プロ野球?殺人事件!

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:推理アドベンチャー
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :カプコン
  • 発売日 :1988年12月24日

ゲーム概要

  • はい出ました『プロ野球?殺人事件!』。1988年12月24日のクリスマスイブに発売されたこのタイトル。架空のプロ野球界を舞台に、殺人事件を題材にした推理アドベンチャーである!(この一文だけでもはやカオスね!)

  • ゲーム内容は「殺人事件の容疑者となってしまった元プロ野球選手で現野球解説者の『いがわ』が、事件の真相を突き止めていく」っていう割と王道のシナリオである(しかし王道のシナリオだけにオーソドックスなワクワクがここにある)
  • プレイヤーは主人公の「いがわ すぐる」となり、七つの都市(横浜、川崎、東京、所沢、名古屋、広島、大阪)を巡って、捜査を展開していくっていう七都市物語である(七都市物語しってる?)
  • 1988年といえば『ドラクエⅢ』の大ヒットにより「RPGがゲームの主流としての地位を確固たるものとし始めていた」頃。
  • 当然のようにいろんなジャンルでこの「RPG要素」が取り入れられることに。本作もそんなタイトルの一つでフィールドは『ドラクエ』そっくりなのが特徴である(ファミコンあるある)

  • 登場人物はプロ野球に関連してる。「いがわ」の他に「かきふ」や「くあた」なども登場する。たしか「初めて日本野球機構の許可を受けて実名を用いた野球ゲームは1988年7月30日発売の『スーパーリアルベースボール’88』だったはず……、では本作は??? といえばお察しだよね!
  • まあ、この時代の野球ゲームは実名と架空名がカオスってた(ちなみに「日本プロ野球を題材にしたゲームを販売するのに必ず日本野球機構の許可を取らなくちゃならなくなったのは1991年の後半以降」といわれているよ)

  • ……さて、本作を総合的に評価するなら「駄げ!」と言わざるを得ないと思うの。一般的には「クソゲー」認定されてると思う。
  • その理由は「非常に難易度が高い」こと!
  • 「捜査の過程で何が必要なのか」はわかる。でも「それがどこにあるのか」がわからない! 要するに「ヒントが極端に少ない」ってわけね!
  • それでも攻略サイトや動画を駆使して、苦労の末にクリアすると……、なぜか最後に突如開催される野球ゲーム(野球ゲーム!)その理由は……(今までの苦労は何だったの!?)心の狭い私は苦笑いじゃ済まされないんだからねっ!

ストーリー

「いがわ すぐる」は元ガンアンツのプロ野球選手。今は引退して野球解説者をしている。横浜の自宅でテレビを見ている。――と、ニュースでプリンスホテルの地下駐車場で殺人事件が起きたとの報道が。

そのとき、インターホンが鳴る。尋ねて来たのは「ほら たつのり」だ。「ほら」は「いがわ」の知り合いで現役の野球選手である。アタッシュケースを手にした「ほら」は、なにやら慌てた様子。「こんな時間にどうしたんだよ?」

「ほら」は脱毛に効く薬を、タイガーキャッツの選手「かきふ まさゆき」に分けてもらうため、プリンスホテルの地下駐車場に行ったのだ。「かきふ」に会ったが、薬はデマだった。

仕方なく「ほら」はそのまま帰ろうとした。そこに報日スポーツの記者であり、知り合いの「おおた かずひこ」が現れる。そして、このアタッシュケースを押し付けられてしまったのだ。

「おおた」はそのまま逃走。そこにサングラスにマスクの男が走ってくる。怖くなった「ほら」と「かきふ」は車でその場を後にした。

プリンスホテルといえば今テレビでやっていた殺人事件が起きた現場ではないか。とにかくアタッシュケースの中身を確認してみよう。――中には一億円の札束が入っていた。

動揺し、「いがわ」に泣きつく「ほら」。そこに警官の集団が訪ねてくる。殺人現場から逃げるように去る「ほら」と「かきふ」が目撃されたていたのだ。「ほら」は「いがわ」に助けを求める。

しかし、「いがわ」は「ほら」を突き出す。「ほら」は急いで家の窓から逃げ出す。共犯と思われた「いがわ」もその場から逃げ出すしかなかった……。

こうして、自らの無実を証明するための逃亡生活が幕を開けたのだった――。

れとげ部!での評価

駄げ!

ここが駄げ!

  • 正直に手を挙げて?エンディングでカセット投げたくなった人!
    ――チープなグラフィック、ノーヒントノーゲーム、からの仰天のエンディングには思わずカセット投げたくなった人いてはる? いや、いないかもしれないけれども。しかしストーリーを書いてて思ったんだけど、お話は割といい気がしてる。一応しっかりまとまってるっていうか。コミカルな感じも私は嫌いじゃありませんとも!

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    あの針がいけなかった

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