基本情報
- ジャンル:シューティング
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :コナミ
- 発売日 :1988年12月17日
ゲーム概要
- 「あのプロミネンスが、クリスタルが、モアイが……!? 見た目はまさにゲーセンで憧れたあの……、ねぇ!? これに感動しない人がいるわけないよ、ねぇ!?」
- 当時「ファミコン移植は不可能だ……」とまで言われていた。されどコナミは驚異の技術力をもってしてこれを実現してしまった。それが本作『グラディウスⅡ』!
- さまざまなハード的制約をまさに技術力で乗り越えた。代表的なのは「オプション4個装着」の実装であろう。一作目のファミコン版『グラディウス』では2個までしかつけられなかったオプション。しかし『Ⅱ』では4個つけられる! これは嬉しかったな(……え、画面がチラつく? いやさ、オプション4個の前では些細な問題でしょ!)
さらにアーケード版の「各ステージ巨大ボス」を次々と再現! 「ファミコンでここまでやれるんや……」とコアなゲームユーザーやゲーム関係者を驚かせた。
- 実際にプレイしてみればわかる。「カセットがオーバーヒートするんじゃないか」と心配になるくらいの熱を感じる(俺は”熱”を愛している)ゲーム全体から凄みが伝わってくる!
- とはいえ、もちろん。当時最先端の業務用基板を使ってたアーケード版を完全移植するまでには至っておらず――、アーケード版『グラディウスⅡ -GOFERの野望-』とはまったくの別物と言われてしまえば、まさにその通り。開発側もそのことは認めているよ。
- されどユーザーからの不評の声は驚くほど少なかった。
- いや、驚くにはあたらず。ファミコン版『グラディウスⅡ』からは開発者サイドの「いいゲームを作ろう!」という気持ちがいやってほど伝わってきたから。その成果を目の当たりにしたファンは不満を言えようはずがなかったのだ。
- まさに「古き良きゲームの代名詞がここにある」って感じね!
ストーリー
今から2年前、惑星グラディウスは突如として現れたバクテリアンからの攻撃にさらされていた。
苦戦を強いられたグラディウス軍は、最後の手段として超時空戦闘機ビックバイパーの発進を決意した。
敵の真っただ中へ飛び込んだビックバイパーは壮絶な死闘の末、バクテリアンの中枢、要塞ゼロスを壊滅しグラディウスに勝利をもたらした。
そして今、バクテリアンの猛威は再び惑星グラディウスを襲った。
新たなる敵、特殊部隊ゴーファーの攻撃が始まったのだ。
グラディウス軍は直ちに指令を出した。
ビックバイパー、発進せよ!
取扱説明書 <STORY> より
れとげ部!での評価
神げ!:
ここが神げ!
- 開発魂を感じろ!
――当時のアーケードゲームのファミコン移植は「ハード上の制約との戦い」であった。そのため『グラディウスⅡ』もまたBGMやステージ構成など大幅に変更され、アーケード版とは別物のオリジナル要素が強い作品になっている。前作『沙羅曼蛇』のファミコン移植にも同様のことが言え、これにはファンの不満が噴出してしまった。そこで製作者サイドも気を使ったのか、ファミコン版『グラディウスⅡ』からはアーケード版につけられていた副題「-GOFERの野望-」が外されている。しかも噂によるとゲーム雑誌の製作者インタビューにて「アーケードとの違いについてファンに申し訳ない」という旨の発言があったらしい。しかし私からしたら「こちらこそ申し訳ない!」。最近はゲームも氾濫しており、もはやゲームは作品というよりも完全に消費物と化している感あるある。緊急メンテとか聞くと「補填はよ!」ってなっちゃう。そのためか最近は良いゲームをやって開発の人たちに感謝することって昔ほどは少なくなってる気がする。もちろんゲームソフトの数が今ほど多くなかった時代の有利不があった。今の時代のゲーム開発者は不遇っていうのも頷ける。だからクリエイターへの感謝を忘れたくないなって、何かと忘れがちな私も今回は思ったな。
コメント! (レトゲで一言!)
グラディウスを振り返るとき、とかく「アーケード、アーケード」言っちゃうけど、あの頃はまだゲームセンターが活況を呈していた時代だっただろうか……。近年のゲームセンター事業は厳しいとは聞いていたんだけど、高齢者の方などに人気があると知って地域コミューン的な生き残りが可能なのではないかと考えていた時期があった。けど、それもなかなか難しいみたい(「セガ、ゲームセンター事業から完全撤退」の報に接して)