忍者じゃじゃ丸くん

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :ジャレコ
  • 発売日 :1985年11月15日

ゲーム概要

じゃじゃ丸といえばNHKさんの教育番組『おかあさんといっしょ』か、ジャレコさんより発売されたファミコン用アクションゲーム『忍者じゃじゃ丸くん』か――この二択ですよね!(じつは「じゃじゃ丸くん」の名前は『にこにこぷん』でおなじみのあの「袋小路じゃじゃ丸」氏から拝借されたらしいよ!)

当時はファミコンが爆発的に普及し始めていた時代とあって、その波に乗るかのようにこのソフトもなかなかのヒットを記録したな!(販売本数100万本、ファミコンソフトの売上歴代39位だそう)。この作品について語るとき、まず言いたくなるのは「大元の『忍者くん 魔城の冒険』をUPLさんが開発した!」ってことなんだよね!

――うん、じゃじゃ丸くんは忍者くんの弟ってことになってるけど、本作は『忍者くん』の続編ではなくてスピンオフ。『忍者くん』のFC版移植をジャレコさんが担当し、その後同作のキャラとタイトルを使用した『じゃじゃ丸くん』を発売したことで、ファミっ子たちは「『忍者くん』もジャレコさんのゲームだ!」と思うようになってしまった!? しかも『じゃじゃ丸くん』は当時まったくUPLさんの許可を取らずに発売されてしまったんだとか……(UPLさんの倒産後、『忍者くん』の版権は一時ジャレコさんが引き継ぐも、ジャレコさんも倒産して現在権利はハムスターさんにあるそう)。とはいえ、UPLさんは『阿修羅ノ章』以降『忍者くん』の続編制作をやめてしまったのに対して、『じゃじゃ丸くん』はファミコンだけでも5作品出てるからね! ファミっ子たちにとっては「『忍者くん』といえば『じゃじゃ丸くん』の印象の方が強い!」のも致し方がないところかも(『忍者くん』も玄人好みの良いゲームなんだけど、ね!)

さて、前置きが長くなってしまったけれど、『忍者じゃじゃ丸くん』のゲーム内容はといえば、やっぱり「ジャンプと手裏剣を駆使してステージ上のすべての敵を倒す!」という『忍者くん』のゲーム性を流用したカタチになっている。ただし、スクロール方向は縦から横に変更されていて、板状の床によって階層が区切られ、『忍者くん』のように自由な上下移動は不可に。しかして、その制約を補うために各種パワーアップアイテムが用意されていて、「透明化して無敵になれる薬ビン」「敵を轢き倒せるトロッコ」など、攻撃バリエーションが『忍者くん』よりも増えている! 『忍者くん』では「忍者」といいつつも「手裏剣」しか攻撃手段がないことに一抹の寂しさを覚えていた私にこれは嬉しかったな! とくにアイテムを3種類集めることで発動する「ガマパックン」はまさに「忍法」と呼べるものとなっていて、じゃじゃ丸くんが巨大なカエルに乗って敵をつぎつぎと丸飲みにしていくのは爽快感があった!

「おゆき」「クロベエ」「カラカッサ」などの敵キャラもかわいくてバリエーションに富んでいた! 「さくらの花びら」を3枚集めるとボーナスステージ! そこでボスの「なまず太夫」を倒せば「さくら姫」に会えるよ! 本作の「れとげ部!での評価」はもちろん「神げ!」。「もともとはUPLさんのゲーム」だとか否定的っぽいことも言っちゃったけど、やっぱり面白いんだ『じゃじゃ丸くん』は! ヒットタイトルだけにたくさんのファミっ子たちの思い出に残っているんじゃないかな!

ストーリー

裏切者のなまず太夫がわれらのアイドルさくら姫をさらってしまった!!

兄、忍者くんは修行の旅。

留守をあずかる 弟、じゃじゃ丸くんが一人でさくら姫を助けに行くことになった。兄者の教えをうけ、いまや1・2の忍法の腕を競うじゃじゃ丸。はたしてじゃじゃ丸くんは妖怪たちを倒して悪のなまず太夫からさくら姫を救いだせるのだろうか!!

取扱説明書 <ストーリー> より

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

やっぱじゃじゃ丸くんを生んだ功績は大!

版権許可の話とか頂けないところもあるんだけど、面白いゲームが生まれたところは、純粋に功績だと思ってる(ただ、こういう話聞くたびに「面白いは正義なのか?」みたいな哲学的な思索を想起して「う~ん……」みたくなるんだよね!)

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    忍者じゃじゃ丸くんは忍者くんじゃなくて忍者くんの弟なんだけどしかし忍者くんのこと知ってる?

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