基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピューター
- 発売元 :東芝EMI
- 発売日 :1986年6月3日
ゲーム概要
- 親鳥の「マミー」を操作して、飛んでいる虫を捕まえ、雛鳥たちに餌として与えて巣立たせるのが目的のアクションゲーム。
- 当時「家族で遊べる」を前面に押し出した、教育テレビの雰囲気あるゲームだったらしい。実際、発売時には家族対抗コンテストとか行われたんだって。
- しかし『マリオ』『ドラクエ』が全盛だった86年当時、ストーリー性のあるゲームが流行ってきてた時期に、999面のループゲーっていう単調な内容は、仮に幼児向けだったとしてもきびしかったっていう、ね。
ストーリー
ここはきらめく光のもと、さわやかな風がそよぐ野鳥の王国。その自然の中で、木や花を相手に暮らす鳥がいました。その鳥の名はマミー。マミーはやがて大きくなり、卵を生み、その卵がかえった時、はじめて自分が巣を作った場所が危険な所であることに気づいたのでした。さあ大変!マミーはびっくりしてしまいました。でもヒナ鳥たちはおなかがすくと大きな口をあけてさわぎます。「えいっ」マミーは巣から飛び出しました。そこにはマミーをやっつけようとする動物たちがまちうけています。マミーは逃まわりながらヒナ達にエサを食べさせているうちに、キノコがはえているのを見つけました。「そうだ、あのキノコでやっつけてやろう!」。マミーはキノコをぶつけて動物たちを気絶させることをおぼえました。それからというものマミーは、花たちが咲きほこっている春の日も、紅葉できれいな秋の日も、ヒナ達のエサを求めて巣から飛び出してゆくのでした。
取扱説明書 <マミーちゃんのお話し> より
れとげ部!での評価
無理げ!:
ここが無理げ!
- 単調な999面のループゲーはさすがに飽きる!
――幼児向けだったとしても、ね。 - 鳥なのに撃てない……って思っちゃう?
――「鳥なのに撃てない!」って思っちゃうのは完全ゲーム脳かも。1984年に発売されたガンコンを使う『ダックハント』ってゲームがあるんだけど、そのシリーズとカン違いして手にしてしまった人もけっこういたんだとか。クリエイターとゲーマーとの乖離を思わせるお話。 - 雛鳥が巣立つ姿は昇天して逝くみたい……
――親鳥が雛鳥を育てるっていうやさしい世界観なんだけど、雛鳥の巣立っていく姿に感動……じゃなくて、昇天していく風に見えちゃうのは私だけ?
コメント! (レトゲで一言!)
これは……ダックハントでは、ない!