クレヨンしんちゃん オラとポイポイ

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:パズル
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :バンダイ
  • 発売日 :1993年8月27日

ゲーム概要

『クレヨンしんちゃん オラとポイポイ』は1993年8月27日にバンダイより発売のファミコン・パズルゲーム――言わずと知れた大人気アニメ『クレヨンしんちゃん』のファミコンキャラゲー。とはいえ、このゲームを知っている人は少ないかもしれないね。というのも、本作は「ファミコン末期」に発売された「ファミコン初のクレしんゲーム」であり、「クレしん唯一のファミコンソフト」。ちなみに、「ファミコン版バーコードバトラー」とも言うべき周辺機器「データック」でも廉価版が発売されていて、しかしこれにはバーコードを使う要素がなく、あくまでもデータック所有者への優遇措置的な展開で、内容に差異は存在しない。

ゲーム内容は、左右に向かい合ったキャラクターが上下2つに連結されたパーツを投げ合い、同種のパーツを揃えて消していく対戦パズルゲームである。パーツ消去とともに、中央に配置された「動くブロック」を相手側に押し込んでいき、市松模様の相手陣地にブロックが到達するか、相手よりも先に自分のパーツ消去ノルマをなくせば勝ち。ゲームモードは、シナリオモードに相当する1人用の「どらまもーど」、1P対COMの1人用フリー対戦「とことんもーど」、2人対戦が楽しめる「たいせんもーど」の3つ――いずれも対戦専用となっている。

さすがファミコン末期だけにグラフィックやBGMがいい。原作アニメの雰囲気がよく再現されていて、対戦状況に応じてキャラの顔が変化したりセリフが流れたり、ちょっとしたアニメーションもあったりして、丁寧な作りが好印象。ゲーム性は上述の通り非常にお手軽で、まさに原作のターゲティング通りの子供向け――とはいえ、子供と一緒に大人も楽しめる内容。ただし、お手軽だけにテクニックなどはあまりなく、勝敗はスピードと運に左右されがち――そのため、子供はともかく大人は飽きやすいと思われる点は致し方のないところだろう(しかし、アクション仮面は強すぎるっ! ……私だけ?)

れとげ部!での評価

隠神げ!

ここが隠神げ!

ファミコン末期!

本作の知名度が低い理由はホントこれに尽きるだろうな。ゲーム内容的にもキャラ人気的にも、もう少し早く出ていれば……と思わされるところが確かにある。しかしながら、『クレヨンしんちゃん』は原作漫画が1990年連載開始、アニメは1992年4月13日より放送だったため、これは言ってもしょーがない。唯一のFC版『幽☆遊☆白書』(データック)同様、ファミコンで出てくれただけでも感謝しなきゃだよね(当時はまだスーファミを持っていなかったファミっ子も少なくなかったはず……だよね?)。――余談だけど、本作を紹介したことでデータックタイトル全7本のブログ記事をコンプリートしたよ。ブログ記事であってもファミコンプは数的になかなか厳しい。データックコンプは全7本とはいえ達成感が無きにしも非ず(まぁ実際のソフトをコンプしようとしたら、プレミア価格と流通の少なさでえらい苦労すること請け合いだが――とくに『バトルラッシュ』!)。今後も粛々と更新していきたい。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    ファミコン末期の隠れた名作。子供と一緒に大人も楽しめる対戦パズル。データック版もあるゾ。

タイトルとURLをコピーしました