ウルトラマン倶楽部2 帰ってきたウルトラマン倶楽部

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:RPG
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :ユタカ
  • 発売日 :1990年4月7日

ゲーム概要

『ウルトラマン倶楽部2 帰ってきたウルトラマン倶楽部』は1990年4月7日にユタカより発売のファミコン・RPG――カワイイ!SDウルトラマンがコミカルに活躍する「ウルトラマン倶楽部シリーズ」の第2弾だ。1作目がディスクシステム&「スーマリ3」と発売日が一日違いとあって「影が薄い存在……」となってしまったために、本作が「初ウルトラマン倶楽部!」というファミっ子も少なくなかったのではなかろーか?

前作『ウルトラマン倶楽部 地球奪還作戦』は「レベルの概念がない」「敵にカーソルを合わせて弱点を探るターゲティングシステム」など「独創的なRPG!」となっていたのが凄く印象的だったが、その続編にあたる本作は「レベル制が導入される」など「よりオーソドックスなRPG」としてまとまっているぞ。

ストーリーは、ウルトラ一族と怪獣が暮らす宇宙を舞台に、各地で悪い怪獣たちが起こす侵略事件をつぎつぎと解決していく――といった流れ。システムは戦闘画面からして『FF』風と言いたくなるのだけれど、「お金・装備・消費アイテムの概念がない」というシンプルな作りとなっている。よって、「強くなるためにはひたすらレベル上げ!」しかなく、RPGの一つの醍醐味としてこれを楽しめない層にはややオススメしづらいかな。スペシウム光線などのウルトラマンの必殺技は、戦闘中に体力が減ると確率でコマンドが表示される仕組み。さらに本作では魔法の代わりに「カプセル怪獣」が用意されていて、「体力回復」や「ダンジョン脱出」などの効果を発揮するタイプと、使用者の代わりに戦ってくれるタイプの2通りが存在している。

本作は、ウルトラマンらしさをふんだんに盛り込み、キャラゲーとして十二分の出来映え――と、一般的にシリーズ中でも評価が高い。しかしながら、「序盤のゲームバランスの不安定さ」がよく指摘されていて、というのも、最初はウルトラマンの一人旅となるのだけれど、なぜかウルトラマンはカプセル怪獣が使えないため、すなわち回復手段や脱出手段を持たず、非常に厳しい旅路を強いられてしまうのだ。しかも、本作のコンティニューは「パスワード制」となっていて、カタカナ16種12文字とメモしやすいものなのだが、ゲームオーバーになると直近のチェックポイントまで戻され、その際「レベルもその時点まで戻されてしまう!?」。そのため、こまめにパスワードを取りながら最初の仲間であるエースのところまで辿り着けるかが「本作攻略の鍵」といえるだろう。

――とはいえ、以後も「ウルトラマンがやられるとゲームオーバー」となる仕様のため、敵の技の一つ「破壊光線」でウルトラマンが即死すると先の「コンティニュー問題」が発生、なかなか最後まで気が抜けない! 他にも「カプセル怪獣の効果についてゲーム中で一切説明がない」など不親切な点も見られるけれど、まぁこれはファミコン時代の容量節約的に致し方のないところ。説明書にはちゃんと記載があるし、今ならネットで検索すればいいだけだしね(ホント良い時代になりました!)。そんなこんな序盤さえ越えられれば、あとはサクサク最後まで行けると思うけど、今度はサクサク行き過ぎて「ボリューム不足」の指摘もあったり。――うん、問題点ばかり挙げてしまったけど、全体としては「神げ!」と言っていいんじゃないかな(もちろん、多くの☆は付けづらいのだけれども)

ストーリー

地球のみなさま、お元気ですか? ウルトラマンは再びがんばりますっ!!

ウルトラ一族の涙ぐましい活躍によって、地球は長い間平和な日々が続いていました。人々は楽しい夏休みと、クリスマスと、お正月を何度も迎え、誰もがこのシアワセは永遠に続くものと信じていたのです。ところがある日、悪い怪獣たちが再びバリバリ暴れ出し、平和は突然終わってしまいました。

ウルトラ警備隊長ゾフィに怪獣退治の命令を受けたウルトラマン。はじめに立ち寄ったピグモン村では、こどもピグモンがバルタン星人Jr.にいじめられていました。何しろ正義の味方ですから、知らんぷりはできません。さっそうとバルタン星人Jr.に立ち向かいやっつけたものの、ウルトラマンはひどい傷を受け気を失ってしまったのです。

気がつくとそこは、ピグモン家の暖かいベッドの中でした。ウルトラマンはやさしいピグモン家の人々に別れを告げ、再び怪獣退治に旅立ちます…。

取扱説明書 <ストーリー> より

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

エースロボットバグがないだけで評価を上げたくなる!

――のは私だけ?

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    FCマンクラでは最高の出来栄え。後のエースロボットバグを思えば否応にも評価は高まるってもんだよね~。

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