狐人的あいさつ
コンにちは。狐人 七十四夏木です。
読書していて、
「ちょっと気になったこと」
ありませんか?
そんな感じの狐人的な読書メモと感想を綴ります。
今回は『台川/宮沢賢治』です。
文字数10000字ほどの短編小説。
狐人的読書時間は約23分。
生徒が黙ってると先生もさびしいんですね。どうすればうまく伝えられるかいつも考えながら説明してくれてるんですね。教師だってひとりの人間だということは、けっこう忘れがちになります。
未読の方はこの機会にぜひご一読ください。
狐人的あらすじ
農学校の先生をしている主人公が、フィールドワークで生徒たちを台川の上流にある釜淵の滝まで引率する。台川は岩手県花巻市西郊外の山麓にある谷川だ。台川をさかのぼる途中、主人公は川床の地層や岩石について説明する。生徒一人ひとりに気を配り、どのようなものをどのように説明しようかと考えたりしている、ひとりの先生が描かれているのがなんとも印象的な作品。
狐人的読書感想
台川と釜淵の滝ですか。ネットでいくつか写真を見ましたが、自然豊かでよさげな感じのところですね。
本作は宮沢賢治さんが花巻農学校の教師をしていた時代、そのときの経験を書いたものとされていますが、ひとりの先生が描かれているところが印象的でした。
『わかるだろうさ。けれどもみんな黙って歩いている。これがいつでもこうなんだ。さびしいんだ。けれども何でもないんだ。』
一生懸命説明してるのに生徒から反応がないと先生でもこういうふうに思うんだなあ、ということは、教えられているときにはなかなか意識できないことのように感じましたね。
『菅木がいるな。いつものようにじっとひとの目を見つめている。』
生徒一人ひとりをしっかりと見ているこういう描写もけっこうあって、宮沢賢治さんはいい先生っぽい気がしましたね。
なんとなく先生といえば授業や人に教えることになれていて、機械的な説明をしているイメージを持っていたのですが、案外そんな先生でも頭の中では「どうやって話せば生徒たちによく伝わるのか……」常に考えたりしながら話をしているのかなあ、みたいな。
普段の授業とかでも先生の見方がちょっと変わるように思った、今回の狐人的読書感想でした。
読書感想まとめ
先生でも生徒が黙ってたりするとさびしいんですね。
狐人的読書メモ
・教師もひとりの人間だということは、けっこう忘れがちになっていたりする。
・『台川/宮沢賢治』の概要
初出不明。宮沢賢治が花巻農学校勤務時代(1921年―大正10年―から1926年―大正15年―)に書かれた作品とされている。著者の教師時代、自然や生徒に向けた愛情が感じられる作品である。
以上、『台川/宮沢賢治』の狐人的な読書メモと感想でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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