狐人的あいさつ
コンにちは。狐人 七十四夏木です。
読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?
そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。
今回は『蛇の話/グリム童話』です。
文字数1000字ほどのグリム童話。
狐人的読書時間は約3分。
蛇の命を奪うとよくないことが起こる、というのは日本でもよく聞く話。蛇が宝物を授けてくれるというのは、あまり聞いたことがなかった話。最後はよくわからなかった話。
未読の方はこの機会にぜひご一読ください。
狐人的あらすじ
第一話
昔、小さな子供が母親からパンの入ったミルクをもらい、中庭で蛇と一緒に食べていた。蛇はそのお礼に光る石、真珠、金のおもちゃなどの宝物を子供のために持ってきた。小さな子どもと蛇はなかよしだった。
ある日、子供が蛇の頭をスプーンでやさしくたたきながら、「パンも食べるんだよ、おチビちゃん」と話しかけていた。すると台所にいた母親がそれを見て、薪で蛇をたたきつぶしてしまった。
以来、子供は次第にやせおとろえていき、やがて亡くなった。
第二話
みなしごの女の子が町の塀に座って糸を紡いでいると、下の方の穴から蛇が出てくるのが見えた。女の子がそばに青い絹のハンカチを広げると、蛇はその上に這ってきて引きかえし、小さな金糸の冠を持って戻ってきて、その冠を青いハンカチの上に乗せてまた引き返していった。女の子は小さな金糸の冠を取った。つぎに蛇が戻ってきたとき、ハンカチの上に冠がなかったので悲しくなった。そして蛇は塀に頭を打ちつけて、息絶えた。もし女の子が冠をあったところに置いておけば、きっと蛇は穴からもっと宝を持ってきただろう。
第三話
「フーフー」と蛇が鳴いた。
「出ておいで」と子供が言った。蛇は出てきた。
「赤靴下ちゃんを見なかった?」と子供は妹のことを尋ねた。
「いいえ、見なかったわ」と蛇は言った。
「私も見なかったわ」と子供は言った。
「じゃあ、僕は君と同じだね。フーフー」と蛇は言った。
狐人的読書感想
蛇の命を奪ってはいけません、というようなお話なんでしょうかね? そんなようなことを聞いたことがあるような気がします。蛇の祟り、みたいな。
蛇が宝物を持ってきてくれるみたいな話はあまり知りませんでした。蛇は神様だったり、神様の使いだったりする話もあるので、そんなこともあるのかもしれませんね。
蛇といえば気持ち悪い印象がありますが、ペットにする人もいたりと好みが分かれる気がします。
蛇を大切にするのは難しいけれども、命を奪うことはしないようにしたいと思った、今回の狐人的読書感想でした。
読書感想まとめ
蛇の命を奪ってはいけない?
狐人的読書メモ
・『蛇の話/グリム童話』の概要
KHM105。原題:『Märchen von der Unke』。
以上、『蛇の話/グリム童話』の狐人的な読書メモと感想でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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