基本情報
- ジャンル:ボードゲーム
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :テクモ
- 発売日 :1991年4月5日
ゲーム概要
- 『おぼっちゃまくん』かぁ。ファミっ子なら知ってるよねー。ファミっ子のお父さんお母さんも覚えてるかも。小林よしのり先生による漫画で、アニメ化され、小学生男子たちに絶大な人気を得てた。
- うん、男子たちに。すなわち、それ下ネタね。とにかく下ネタがすごかった。個人的には正直テレビ見てて気持ち悪くなるくらいだったな。PTA的にも「子供に見せたくない番組」常に上位だったとか。今思い返してみても、虫が好きだったり下ネタで大爆笑できたり……、小学生男子の生態って謎多く感じられるな。
- そんな『おぼっちゃまくん』をファミコンゲーム化した本作。目的地を目指して世界中を歩き回るというボードゲーム。一言でいえば「世界版『桃鉄』」って感じの内容かな。『桃鉄』は「お金を稼いでなんぼ」だけど、本作はお金はけっこう簡単に得られる仕様。さすが、無限の富を持つ茶魔ちゃまのゲームですよね~。
- ゲームの目的は、ヒロインである沙麻代ちゃんの所望する品を求めて世界を巡り、品を入手後には世界中のどこかにいる彼女にそれを届けてハートをもらう(沙麻代ちゃんは、かぐや姫かっ!?)。最終的に、最初に規定数のハートを集めた者が勝者となり、沙麻代ちゃんのキッスがご褒美といった感じね。
- 客観的に評価して、ゲームとしての出来栄えは悪くない。さすがテクモさん。ボードゲーム的には『桃鉄』のように誰かが大敗するような事態は起こりにくい。そのあたりゲームバランスしっかりしてる。ファミコン後期の作品ということもあるけど、キャラクターのグラフィックもよく描かれていて、キャラゲーにありがちな「誰じゃこれ?」みたいなことはまったくないし。BGMもそれぞれの地域に用意されていて、雰囲気もマッチしてる。
- うん、純粋にゲーム作品としては良げ。ただ、原作ファンじゃなきゃわからんポイントが多い。「おはヨーグルト」「こんにチワワ」「こんばんワイン」「そんなバナナ」。当時、茶魔語で笑っていたファミっ子にはかなり楽しめる内容になってると思うの。しかし、原作がどちらかといえば苦手だった私のような者や、まったく知らないしって人にはちときびしいか。パーティ系ボードゲームだからしょうがないんだけど、何度もプレイするとダレやすいっていうのもあったり。あと、やっぱり下ネタね。前述した茶魔語はソフトなものを選んだんだけど、家族でプレイするには「う~ん」とうならざるを得ない内容のものも出てくる。う~ん。評価が難しい。私にとって『おぼっちゃまくん』とはそんなレトロゲームね。
れとげ部!での評価
駄げ?:
ここが駄げ?
- 私には評価が難しい!
――原作が苦手だった私には、ね。この下ネタが本当にダメだったなぁ。事あるごとに茶魔と父親が舌をなめ合うシーンは本当に苦手だった。でも、振り返ってみれば、私の潔癖のきらいが強かっただけなのかも……。とか、ふと思ったりも。
コメント! (レトゲで一言!)
駄げって、そんなバナナ?