基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :カプコン
- 発売日 :1992年12月4日
ゲーム概要
あの頃は、ロックマンも大忙しだったな。シリーズ5作目となる『ロックマン5 ブルースの罠!?』は、前作からわずか2ヶ月後の事件が描かれている。『3』から登場して、要所でピンチを救ってくれた(たまに攻撃もしてくれた)ブルースが、突如軍団を引き連れて街を破壊!? さらにライト博士を拉致していくという衝撃の展開からスタートする!
本作の発売時期となる1992年といえばスーファミへの移行がだいぶ進んでいたよね。大手メーカーの人気タイトルも挙って新天地へ向かっていた中、なぜかロックマンだけはパスワードバックアップというオールドスタイルを維持したまま、ファミコンタイトルとして発売されたな。何かこだわりみたいなものを感じるところではあるんだけれど、一体どんなこだわりだったのかは知る由もないのだった……。結局、ロックマンは『6』までファミコンで出たんだっけ。でもたしかに、ロックマンはファミコン時代が一番輝いていたよね!
さて、ゲーム内容について。アクションは前作をほぼ踏襲している。攻撃ボタン長押しで放てるチャージショットが「スーパーロックバスター」と名前を変えて、この改良が目立っていたな。チャージ中にダメージを受けるとチャージし直しとなってしまうが、本作は前作よりも溜めの時間が短縮され、当たり判定も大きくなっているため使いやすい! その他の変更点としては、ラッシュコイルの2段ジャンプ化(「ニューラッシュコイル」)とラッシュマリンの廃止といったところになるかな。新要素としては、武器とライフの両方のエネルギーを全回復するM缶!(M缶のMはミステリーのMだったという学び――マックスのMかと思っていたよ!)。最初の8ステージに存在するアルファベットプレートを集めると解禁されるサポートメカ・(幸せの)青い鳥型ロボット・ビートの登場も新規要素として挙げられる!
シリーズも5作目までくると、安定して面白い! ――のは、さすがはカプコンさんですね! 本作はシリーズ中でも大幅に難易度が緩和されていて、「初めて遊ぶべきロックマン」に推す声も多い。しかし逆に言えば、これがクリアできないと他のシリーズ作品はクリア不可能ともなるわけで、アクション苦手な私としてはプレイするのにちょっとドキドキなナンバーでもあったな! ……そして、これを悪く評するならば「マンネリ感は否めず」。正直、本ブログ記事を書き始めるまで「もう『5』までくると書くことないかなぁ……」などと思っていたんだけれど――。いやいや、まだまだ知らないことがあるのはさすが名作シリーズですね! そんなこんな続きは下でね!
ストーリー
時はAD20XX年。
Dr.ワイリーとの戦いに明け暮れるロックマンも、前回の戦いから2ヶ月経ち、しばしの休息をとっていた。
「博士、ブルースはいったい何者なのですか?」
ロックマンはライト博士に疑問に思っていた事を聞いてみた。
「うむ…。」しかし、ライト博士から明確な答えはなかった。
そこへDr.コサックから、ロックマンの新しいサポートロボット“ビート”が完成したとの連絡が入った。
さっそくロックマンはDr.コサックの研究所へ出かけた。
ロックマンがDr.コサックのリビングでカリンカと話をしていると、突然ライト博士からのTV電話がかかってきた。
「はっきり確認は出来んが、ブルースが謎のロボット軍を率いて都市を攻撃しているらしいんじゃ!!」
「そんな!?」急いで引き返して来たロックマンの見たものは、ライト博士をさらっていくブルースの姿だった。ブルースがなぜ!? しかし今は追いかけるしかない。
謎のロボット軍団を率いるブルースVSロックマンの戦いの火ぶたは今、切って落とされた!!
取扱説明書 <ストーリー> より
れとげ部!での評価
神げ!:
ここが神げ!
レンズマン!
いや、「クリスタルマン」なんだけど。ロックマンといえば「ボスキャラクターの公募」をしていたことが、記憶に残っている人も多いかと思うんだけど、本作の「クリスタルマン」はなんと『アイシールド21』の作画を担当していた村田雄介さんが応募した「レンズマン」を採用したキャラなんだって!(いや、めっちゃジャンプで読んでたし! でも、最後まで追えていなかったかも……)。しかも、村田さんは『3』で佳作、『4』でも「ダストマン」が採用されているそうで、……それってつまり、あの世界で8本しか存在しないというゴールドカートリッジ(『4』)を手にしたうちの一人ってこと!? このレアソフトは2014年に「なんでも鑑定団」にて、「ブライトマン」をデザインした本人がご登場、なんと40万円の値段が付いて、ファミコンファンを騒然とさせたな! 実際には「現存する数があまりに少なく、オークション市場にも乗らないため、現実的な成立価格は数倍になるのではないか……」とも囁かれている! ――って、知らなかったよ!!!
コメント! (レトゲで一言!)
5作目ともなればもはや書くことはないかと思ったけれど。それがあるから名作なんだな21。(――しかし、説明書でネタバレはちょっぴしウケたな!)