基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :ナムコ
- 発売日 :1990年12月14日
ゲーム概要
『ワギャンランド2』は1990年12月14日にナムコより発売のファミコン・アクションゲーム――『ワギャンランド』といえばファミっ子はならば当時みんな遊んだヒット作だが、そのキャラクターが元々は「エレメカ」というゲーセンやデパートのゲームコーナーに設置されていた「アミューズメント遊具機械」だったのを知っていた人は、どのくらいいたんだろーね?
このゲームの最大の特徴となるのは「アクションパート」と「ミニゲーム(ボス戦)」とに分かれていること! 「しりとり」や「神経衰弱」といったミニゲームでボス戦を行うこの仕様は、当時のアクションゲームに見られない斬新なシステムだった。続編となる本作はさらに「数さがし」「音神経衰弱」「パネルじゃんけん」といった3種類のボス戦用ミニゲームが追加されている。さらに、前作にはなかったパワーアップアイテムも実装され、「順当に進化した内容」と評価できる。
ストーリーは、島の要たる大木が病気のようだ……ということで、その病気を治す方法を聞きに、ワギャンの息子ワギャン二世が木の故郷へ旅立つ! ――っていう、「おまんさん二世じゃったきに!?」という(私的に)今更ながら衝撃の新事実! いや、普通に説明書に書いてあるんだが、当時は説明書とかあんまし読まなかったからなぁ(あ、今もか!)。ちなみに次作からは主人公がまたワギャンに戻るそう――なので、本作はシリーズ中でも「二世を操作できる唯一の作品」とのことで貴重な!(いや、見た目全然変わらないんだが……)。あと、今回のストーリーは見た目通りほのぼのした感じで一安心だったこともなんとなーく覚えてる(前作はワギャンの兄や仲間たちがドクターデビルにコロされているという――見た目にそぐわぬヘビィな展開だったかんね!)
ストーリー
ドクターデビルとの戦いから数年、ワギャン達は平和に暮していました。ところが最近、島の大木に元気がありません。どうやら病気のようです。この木は島の水と緑の源、このままではたいへん!
そこで、木のふるさとへ行き、大木の病気を治す方法を聞くことになりました。島の未来を救うため、ワギャンの息子ワギャン二世が今旅立ちます!!
取扱説明書より
れとげ部!での評価
神げ!:
ここが神げ!
単体としては面白い! シリーズとしてはう~ん……
さて、本作は上でも述べたように、全体的な強化・拡張がなされたメジャーバージョンアップといえる内容だ。基本は前作をそのまま踏襲しており、前作同様に楽しめる仕上がり。しかしながら、これを逆に言ってしまえば「目新しさがない」。確かに新しいミニゲームが追加されてはいるものの、いずれもパネルを使う似たようなしくみで、結局は既存の「しりとり」や「神経衰弱」の方が面白かったように私は感じたな(前作を知っているとマンネリ感は否めないというか……)。しかしながら、単体作品として見るならば、文句なく面白い! 難易度も控えめで、まさに子供がやるにはうってつけのアクションゲーム。――シリーズ作品として見るか、単体作品として見るかで、評価が大きく変わってくるレトロゲームだと私は思っているよ。
コメント! (レトゲで一言!)
新ミニゲームが追加されたシリーズ第2作。やっぱり、「しりとり」が一番楽しいのは私だけ?