赤川次郎の幽霊列車

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アドベンチャー
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :キングレコード
  • 発売日 :1991年2月8日

ゲーム概要

『赤川次郎の幽霊列車』は1991年2月8日にキングレコードより発売のファミコン・アドベンチャーゲーム――作家・赤川次郎さんのデビュー作『幽霊列車』のファミコン化作品。原作は「推理ものでありながらも明るさを感じられる」小説だった。FC版はさらに「圧倒的ポップ」な仕上がり! ――それを支えているのが「巨匠たちの存在」であり、イラストレーターに「わたせせいぞう」氏、音楽に「すぎやまこういち」氏といった豪華な顔ぶれ! 爽やかなグラフィックとメロディアスなBGMに彩られたファミコン版幽霊列車は「一見の価値がある」って私は考えている。

ストーリーは「電車から8人の乗客が消えた!?」という――それだけでも「なんで? どうやって?」と気になる事件を追うことになる。主人公は警視庁捜査一課の敏腕警部・宇野喬一で、電車の中でタバコを吸ったり、いつも片手をポッケにインしていたりと、いかにも「80年代風のいい男っぷり」がキラリ。助手兼ヒロインとなるのは好奇心から事件に首を突っ込んでくる女子大生の夕子だ――細かい描写が省略されているためか、原作以上に軽薄な女に見えなくもないが……まぁご愛敬。さすがに二人の初対面には任天堂の鬼検閲が入ったのか、「いや~ん♡」な展開はカットされているんだけれど、個人的には「あってもよかったんじゃないかな!」思ってみたり(「オホーツクに消ゆ」のめぐみの先例もあることだし、ね?)

本作は、冒頭でも語った通り、グラフィックと音楽がいい。わたせ氏の描く絵には独特のコントラストがあり――煌めくベタ塗りの世界はファミコンとの相性が悪くないように感じられる。所々パースが狂っているなど気になる点も確かにあるが、ファミコンADVとしては珍しいフルサイズの一枚絵は必見だ。さらに本作の音楽は「ファミコンBGMベスト100」に挙げられることもあったりする名曲ぞろい。上品で聴きやすく、捜査が行き詰っても曲だけは聴き疲れない辺り――さすがはドラクエでおなじみのすぎやまこういち氏である。

そしてシステム面だが――これは正直ツッコミどころがないとは言えない。まず、必要性が感じられない「移動モード」――本作では人に話を聞く「聞き込み」の際に画面が切り替わり、相手の前まで移動してからコマンド選択を行うという、ぶっちゃけ二度手間がある。当時の流行であった「RPG風」を狙ったのか? ――想像できなくもないんだけれど、如何せんその移動動作が「カクカク遅い!」というか「モッサリしている……」というか、とにかくストレスフル! メインとなる「商店街での聞き込み」が作業ゲー的なことと相まって、めんどくさいし疲れる。

――しかしながら、操作不良が気にある点はそこくらいで、全体としての作りは決して悪くないと言えるのではなかろうか。何よりも、さすが有名原作だけにシナリオは興味をそそられるミステリー。宇野と夕子の掛け合いも楽しく、その関係の行方が気になるところ――結末がもし原作通りなら「大人の展開」が待っている!? ……はずなのだが、ファミコンでははたして? ハード性能上、バッサリ切られている二人の心理描写は原作で補いつつ、二度楽しみたいゲームである!

ストーリー

のどかな田舎の温泉町「岩湯谷」。ここで、不思議な事件が起こった。
隣の駅、大湯谷に向かう6時15分発の列車の中から、乗客8人が忽然と消えてしまったのだ。岩湯谷から大湯谷までは、わずか15分。走っている列車の中から、8人はどうやって姿を消したのか――。
事件に関して、さまざまな憶測が世間を賑わせている中、この謎を解くためひとりの男が岩湯谷に降りたった。警視庁捜査一課の敏腕警部・宇野喬一である。女子大生・永井夕子と出会った宇野は、夕子と共に捜査を開始する。
果たして事件の真相とは? 感動のラストシーンが待っている!!

取扱説明書 <プロローグ> より

れとげ部!での評価

大人げ!

ここが大人げ!

気になる二人の関係は……

まぁ言わずもがなだよね~。この「ベッドサイドランプを消す」って演出は、子供ながらに「大人な雰囲気」を感じられたなぁ。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    巨匠たちがファミコンで彩る有名推理小説。ラストに大人な雰囲気を感じたファミっ子は私だけじゃないはずだよね。

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