基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :ビック東海
- 発売日 :1988年3月26日
ゲーム概要
- ついに200巻を超えてギネス世界記録にも認定された、言わずと知れた超ご長寿アクション漫画『ゴルゴ13』
- ――のファミコンゲーム。
- 実写映画あり、テレビアニメあり、当然アーケードゲームもコンシューマーゲームもある。
- だから、その中にひとつやふたつ黒歴史があってもいいよね。そんなんじゃビクともしないよね。それが『ゴルゴ13』という金字塔なんだ!!!
- ――ということで、はい出ました黒歴史。このゲームのことです。
- ハードボイルドで大げさな『ゴルゴ13』の世界観をファミコンで忠実に再現しようとした結果、見事にこけてしまったのが、このビック東海の『ゴルゴ13 第一章 神々の黄昏』である!(第二章作る気満々の「第一章」というナンバリングがちょっともの悲しい感じあるある)
- 登場人物のセリフ回しなどは完全に原作のテイストを再現。一人称視点での狙撃モードは雰囲気満点。ゴルゴ名物、女性とのワンナイトラブさえ完備(しかもなぜかライフ全回復)
- なのに、一般的な評価は「バカゲー」ってなんで?
- それは、ゲームのゴルゴと原作のゴルゴでどうしても生じてしまう齟齬にある。
- 例えば、倒した敵は丸腰の人間でもなぜか小気味よく爆発して散るゲーム的演出。
- 例えば、原作では激しい動きを見せるゴルゴが、ゲーム中では決してダッシュしないし、ゲームスタート時に愛銃M16は弾切れ状態という体たらく……。弾数制限地味にキツイし。基本キック、キックキック!
- そんなファミコンゲームのルールに当てはめていった結果「無敵のゴルゴが最弱のゴルゴになり果ててしまった」とまでいわれることも……。
- ゲームバランスもかなりシビア。後半の3Dダンジョン探索ステージでは、投げ出すプレイヤーも続出。このあたりも作り込みが粗いと言わざるを得ない。
- ――とはいえ、バカゲーとはいえ、いやバカゲーだからこそ、マニアにも原作ファンにも密かな人気があったりもする。
- 50年を超える歴史を誇る『ゴルゴ13』シリーズの面白い一面として扱われている風もあって「失敗は失敗だけど、楽しい失敗だよね!」って感じで、結構ポジティブに捉えられている感あるある。
- ポーズ中にオープニングテーマのカラオケ画面が表示されるとか、思わずニヤリさせられる好演出も。
- 開発スタッフにもゴルゴ愛があっただろうことは感じられるんだけど、その愛が変な方向に暴走してしまった結果、誕生したなかなか稀有な愛され系レトロゲームと言っても過言じゃない――と思うの、私だけ?
ストーリー
CIAが極秘に開発した細菌兵器「カサンドラG」を輸送中のヘリコプターがニューヨーク自由の女神上空で謎の爆発。事故現場からは「カサンドラG」が何者かに持ち去られ、残されたのは、一発のアーマライトM-16の弾丸であった。
『ゴルゴ13 第一章 神々の黄昏』箱裏 より
れとげ部!での評価
無理げ!:
ここが無理げ!
- ゴルゴのろっ!
――ゴルゴの動きがめっちゃのろいっていうね。軽快感がない。敵に囲まれても悠々と歩くゴルゴにイラッ。Bダッシュくらいつけてほしかったなぁ。それとも「慌てない、騒がない、走らない」のが固ゆで卵的なことなそ? 原作でもゴルゴってそんな感じなん? 教えて、原作知ってる人! - ゴルゴむずっ!
――とにかく難しい。
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