陸奥国(東北地方)で起こった前九年の役、

その後奥羽の実質的支配者となった清原氏の消滅と、
奥州藤原氏が台頭するきっかけとなった後三年の役、

そして、
奥州藤原氏の隆盛と、
その滅亡までを描いた作品。

上述のように、
1~3巻までが前九年の役、
4巻が後三年の役、
5巻が奥州藤原氏の隆盛と滅亡、
と大きく分ければ三部構成となっているのです。

1993年~1994年にかけて、
NHK大河ドラマとしても放送されました。

では簡単なあらすじを。

第一部の主人公は、
奥州藤原氏の祖となる藤原経清。

このとき、
本来名門の家柄であるはずの藤原家でしたが、
経清の先代が起こした不祥事のせいで、
都から遠く離れた奥州の地に、
土着することを強いられています。

経清は朝廷のありように失望し、
奥州の豪族・阿部氏に共感を抱き、
阿部一族の女性・結有と深く愛し合うようになり、
やがては自らの意思で朝廷との戦に臨みますが、
あえなく敗れ非業の死を遂げることに。

第二部の主人公は、
経清の忘れ形見である清衡。

経清の処刑後、
本来であれば敵将の妻子として、
母子ともに抹殺されてもおかしくはありませんでしたが、
母である結有が敵である清原家に再嫁することで、
ようよう生き延び、
家督を巡る異父弟との争い、
仇である清原氏討伐を経て、
亡き父の果たせなかった夢、
奥州独立を実現します。

第三部の主人公は、
奥州藤原氏の四代目・藤原泰衡。

あれから隆盛を極めていた奥州藤原氏、
しかし時代は源頼朝を盟主とする東国武家政権樹立へ、
そんな時代の流れのなかで仲違いする頼朝と義経の兄弟、
義経は迷惑になるとわかりつつもよしみある奥州藤原氏を頼り、
鎌倉との戦を避けるべく泰衡が奔走するも  

僕が一番印象に残っているのは、
じつは主人公のいずれでもなく、
第一部では藤原経清の妻であり、
第二部では藤原清衡の母である、
阿部一族の女・結有。

結有は経清を深く愛して結ばれ、
しかしその夫を死に追いやった、
敵方の清原家に再嫁します。

経清の後を追って自害してもおかしくない状況の中、
一度はそれを考えながらも、
愛する夫の復讐のため、
腹の中の子を守るため、
一族からは裏切り者と見なされても、
悲壮な決意を胸に憎い敵方の男に嫁ぎます。

愛しい夫の復讐、
子を守る母の愛。

そのために、
好きでもないどころか、
憎い仇に身を委ねねばならなかった結有の人生、
その壮絶で凄絶な決意は、
僕の想像を遥かに超えて、
言語に絶するものがあります。

いったいそこにはどれほどの思いが。

もし自分だったら。

考えさせられてしまうのです!

結有こそが、
『炎立つ』の影の主人公である、
と狐人的には思うのです。

それでは、
最後になりましたが、
ひょっとしたら、
ずっと気になっていたかたがいらっしゃるかもしれない、
(実際どうなのでしょうか?)
記事タイトルにもある
『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』

『炎立つ』
に結びつけてお話ししたいと思うのです。

とはいったものの、
じつはそれほど大した話ではないのですが。

『ファイアーエムブレム』
といえば、
インテリジェントシステムズさんの開発した、
いまポケモンGOが空前のブームとなっている、
任天堂さんのシミュレーションロールプレイングゲーム。

SRPGといえば
『ファイアーエムブレム』
といっても決して過言ではないでしょう。

「白夜王国」と「暗夜王国」

いま一番新しいシリーズは、
『ファイアーエムブレムif』
ということになるでしょうか。

『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』は、
シリーズ4作品目にあたる作品。

スーパーファミコン用のソフトとして発売されました。

スーパーファミコンって……、
いま現役で活躍しているお家はあるのでしょうか?
(もしあればぜひ見てみたいのです)

しかし、
Wii Uでだってプレイできる!
(バーチャルコンソール)

たぶん現代は、
ゲーム的には、
格段に便利な時代なのです。

そして、
今後もこの進化は、
留まるところを知らないのです。

ポケモンGOが象徴するように!
(ただポケモンGOと言いたいだけ)

長くなってすみません。

『炎立つ』

『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』
は、
ストーリーの類似性が指摘されている、
という話なのです。

『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』は、
たしかに親子二代にわたるストーリーで、
主人公とヒロインの立ち位置や境遇、
(経清とシグルド、結有とディアドラ、清衡とセリス)
登場人物たちの関係性など、
いわれてみれば、
似ている展開が存在するようにも思えます。
(聖戦の系譜、思えばドロドロの展開なのでした……)

『炎立つ』のほうが先発なので、
『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』に、
パクリ疑惑があったようなのですが、
狐人的には盗作とまで言えるレベルではなく、
どちらもすばらしい作品だと思ったのです。

そんなわけで、
もしよかったら、
『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』
ぜひプレイしてほしいのです!

………………

違いました。
(まあ違わなくもないのですが)

やり直します。

では改めまして。

コンコホン。

そんなわけで、
もしよかったら、
『炎立つ』
ぜひ読んでみてほしいのです!

炎立つ 弐 燃える北天 (講談社文庫)
炎立つ 参 空への炎 (講談社文庫)
炎立つ 四 冥き稲妻 (講談社文庫)
炎立つ 伍 光彩楽土 (講談社文庫)

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それでは今日はこの辺で。

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