基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :タカラ
- 発売日 :1986年12月3日
ゲーム概要
- オモチャやアニメで当時大人気だった『トランスフォーマー』を題材にした横スクロールアクションゲーム。
- 「即死ゲー」と聞けば9割のファミコンユーザーが頭に思い浮かべると思われ。
- 当時、テレビアニメに夢中だった全国のチビッ子をターゲットに玩具メーカー・タカラが満を持してリリースしたのだけれど……
- とても子ども向けとは思えない難易度で多くのチビッ子たちを泣かせた罪深きタイトルの一つとなってしまった。
- その凶悪さの代表的な一場面は、なんといっても「スタート直後」ではなかろうか。
- 地上に降り立ったプレイヤー機に向けて発射される敵弾は、極小過ぎて見極めることも至難。開始1秒で死ねるという即死スピードは、まさに理不尽な洗礼といえるね。
- ゲームを楽しめないまま即死を積み重ねる当時の子どもたちの姿を想像すると『トランスフォーマー』自体が嫌いになった子がいたんじゃないかって心配になるレベルだよ。
- 自機がロボットからトラックに変形できたりと子供心を掴むギミックもあったりして惜しい部分も。
- もう少しゲームバランスを調整してくれていたら遊べるゲームなっていたかと思えば残念無念。
- とはいえ、当時のチビッ子たちも今では笑い話にできて、それはそれでアリなのかもしれないけれど……え、やっぱりない?
ストーリー
今や地球は、その豊かな資源を狙い征服を企む悪の軍団、「デストロン」により、絶体絶命のピンチに立たされていた。
地球を愛し平和を守るため「サイバトロン」は「デストロン」に闘いを挑んだ。
しかしその闘いのなかで、「サイバトロン」総司令官コンボイは傷つき倒れた。
瀕死の「サイバトロン」総司令官コンボイは、スクランブルシティーの総指揮にシティーコマンダー、ウルトラマグナスを任命し、
コンボイの体内に収納されていた「マトリックス」を手渡した。
ウルトラマグナスは総司令官コンボイの命を受け、地球の平和を取り戻すため敢然と「デストロン」に闘いを挑んでいった。取扱説明書 <ストーリー> より
れとげ部!での評価
無理げ!:
ここが無理げ!
- 彼は本当に次の司令官なのだろうか……?
――無理ゲー、クソゲーとして有名な『コンボイの謎』。その最たる理由は操作キャラのウルトラマグナスが貧弱貧弱ぅすぎる点ではなかろうか。敵は猛攻撃をしかけてくるにもかかわらず、こちらは一発もらっただけでアウト。敵の動きはトリッキーでこちらの攻撃は当たらず、敵と接触してもミス扱いなのは始末に負えないよね。……まあ、スぺよりはマシ、なのかな? - 弾が見えにくく当たると一発アウト!
――敵の弾小さすぎ。あと背景とかぶって星なのか弾なのかわかんない。避ける暇なく被弾する。 - 無限ループするステージ9!
――正しいルートを通らないとループするっていうね。しかもファミコンにありがちなノーヒントでっていうね。てか、そんなとこまでいけないっていう、ね。 - 「コンボイの謎」の謎とは?
――いまでも「何が謎だったのかが謎」って揶揄されてる「コンボイの謎」。このあたりは映画で説明されてるらしいんだけど、日本じゃ諸事情あって公開されなかったため、代わりにゲームで!っていう流れで「コンボイの謎」が制作がされたんだって。で、「コンボイの謎」とは何だったのか? っていうと、
・コンボイを殺したは誰?=ダイナザウラー
・つぎの司令官は誰?=ウルトラマグナス
ってこと。コンボイを殺した犯人については条件を満たしたエンディングで語られるらしいんだけども、難しすぎてエンディングなんて見られないよね。「コンボイの謎が謎」って言われるのもしょうがないって思うの。
コメント! (レトゲで一言!)
はじめはなぜ開始直後にゲームオーバーになるのかさえわからなかったよね。ただひたすらに呆然とするほかなかったな。