まじかる☆タルるートくん2 まほうだいぼうけん

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :バンダイ
  • 発売日 :1992年6月19日

ゲーム概要

『まじかる☆タルるートくん2 まほうだいぼうけん』は1992年6月19日にバンダイより発売のファミコン・アクションゲーム――タイトルに「2」とあるように、ファミコンでの『まじかる☆タルるートくん』ゲーム化第2弾!

前作『まじかる☆タルるートくん FANTASTIC WORLD!!』は「高難易度ながらも原作愛が感じられるとっても面白いゲーム」だった! さらに、「発売から30年経った2021年に新しい裏技が発見された!」ことで話題に。しかも、その裏技は僕らのアイドル「伊代菜ちゃんが真っ裸になる!?」といった衝撃的な内容で、私の中ではか~なり評価の高い作品に仕上がっていたんだよね(決して「147」による再評価ではないことだけはあえて付け加えておくよ!)

そんな神ゲーとも言うべき前作から、本作はどのような進化を遂げたのか?(はたして「147」はあるのだろうか?)。まず、プレイヤーキャラが「タル・本丸・ミモラ」の3人に増えた。そして、前作で攻略の助けとなった「魔法アイテム」はステージクリア後に購入する方式から「たこ焼きを消費していつでも使用可能」なカタチに変更された。主人公となる3人は使える魔法アイテムの種類がそれぞれ固定されており、そこが大きな性能差にもなっている。

うん、システム面だけ見てみれば「順当にパワーアップしている!」――と感じられるかもしれない。しかし、実際にプレイしてみると……はい、出ました高難易度ゲー! しかも前作にはなかった「理不尽さ」がテンコ盛り! ――いや、前作も確かに歯ごたえのある難易度ではあったんだけど、それはプレイヤー心理を先読みするかの如き敵配置や地形トラップの妙から生み出されたものであって、決してゲームバランスの調整不足などではない「納得できる難しさ」だった。対して本作はどうか。「突如猛烈なスピードで突っ込んでくる敵が序盤から出現する」など、もはや殺意を隠そうとすらしていない!(花のスター街道かっ!)。加えて、追い打ちをかけるのが「ミスするとたこ焼きの所持数が半減する」仕様だ。このため「詰まれば詰まるほど状況を打破できる魔法アイテムを使うのに消費するたこ焼きが不足する」いわば「負のスパイラル」に陥りやすくなっている。すなわち「ノーミスクリアする」くらいの気概で臨まなければ到底太刀打ちできないハードコアアクションと化してしまったのだ! ここで今一度サブタイトルに注目してみてほしい。――「まほうだいぼうけん」? 緩いこと言ってんじゃねえよ!(言いたくなるのは私だけ?)

……とはいえ、これは私がアクション苦手だから余計に難しく思えているだけなのかもしれない(いや、他の評判を見てもだいたいこんな感じなのだが)。キャラゲーとしては、ファミコンながらに原作の雰囲気に合ったポップなグラフィックを実現している。ただし、これも前作と比較してしまうと「劣化している」感は否めず。前作ですごく良かった、登場人物や魔法アイテムの情報がまとめられた「タル図鑑」がなくなったことで「原作再現がおざなりになった」と言わざるを得ない(とくに「説明書以外で魔法アイテムの効果がわからない」のはプレイに支障をきたす問題点としても挙げられている)。本作の発売日がテレビアニメの放送終了(1992年5月10日)であることを鑑みるに「恐らく十分な開発期間や体制がとれなかった」だろうことは容易に想像できるのだけれども。時間をかけてでも前作みたいな良ゲーを作ってほしかったと思わずにはいられないのは、私だけじゃないはずだよね?

ストーリー

タるる~っ!久しぶりだなっ。
オレ、大魔法使いタルるート。
ふたたびファミコンの世界にやって来た。
みんなとまた会えて、オレうれしい。
今度はなにしろ“2”だからな、
前作以上にたこやきいっぱいのステージ!?だけじゃない。
強敵たくさん!仕掛けもいっぱい!
本丸もミモラもいっしょの、
ドキドキでワクワクの大冒険だっ!!
でも心配するな。オレたち冒険しながら
新しい魔法じゃんじゃん覚えるるる~。
おまけに攻撃力もジャンプ力もグングン増していくんだ。
すげ~だろ!思いっきり期待しててくれよなっ。
さて、いよいよ、めちゃくちゃおもしろい
「まほうだいぼうけん」のはじまりだ!!
おぅ、そんなにあせんないでくれ。
落ち着いてスタートボタン押してくれよなっ。
ンじゃあゲーム、がんばってくりー。

取扱説明書 <プロローグ> より

れとげ部!での評価

駄げ!

ここが駄げ!

ほんとにこまったんがー!

言いたくなるよね~。まぁキャラゲーといえば「キャラ人気で売る内容の薄いゲーム」との定説通りの出来と言ってしまえばそれまでなんだが。しかし、前作がその中でもキラリと光る良作だっただけに、残念さも一入。ちなみに現在までのところ、本作に「147」の裏技は発見されていない(残念さも一入……??)

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    「どうしてこうなった?」「ほんとにこまったんがー」な高難易度ゲー。

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