ザ・ブルーマリーン

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:釣りシミュレーション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :ホット・ビィ
  • 発売日 :1991年12月27日

ゲーム概要

『ザ・ブルーマリーン』は1991年12月27日にホット・ビィより発売のファミコン・釣りシミュレーションゲーム。同じく同社がリリースした釣りゲームの元祖的存在である『ザ・ブラックバス』シリーズの流れを汲む一本。タイトルは「クロカジキ」の英語呼びで、「クロカジキなのに何でブルーなん?」思うかもしれないけど、「クロカジキは死ぬ直前に体色が鮮やかな青に、死後には黒くなる」ことからそれぞれ名前が付いたんだって。ちなみに2000年発売のPS版はタイトルが『ザ・ブルーマーリン』と表記されており、一部界隈にて「マリーンとマーリンどっちが正しいのか!?」論争が勃発!(――したらしい)。結論としては「marlin; マーリン, カジキ」「marine; マリーン, 海」だからね、「マーリンが正解っぽい」とのことで一応の決着はついたんだとか――日本語でも英語でも発音の微妙な違いって難しい……(特に母国語以外はなかなか聞き分けられない!)

さて、ちょっと話が逸れてしまったけれど、このゲームは「カジキ釣り」の大会で大物を釣り上げ優勝を目指す。舞台はマイアミ・ハワイと本格的。男たちが格闘するブルーマーリンは500kgを超えることもあるという大魚で、釣り好き芸能人として知られたあの松方弘樹さんでさえ18歳で初挑戦したときには失敗に終わったという――まさしく海の強敵! 本作も基本的にはそんな大型魚との激しい戦いがメインとなる。十字キーとボタンで状況に応じた操作を求められ、なかなかの臨場感が楽しめる。ファイト中の演出やイベントも見どころとなっており、まれにサメに食われたりする驚きの展開も!? 釣り上げがほぼ確定する「胃袋が出る」ところとかはちょっとグロい……(胃の内容物を外に吐き出すために行うらしい)。軽量のときツノが地面に突き刺さっているお茶目な場面もあるよ。

れとげ部!での評価

隠神げ!

ここが隠神げ!

知る人ぞ知るファミコン屈指の神BGM

これはマニアの間では割と言われている有名な話みたい。カジキ釣りはスポーツフィッシングの中でもシビアな競技だが、本作は舞台となるマイアミ・ハワイをイメージさせるような「南国的なのんびりとした気分」にさせてくれる。その秘訣が「良質なラテンサウンド」だ。『ザ・ブルーマリーン』はファミコンサウンドのマニアたちから「良BGM揃い!」との評判が高い。裏技「セレクトボタン+スタートボタンを押しながらリセット」で「サウンドテスト」を使えば、すべてを聴くことできる辺り――開発サイドもこれら音楽に自信を持っていたことが窺える。タイトル曲は、朝焼けのビーチを思わせるワクワク感がGOOD! 本編では、跳ねたリズムが心地よい爽快な曲、魚との死闘のときに流れる曲は渋いながらも、気分を盛り上げてくれる。エンディング曲は、サンバ調のAパート・哀愁漂うBパート・拍子木の音が心に響くCパート――とリズムに変化があり、壮大にフィナーレを飾る名曲だ。機会があれば是非とも聴いてみてほしい。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    状況に応じた操作を求められ、なかなかの臨場感が楽しめる。「知る人ぞ知るファミコン屈指の神BGM」がマニアの間で知られているんだって。

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