維新の嵐

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:シミュレーション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :光栄
  • 発売日 :1990年9月15日

ゲーム概要

『維新の嵐』は「幕末の日本を舞台とした歴史SLG」である。それまでの光栄SLGとはまた一風変わったシステムを持つ「リコエイションゲーム」シリーズの第一弾として発売されたな。リコエイションゲームとは光栄さんの造語で「RPG+SLG」みたいな。それすなわち「ただのSRPGじゃん!」ってなるかもだけど、まぁ今にして思うと「ただのSLG!」ってなっちゃうかなぁ……。ただし「ちょっと変わったシステム」を搭載していたことはちゃんと印象に残ってる!

本作の目的は「思想で日本を統一する」こと。思想とは「佐幕・尊王・公議」のこと。プレイヤーは「坂本龍馬」「西郷隆盛」などのキャラクターを選択して、そのキャラが持つ思想で日本統一を目指すってわけね(このあたりは坂本龍馬好きとかにはたまらないだろうけど「井伊直弼」「吉田松陰」とか「通好み?」な人物もいて歴史好きにはホントたまらないって感じするよ)

「言葉が力を持つ」ってあたりが近代を感じさせるよね。武力にものをいわせることも可能ではあるけど、メインはやっぱり「言論」で「力よりも言葉で国を動かす」って感じ。そこで登場するのが「説得システム」である。これが「要人の思想を変更させたり信頼を得るため」必須となっている。はじめは最初に選択したプレイヤーキャラしか操作できないけど、説得で一定以上の信頼を得られたならその要人を操作することができるように。とくに「坂本龍馬で海援隊メンバーを集める」と様々な恩恵を受けられる!

要人を襲撃することも可能とはなってはいるが、それによって思想を変更させることはできない。そのため、「近藤勇」など武力型のキャラクターは上級者向けっぽくなっていて、身分が高く能力鍛錬が無料で実行できる「島津斉彬」や「松平容保」が初心者向けって感じかな?

――そんなこんなで『維新の嵐』は「それまでの国盗り型SLGとは打って変わったゲーム性」だったな。「明治維新という改革を多方面からシミュレート」した内容が、「信長や三國志」などメジャーどころからはちょっと外れたタイトルが好きなユーザーや幕末好きの心を打ち、高く評価されているよ!(たぶん!)

ストーリー

1853年6月3日、アメリカのペリーの黒船が開国を求めて来航。日本国中に衝撃を与えた。さらにロシアからはプチャーチンが長崎に来航。欧米列強の勢力がついに鎖国日本にとどいたのである。

この難局に老中・阿部正弘は諸藩の意見を求めた。すでに幕府の力だけでは日本を取り巻く状況に対処できなかった。それほど幕府の威信は衰えていたのである。圧倒的な武力を背景とするペリーに屈するかのように、1854年春、日米和親条約が締結された。国内は攘夷か開国かを巡り、激しく揺れ動いた。

人々は幕府の不甲斐なさに憤り、公然と幕府を批判する者も出てきた。すでに藩政改革に成功していた薩摩・長州らの西南雄藩が台頭してくるのもこの頃である。将軍の後継ぎ、通商条約締結の勅許という二大政治問題を抱えながら、老中・阿部を失った幕府にはアメリカ総領事ハリスの執拗な条約締結の要求に対し、なすすべも実力もなかった。日本はついにその重い鎖国の扉を開き始めようとしていた…

<ゲームOP> より

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

『竜馬がゆく』が読みたくなる!

私だけ?

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    『竜馬がゆく』が読みたくなる(私だけ?)

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