基本情報
- ジャンル:RPG
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :ポニーキャニオン
- 発売日 :1987年10月9日
ゲーム概要
- 『ドラクエⅢ』の原点と評されることもある海外RPGだよ。『ウルティマ』シリーズは『ウィザードリィ』シリーズとともに「元祖RPG」のひとつとしてその界隈じゃ有名なゲーム。
- 本作は1983年にPCでリリースされた3作目をファミコン移植。シリーズ初の4人パーティ制を採用の上、パーティは用意された11種の職業からプレイヤーが自由に組むことができる。
- ロードブリティッシュからの命令でエクソダスの謎を解明すべく、4人の勇者が旅に出る――といったストーリー。
- このロードブリティッシュがくせ者で、このゲームは王様や街の住人にまで戦闘をしかけることができるんだけど(洋ゲーらしいなんでもあり感)、ロードブリティッシュは強すぎた。「まじ、もうお前が魔王倒しに行けよ」って話。
- 戦闘は「タクティクスシステム」を採用していて、この点がちょっと初心者にはハードル高いっていわれてた。シミュレーションRPG好きなら無問題だけど、当時はシミュレーションRPGもまだそんなには浸透してなかったしね。
- フィールドは2D、ダンジョンは3Dって仕様はまだ珍しかった。(たぶん)
- FC版の本作は、当時評価があまりよくなかった。理由は「ファミコン移植の際にアレンジした固有名詞やメタ発言が本家の世界観を台無しにした」「洋ゲーらしい難解さ・不可解さが未経験者にはきつかった」みたいな。
- オリジナルファン・初見さんともに敵に回してしまった感あったな。けど、そのおかげとまでは言わないけれど、隠れた名作になってる感あるある。名詞やメタの改悪部分はともかく、そこそこ遊べると思うのは私だけ?
- ともあれ、当時の洋ゲーの雰囲気を味わうにはもってこいの一本だよね。
ストーリー
ロードブリティッシュによって創造されたソーサリアワールドのブリタニア王国。かつて、この国には2回におよぶ危機があった。
いまから数十年も昔、ブリタニア王国は国家乱立の中、政治的に不安定な状態におかれていた。その元凶といわれたのが、魔道士モンデインである。モンデインによる恐怖支配のもと、人々の心は荒廃しきっていたが、ロードブリティッシュに選ばれたウルティマの戦士によって、モンデインは打倒されたのだった。
こうして第一の危機は去ったが、ブリタニア王国の平和は長くはつづかなかった。モンデインの弟子・魔女ミナクスが強力な力を得て、闇の支配を行なったのである。ミナクスは宇宙の時間軸さえも揺るがし、時空を超越して惑星規模の破壊を行なった。しかし、伝説とともに1人の英雄が現われ、ミナクスを打倒。ふたたびブリタニア王国に平和が訪れたのである。
その後20年間にわたって、ブリタニア王国に平和はつづいた。しかし、いまここに、新たなる第三の危機が訪れたのである。モンデインとミナクスの闇の呪文によって、「エクソダス」の炎の島が鼓動を開始したのだ。
エクソダスその実態はいまだ明らかにされていないが、ロードブリティッシュは、国中の勇者たちに集まるよう、呼びかけ、4人の冒険者がえらばれた。
集まった4人は、さっそく行動を開始。ロードブリティッシュ城から広大なソーサリアワールドへと旅立った。はたしてエクソダスとは何か? その謎を解き明かし、ブリタニア王国に再び平和をとりもどすためには、襲いくる敵を次々倒し、人々から情報を聞き出さねばならない。
取扱説明書 <ストーリー> より
れとげ部!での評価
隠神げ!:
ここが隠神げ!
- 4人パーティ制!
――シリーズで初めてパーティ制を採用。メンバーの職業をどのような構成にするかで、難易度が大幅に変化するしくみ。『ドラクエⅢ』に影響を与えたといわれるのはきっとこのあたりの仕様が大きいよね。 - タクティカルコンバット!
――コマンド入力に時間制限があって、じっくり考えたい私には、ちょっときびしかった印象が残る。 - 悪事オッケー!
――このあたりが洋ゲーらしさ。街の住民を攻撃してもペナルティなし、衛兵にさえ捕まらなければオッケーっていうね。しかしロードブリティッシュは強すぎた。
コメント! (レトゲで一言!)
いきなりロードブリティッシュしたくなるよね。