基本情報
- ジャンル:RPG
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :ポニーキャニオン
- 発売日 :1992年1月25日
ゲーム概要
今回は『バーズテイルII ディスティニー・ナイト』ですね。前作の記事でも述べた通り「バード(ケルトの吟遊詩人)」が活躍する3DダンジョンRPG(「鳥の尾」ではない!)
ケルト神話を連想させる楽器、北欧神話の神々の名前などが登場し、「中世ヨーロッパ風」とは少し違った雰囲気が感じられるよ。ゲームの目的は「闇の魔術師ラゴス・ザンタに奪われ、7つに分割されたディスティニーワンドを集め、憎き奴を倒す!」こと。
本作はPC用に発売されたいわゆる「洋ゲー」のファミコン移植で、オリジナルは「リアルタイム制で敵とエンカウントする」ため、開始直後に街中で丸裸の状態でいきなり敵が現れて全滅……など、洋ゲーならではの洗礼や難易度の高さがあったりする。しかし、FC版ではそれらゲームバランスが調整されていて、ずいぶんと遊びやすくなっている!
前作ではレベルアップするのに「評議会」という施設に行って審議を受けなきゃならなかったけど、本作は普通にレベルが上がる。さらに前作と比較すると、初期職業が6種類から7種類に増え、グラフィックもパワーアップしており――うんうん、悪くない感じ!(とはいえ、グラフィックは洋ゲー感ぱないの。洋ゲーを感じたい人にはイイ感じだと思うの!)
「バーズテイル」は海外では「ウィザードリィ」「ウルティマ」と並び称されるほど有名なタイトルらしいんだけど日本じゃあんまし聞かない感じ。PC版はともあれ、FC版についてはもっと知られてもよかったように思うんだけど、う~ん……、年代的には他にもっと面白い同種のゲームがあったかなぁ……。元が洋ゲーだけに手を出すにはちょっとためらっちゃう感はあったな。今やってみるとなかなかに遊べる良ゲー。うん、「隠神げ!」といってもいいんじゃないでしょうか!
ストーリー
前略
我、名をサラドンという。
この王国の、偉大なる国王陛下に仕える魔術師である。
貴君らとはまだ一度もお目にかかったことはない。しかし私には、貴君らが旧知の友のように思えてならない。それというのも、貴君らが、あのいまわしきマンガーを倒して以来、その武勇を称えた歌が我が街の人々に歌われ、私も毎日のように耳にしているからだ。
さて、なぜこの老いぼれが突然、貴君らに手紙を差し上げたかというと、諸君のその比類なき勇気を見込んで、折り入って頼みがあるのだ。
つい最近の事である。実は、不覚にも、我が国王陛下の姫君が、突然襲ってきたモンスター集団に誘拐され、どこかに連れ去られてしまったのだ。親玉はダークロードという魔人だが、やつらの目的はまだよくわかっていない。どうか一刻も早く、魔の手から姫を救出してほしいのだ。
詳しい話は、国王陛下が直々に説明したいとおっしゃっている。よって、即刻、城に来られたし。
貴君らの勇気と決断を、我が国王と共に信じている。勇者一行殿 SARADON(サラドン)
取扱説明書 <魔術師・サラドンからの手紙> より
れとげ部!での評価
隠神げ!:
ここが隠神げ!
思えば知るのが難しかった時代
当時、こういった3DダンジョンRPGは私の中では「女神転生」くらいしかなかったんだけど、今にして振り返ってみるとたくさんあったんだなって思うよ。昔は「ウィザードリィ」も「ウルティマ」もなぜか知らず。ゲームの情報を得るのもなかなかに難しかった気がするよ。うん、つまりはネット万歳!
コメント! (レトゲで一言!)
鳥の尾じゃないんだしパート2