命の水/グリム童話=負の感情をコントロールするのは難しい。

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狐人的あいさつ

コンにちは。狐人コジン 七十四夏木ナナトシナツキです。

読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?

そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。

命の水-グリム童話-イメージ

今回は『命の水/グリム童話』です。

文字数5000字ほどのグリム童話。
狐人的読書時間は約11分。

末子成功譚。傲慢な兄たちは小人の助力を得られずに、弟を陥れようとして身を滅ぼしてしまいます。傲慢にならないためにはいろんな感情をコントロールしなければならず、それが難しいです。

未読の方はこの機会にぜひご一読ください。

狐人的あらすじ

王様が重い病にかかり、三人の王子が庭で悲しんでいると、一人のおじいさんが現れて、「命の水を飲めば王様は元気になるでしょう」と教えてくれた。

さっそく一番上の王子が王様の許しを得て命の水を探しに出かけた。これで王様に気に入られて国を継がせてもらおうと考えたのだ。彼は途中で小人に出会い、「どこへ行くの?」と尋ねられたが、いばって相手にもせず行ってしまった。小人はこれに腹を立て、一番上の王子が山に挟まれ動けないようにしてしまった。

つぎに二番目の王子が命の水の探索に出かけた。二番目の王子もやはり王様に気に入られようとしていた。途中で小人に出会うが、兄と同じように傲慢な態度を取り、山に閉じ込められてしまった。

いよいよ三番目の王子の番だった。彼は小人に出会うと丁寧に旅の経緯を説明した。小人は彼の態度が気に入り、命の水の場所と取り方を教えてくれた。

「この鉄のむちとふたつのパンを持ち、魔法のかかった城へ行くんだ。むちで3回叩けば扉は開く。中には2頭のライオンがいるから、パンを与えておとなしくさせること。十二時までに中庭に湧き出る命の水を汲んで戻ること。もしも十二時までに戻らなければ一生そこに閉じ込められてしまうよ、気をつけて」

王子は小人に言われたとおり進んだ。城には魔法にかけられた王子がいたので、その指から指輪を抜いてやった。そして、そばにあった何でも打ち負かせる剣と食べてもなくならないパンを拾った。

先の部屋には美しい王女がいた。王女は魔法を解いてくれたのを喜んで、一年後に王子と結婚する約束をした。王女に教えられ、王子は命の水の湧き出る場所を知ったが、疲れ果てて寝室で眠り込んでしまった。起きると十一時四十五分で、王子はぎりぎり命の水を手に入れて城を出るが、かかとを少しだけそぎとられてしまった。

命の水を手に入れた王子は、小人のいる場所に戻った。兄たちのことが気にかかり尋ねてみると、小人が山に閉じ込めたという。王子は小人に謝罪し、二人の兄たちを助けてほしいと願った。小人は二人の兄たちは邪な心を持っているから気をつけるように王子に助言し、二人の兄たちを解放した。王子は兄たちとの再会を喜び、自分の冒険をすべて語って聞かせた。

帰途、三人は飢饉と戦争に悩まされている国を訪れた。第三の王子は剣とパンを使ってその国を助け、さらに同様の国をあと二つ救って、海を渡るための船に乗り込んだ。そこで二人の兄たちは弟の手柄を横取りしようと画策した。弟が眠っているすきに命の水を海の水とすり替えたのだ。

生まれた国に帰った王子は王様に命の水を飲ませるが、それは海の水にすり替わっていたため、王様の病気は悪化してしまった。その後、二人の兄たちは本物の命の水を飲ませて王様の病を治し、弟は毒をもったとウソをついた。王様はそのウソを信じ込み、第三の王子を猟師に打たせて始末しようとしたが、猟師は服を取り替えて第三の王子を国外に逃がした。

しばらくすると王様のもとに第三の王子が救った国からたくさんのお礼の品が届いた。王様は、王子に罪はなかったのではないか、と考えるようになり、処刑してしまったことを後悔した。そこで猟師は彼がまだ生きていることを告げた。王様は喜んで、息子に帰ってきてほしい旨を国中に知らせた。

王子に救われた王女は、城の前に金の道をつくり、「この道の真ん中を歩いてきた者だけ城の中へ入れなさい」と家来たちに命じていた。一年が経ったころ、王女と結婚しようと企んでいた一番上の王子が城へ向けて旅立ったが、金の道の真ん中を通るのはもったいないと考えてわきを通り、家来たちに止められた。二番目の王子も同じ轍を踏んでしまった。

三番目の王子は愛しい王女のことしか考えていなかったので、金の道が見えず、真ん中を通って進んだ。王女は王子を出迎えて結婚式を挙げた。王女から王様の知らせを聞いた王子は喜んで生まれた国に帰り、兄たちの謀略についてすべてを打ち明けた。王様は兄たちを処罰しようとしたが、兄たちは船に乗って逃げ出し二度と戻らなかった。

狐人的読書感想

グリム童話ではおなじみの末子成功譚ですね。

傲慢な兄たちは小人の助力を得られずクエストに失敗し、誠実な弟を陥れようとして身を滅ぼしてしまいます。

傲慢にならないようにしたいとは常に思っているのですが、気がつけば何かをひとに自慢したいとか、誰かにほめられたいとか願ってしまうのです。

それがイコールで悪いことだとは言えないかもしれませんが、そういう気持ちが傲慢さにつながっているのだとも思うんですよね。

嫉妬しない、傲慢にならない。

人間の負の感情をコントロールするのは難しい、と思った、今回の狐人的読書感想でした。

読書感想まとめ

負の感情をコントロールするのは難しい。

狐人的読書メモ

・『命の水/グリム童話』の概要

KHM97。原題:『Das Wasser des Lebens』。

以上、『命の水/グリム童話』の狐人的な読書メモと感想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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