ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:RPG
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :エニックス
  • 発売日 :1988年2月10日

ゲーム概要

  • もはや語り尽くされてきた歴史に残る名作RPGだよね。それでもなお語りたい私がここにいるよ。「ファミコンで一番好きなソフトって何?」っていうファミコン世代なら飲み屋の席で必ず盛り上がれる質問あるよね。私は本作を挙げるよ。そんな人はきっと多いんじゃないかな?
  • もはや説明するまでもないんだけど、一応概略しておくよ。内容はまさに王道ファンタジーRPG。「ルイーダの酒場」でのキャラクターエディットが大きな目玉になっていて、その自由度の高さには、海外RPGからの影響も見られる。魔王バラモスを討伐したあとにストーリーは急転直下の展開を見せる。そして『ドラクエⅠ』で言及された「勇者ロト」誕生の秘密に迫る。
  • 戦士や魔法使いなど「職業」の概念でキャラクターの個性が決まるのはまだ当時斬新だったんじゃなかろーか。あと「時間」の概念もあったよね。夜になると、強い敵が現れたり村人のセリフが変わったり、攻略上重要な要素にもなってる。「ルイーダの酒場」、転職を行う「ダーマ神殿」など後の作品にも登場する施設も印象に残る。
  • 職業システムを導入して攻略の幅が拡がり、戦闘がより楽しいものになっているのが本作最大の魅力なんじゃないかな。素手でも強い武闘家でゴリ押し勢、魔法使いや僧侶の魔法を駆使する技巧派など、プレイヤーの個性が出るのも面白いし。
  • それから『ドラクエⅢ』のBGMはすでにゲーム音楽の最高峰だったといっても過言じゃないと思うの。『冒険の旅』とか超いいよね。

ストーリー

その昔、アリアハン国は世界中を治めておりました。

しかし、大きな戦争が起り、国は分裂してアリアハンも、今では小さな国…。

その戦いののち、アリアハンの勇敢なる戦士オルテガは、火山に落ちて、その命を絶ったと伝えられています。

そして今、国王の待つ城へと向かう、ひとりの若者の姿があります。この者こそ、あの勇士オルテガの息子だったのです…!

亡き父のあとを継ぎ、冒険の旅に出るという若者に、国王は重大な任務を命じました。それは闇の国より現れた魔王バラモスを倒すこと…。

世界中の人々は、まだバラモスの名さえも知りません。しかし、このままでは世界は、滅されてしまうのです。

アリアハンの若き勇者、それがあなたです。

さあ、仲間を集め、魔王バラモスを倒すべく、立ちあがってください!
こうして、あなたの冒険の旅がはじまったのです…!!

取扱説明書 <ものがたり> より

れとげ部!での評価

神げ!:

ここが神げ!

  • まい、なんばーわん、ふぁみこんそふと!
    ――と断ずるに迷いの余地は皆無……いや、ごめん、うそ。めっちゃ迷う。けど迷った末にやっぱりこれを選ぶと思う。
  • ゲームソフトで行列ができるって今じゃ考えられないよね!
    ――本作の発売日はお祭りムード一色だった。大手家電量販店には平日にもかかわらず前日から長蛇の列ができた。小学生も学校さぼってその列に加わってた。その様子がニュースで報道されるなど、社会現象を巻き起こした。今じゃゲームに行列って考えられないよね。まあダウンロード配信とか流通の進歩もあるんだろうけど、すごいよね。
  • シンプルイズベストを地でいくオープニング!
    ――「ジー」というノイズのような音が鳴る中「DRAGON QUEST Ⅲ」の文字が現れるだけのオープニング。当時のゲームとしてもあまりにチープな印象は否めない。発売日当日にゲットした猛者は、テレビの前で不安を覚えた方もいたかもしれない。だがしかし! これは何を隠そう、本編の内容をつめすぎたためにカセット容量が足りず、オープニング画面を用意できなかったのだ! っていうね! しかも前作比2倍のROM容量なのにだよ! すばらしいオープニングですよ、ホントにね!
  • 本当に冒険の旅をしている気分だったよ!
    ――これはわかってもらうの難しいかもしれないなぁ。とにかくすごいボリュームだったって言っても、今はこのくらいのボリュームは当たり前になっちゃってるしね。世界を巡るんだけど、日本列島を模したジパングに辿り着いたときの喜びとかさ。あと、ようやく世界一周するような冒険を経て、魔王バラモスを倒したかと思ったら、じつは大魔王ゾーマが裏の世界にはいて、ここは表の世界だったっていう衝撃の事実ね。テレビの前で唖然としたわ。
  • 遊び人は賢者になれる!
    ――って知ってた!? いや、まあ知ってるか。でも、私は知らなかったんだよね。完全なるネタ職だと思っていたよ、遊び人。でも、そんなわけなかった。「そこに銃があるのなら、その銃は撃たれなければならない」的な。遊び人をレベル20まで育てるのはたしかにキツイ。遊び人から賢者に転職した場合は魔法職からの正当進化よりMPの伸びが鈍化する。けれども『さとりのしょ』の低確率ドロップに賭けるよりはまだマシ。酸いも甘いも嚙み分ける遊び人こそが賢者へと至る道っていうね、人生を教えてくれてるよね。
  • バッテリーバックアップシステム!
    ――セーブのことね。『ドラクエ』は「Ⅲ」からこれが導入されたんだよね。パスワード地獄から解放されて、快適なプレイ環境が実現した。まあ一抹の寂しさのようなものは否めなかったけど……いや、うそ。やっぱパスワードは間違えてメモしてたり失くしたりして、何かと不便だった……。てか当時、自転車のかごにカセットを入れてガチャガチャいわしながら友達の家まで移動してたっていうね。今だったら絶対にそんなことできやしないよ。無知って恐いわ、ホントにね。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    まい、なんばーわん、ふぁみこんそふと! すばらしいオープニングですよ、ホントにね!

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