基本情報
- ジャンル:RPG
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :ユタカ
- 発売日 :1991年12月29日
ゲーム概要
- 当時はSDキャラ全盛期だったなー。SDガンダムとか大好きだったな。はい、そこで出ました『ウルトラマン倶楽部3 またまた出撃!!ウルトラ兄弟』ね。私の中では史上最凶のトラウマゲーの一つ!
- ぶっちゃけ『ウルトラマン倶楽部』は前作の『2』がなかなかに良かった。それだけに『3』にも俄然期待が高まった。……けれどフタを開けてみれば、とんでもないことになっていた! いや、もうあえて言おうクソゲーだったと!
- 詳細は下に書くけど、エースロボットバグね! 簡単にいうと、ラスダンの後半でボスのエースロボットを倒すと発生し、強制的にエリア1に戻されるというトラウマ級バグ! これはひどい! またエリア1からラスダンまでの長い道のりを旅せよと!? このゲームはダンジョンが広く難解だったこともあって、これは本当に苦痛だった。じつはこのバグには対処法があるのだが、インターネットもなかった時代にそれを知るすべはなかったし、攻略本にも書かれていなかった。これまでの苦労を水泡に帰すかの如きこのバグは致命的で、味わった絶望感と精神的苦痛は甚だしく、もはややる気を失くしたのは言うまでもなし。ちゃんとテストプレイしておいてほしかったよ!
- 他にも言いたいことはたくさんある。ストーリーも微妙だし、小学生向けだったとしても文章表現が稚拙すぎ。戦闘システムもずさんなもので、必殺技を使える機会がほとんどなく、ボス戦でカプセル怪獣が使えない、敵に攻撃が当たらず戦闘がムダに長くなりがち。ダンジョンも広大で難解、エンカ率高く敵もわんさか出てきて、とにかくだるい! ただし、ミニゲームの野球はまぁまぁ面白かった。そのため「ウルトラマン倶楽部3? ああ、あの野球ゲーね」と皮肉交じりに言い交されるのがファミっ子たちの間では常識となっている。れとげ部!での評価は「無理げ!」。一般的なクソゲー評価にも文句なし!
ストーリー
地球の平和を守るため、今日もパトロールのウルトラマン。
「今日も平和な一日だったな。悪ーい怪獣なんか出てほしくないもんね。さーて、家に帰ってゆっくり休もうかな。ジュワッチ!!」
……と、平和な気分で家に帰ったウルトラマン。しかし、平和な気分を壊すかのように突然電話が鳴りひびきました。
RRRRRRRR……
「はい、正義の味方ウルトラマンです。」
「もし、もし、ウルトラマン!私じゃ、村長じゃ。大変なことがおこった。キングマイマイ君が洞窟に行ったきり戻ってこないのじゃ。至急応援をたのむ!!」
「それは大変!!すぐに現場に向かい、さがしてみます。」
というわけで、ウルトラマンは地球に来ている新マン、そして科特隊と協力しキングマイマイ捜索にのりだした。ところが、洞窟にはウルトラ戦士たちさえも想像を絶する事態がおこっていたのだ。どうやら何者かがとんでもないことを計画しているようだ。
気をつけろウルトラマン!
ウルトラファミリーVS怪獣軍団!ウルトラマン俱楽部シリーズ最大の怪獣退治がさあ始まる。戦え!ウルトラマン、負けるなウルトラファミリー!!
取扱説明書 <ストーリー> より
れとげ部!での評価
無理げ!:
ここが無理げ!
- エースロボットバグ!
――言いたいことはいろいろあるが、とにかくこれな! ラスダンの後半で挑むボスラッシュ。ここでエースロボットを倒すと戦闘終了後に画面がバグり、そこから一歩でも動こうものなら「エリア1」の最序盤ダンジョンである洞窟の奥に強制転移。そこから始まるラスダンまでの果てしなき道のり再び。これは地獄すぎた。じつはこのバグには対処法がある。バグったら決してその場を動かず、セレクトボタンを押してステータス画面を呼び出しキャンセルすると元に戻る。しかし、そんなこと当時のファミっ子たちには知る由もなし。インターネットもなかったし、攻略本にも書いてなかったんだからねっ。サポートに問い合わせてみても「仕様」と言われたんだからねっ(これホントの話らしい)。ここで諦めるか、再び長い道のりを歩み出すか。二つに一つしかなかった……。当時ここから頑張ってラスダンまで再び戻ったファミっ子はいたのか。たぶん、いたんだろーなー私とか。しかし多くのプレイヤーは呆然自失のままに、あるいは罵詈雑言を浴びせながら電源を落として、二度とこのソフトをプレイすることはなかったんじゃないかな?
コメント! (レトゲで一言!)
ウルトラマン倶楽部3? ああ、あの野球ゲーね。ちなみにエースロボットバグについて当時(小学生の時)にサポートセンターに電話で問い合わせた人がいるんだけど「仕様」と言われたらしいよ。ほんとイラッだよね。イラッときたから意地でクリアしたんだって。ある意味サポートできてる? いや、でも本当に仕様ならまじ鬼畜だろこれ。