ふしぎなブロビー ブロバニアの危機

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクションアドベンチャー
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :ジャレコ
  • 発売日 :1990年11月29日

ゲーム概要

うん、これは斬新な! かつてこれほどオリジナリティに溢れたゲーム作品があっただろうか? 私はこれ以前にこれに似たゲームを知らない! なにせ、私だけについてくるんだからね、ふしぎなブロビーが! ……なんか、似たようなゲームがあったような気もしてきたけど、パッと出てこない!

『ふしぎなブロビー ブロバニアの危機』はタイトルが表す通り、一風変わったアクションアドベンチャーゲームである。じつは洋ゲー。『ピットフォール』で知られるデイヴィッド・クレイン氏によりデザインされたんだな。ゲーム内容は、主人公の少年ボーイとブロバニア星からやってきたブロビー(本名はブロバート、ブロビーは愛称)が、ブロビーの故郷であるブロバニア星を支配する悪の皇帝に立ち向かう! 悪の皇帝の弱点は、健康食品!(?)――ということで、ボーイとブロビーはまず財宝を探してビタミン剤を買い占め、いざブロバニア星に躍り込み、帝王を倒すのだ! 主人公の少年ボーイは、ゲームの主人公にあるまじき普通の少年で自力ではジャンプも出来ないとか、もはや普通の少年以下の能力しか持っていない(いや、の○太くんかっ!? だから射撃だけは得意なのかっ!?)、最弱主人公である。正直、マ○オを連れてくれば簡単なのでは……と思ってしまうが、それは言ってはいけないお約束! ここまでだと「それでゲームとして成立するの?」と疑問を抱く人もおられるはず。そこで、はい出ましたドラえ――ブロビー! 頼りになるのはいつだって宇宙(あるいは未来)からやってきた友達さ! このブロビーの能力こそが、数々の難関を越えていくための鍵であり、醍醐味なのである!

ブロビーの能力とは「変身能力」である。プレイヤーはブロビーを直接操作することはできず、口笛で呼んだりはできるけど、基本的に自動で後からついてくる可愛いヤツ(……いや、可愛くはないかな。これがピ○チュウだったら大ヒットしていたかもしれないけど、それじゃあもはや『ふしぎなブロビー』じゃなくて『ポケット○ンスター』だもんね。でもね、プレイしてるとだんだんと愛着が湧いてくるから不思議なもんだな)。で、ブロビーは少年がキャンディーを与えることで変身する! 与えるキャンディーの味によってさまざまな姿に変身できて、例えば「あっぷる味ならハシゴ」に変身! 主人公は高い場所へ登れるようになる。「どーなつ味なら穴」に変身! 通りぬけ○ープよろしくスルッと下へ抜け落ちられる。こうしてマップの大半がこの特殊能力を使わなければ先へ進めないようになっていて、プレイヤーはいろんな変身を試しながら解法を探っていくことになるのだ!

本作は、正直言って操作性はあまりよくない。アクション要素はあるものの、爽快感はあまりない。考えながらじっくり解いていくタイプのゲームなのに、セーブやパスワードによる再開もないなど、プレイヤーへの配慮も今一つである。しかしながら、アイデアは本当に素晴らしい! 冒頭でも述べた通り、これ以前にこれに似たゲームがパッと思い浮かばないほど、現代でもまったく色あせていない! 人を選ぶゲームではあるけど、隠れた名作と呼んでいいタイトルだと私は思っているよ!

ストーリー

舞台は21世紀。その頃の地球の少年達は、他の星からやってきた友達と遊ぶようになりました。ボーイの友達のブロビーも宇宙人です。彼は悪の皇帝に支配された故郷のブロバニア星を救うために、仲間をさがしに地球にやって来たのでした。皇帝はブロバニアの人々にお菓子しか食べてはいけないという法律を作ってしまいました。皇帝にはビタミンなどの健康食品が毒になってしまうからです。ボーイ達は皇帝と戦うため、お金を集めビタミン剤を買ってからブロバニアに向かうことにしました。さあ、まず地球で宝捜しを始めることにしましょう!

取扱説明書 <ストーリー> より

れとげ部!での評価

隠神げ!

ここが隠神げ!

デイヴィッド・クレイン氏はやっぱすごい!

なにより、現在でも「生涯現役」を意識して、それを一線で実現しているのがすごい。今後ともいいゲームを作り続けてほしい。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    とにかく斬新だったな。これ以前にこれに似たゲームが思い浮かばない。なにせブロビーが私だけについてくるんだからね。

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