星をみるひと

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:RPG
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :ホット・ビィ
  • 発売日 :1987年10月27日

ゲーム概要

  • スタート地点にある見えない町の存在を知ったその瞬間、このゲームがクソゲーだと気づくだろう……というフレーズで有名な(?)伝説のクソゲー。
  • 主人公はサイキックの少年少女たち。彼らには、世界を支配する「マザーコンピュータークルーⅢ」のマインドコントロールが効かない。襲い掛かるサイキック狩りと戦いながら、世界の謎を解き明かしていくっていう、正統派SFなストーリー展開はなかなかに熱い。
  • だがしかし! 問題は、それ以外のすべてである!
  • いきなりフィールドに放り出され、何をしていいかわからない。移動速度の遅さにめまいを感じていると、敵出現。そして主人公のレベル表記は0。レベル1以下ってどゆこと? 序盤から敵の攻撃がすこぶる激しい。その上「ふっかつしゃ」とエンカウントしようものなら言わずもがな。レベル1になるまでは戦闘を1回終えるごとにパスワードをメモること推奨というめんどくささ。
  • ある程度レベルが上がるとHPもムダに増える。が、最後まで恐怖させられる状態異常攻撃「かりう」。「びょうき」いわゆるマヒ状態になり、パーティ全員が食らうと何もできなくなり、ただただやられるのを待つしかない――んだけど、HPが5桁に達するインフレが激しい本作、ゲーム中にやられることも困難となる。
  • そしてリセットボタンという最終手段に……。

ストーリー

未来のある場所に、「みなみ」という少年がいた。

彼には、そこがどこかも自分が誰なのかも分からなかった。しかし、彼を目のかたきにおそいかかるものたちがいる。メカニックなロボット・軍隊であるガードフォース・攻撃本能しかない異様な生物・超能力者狩りをするデスサイキックたちが、彼を見つけるといきなり攻撃してくるのだった。

なぜなら彼は超能力者であるから。…………

彼らのいる巨大都市 “アークシティ” では、その都市の管理を “クルーⅢ” と呼ばれるコンピュータが行っていた。“クルーⅢ” は、より完全な都市管理のため居住者の心の中まで干渉していて、わずかでも、都市に有害な心がめばえた居住者に対して絶えず矯正を行っていた。このシステムをマインドコントロールといい、その効力は “クルーⅢ” 自身の存在も忘れさすほど強かった。しかし、ごく一部の人々にはマインドコントロールがきかないのがわかった。そこで “クルーⅢ” は、その人達を “サイキック” となづけてサイキック狩りをはじめた。サイキックは、捕らえられアークシティに連れ去られた。そこに、取り残された4人の子供がこのゲームの主人公である。

取扱説明書 <星をみるひとの世界とは?> より

れとげ部!での評価

無理げ!

ここが無理げ!

  • 移動速度が遅い!
    ――これはこのメーカーの悪性遺伝子とも言える仕様だったね。
  • 最初の村にすら辿り着けない!
    ――最初の村はマップ上から隠されてる。開始5分で絶望を味わう。説明書には書いてあるけど、説明書読まないプレイヤーは多いし、なにより中古でソフトだけだと確実に詰む。てか、説明書読んでも路頭に迷う人は少なくなかったはず。説明書読まない人は一生クリアできないゲームっていうシビア。
  • 「にげる」がない!
    ――ゆえに戦闘からは逃げられない。勝つか、全滅するか。二つに一つ。あと、コマンドのキャンセル不可も鬼仕様だよね。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    2020年7月30日にNintendo Switchで移植版が出たのにはびっくり。『星をみるひと』というよりも「星になるひと」ってイメージ(最初の戦闘で「ふっかつしゃ」に出会った不運)。

    かつて『週刊ファミ通』の「やりこみ大賞」でこのゲームの「通常クリア」が「やりこみ」として表彰されたっていうね。まさに伝説だよね。

タイトルとURLをコピーしました