プーヤン

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:シューティング
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :ハドソン
  • 発売日 :1985年9月20日

ゲーム概要

これは私の中では「THE・ファミコン!」って感じのタイトルなんだけどな『プーヤン』! しかし実際にはアーケードゲームが元になっていて、……言われてみればたしかに駄菓子屋さんとかで1回10円とかでプレイできそうな雰囲気あるな! しかも、その発売元はコナミさん。FC版の移植はハドソンさんだけど、「なんだ、じゃあコナミさんの方が凄いのか……」と思いきや、「ファミコンのサウンドドライバーの割り込み分解能1/60秒の限界を超えて1/300秒を実現させている!?」というプログラマー目線で凄いことをしていたっていう――やっぱりハドソンさんも凄かったな!

ゲーム内容は固定画面式シューティングで、シューティングゲームといえば自機が戦闘機などの機械的な世界観を持っているのが普通だけど、本作は「子豚のプーヤンを助けるために母豚のプーヤン・ママがゴンドラに乗り込み弓矢で狼を撃退する!」――という一風変わった作風で、なんともチャレンジングな作品となっている。ここで「プーヤン、タイトルなのに主人公じゃないやん!」とかツッコミを入れたファミっ子もいるかもだけど、これは『ゼルダの伝説』にもみられる「助けられる側がタイトル」パターンだ! さらにいえば「『天才バカボン』なのにバカボンのパパが主人公」パターンみたいな!(どうでもいい?)。そんな独特のネーミングセンスとメルヘンチックな世界観のためか、ファミコン少年のみならず女の子にも人気があり、当時気になるあの子と『プーヤン』で遊んだ羨ましい思い出を持つファミっ子もいたのか――と思いきや、「当時はあの子よりも『プーヤン』の方に夢中だったなぁ」とか、なんとも残念なような微笑ましいような記憶を持っているのは私だけじゃないはずだよね!(?)

基本的なゲーム性は、風船に掴まって進行してくる狼の編隊をゴンドラに乗ったプーヤン・ママが弓矢で迎え撃つといったシンプルなもの。目的は先にも述べた通り「表題のプーヤン(子豚)を助ける」ことで、奇数・偶数面で狼が上昇したり、下降したり――進行方向に変化を持たせているのが特徴的である。さらにそれらにボーナス面を加えた3ステージの構成がループする仕様となっている。奇数面では狼を撃ち漏らすと、梯子をつたって崖を登り、邪魔をしてくるのが厄介だ。偶数面では一定数の狼を撃ち逃してしまうと岩石を落とされミスとなる。そして、本作における必殺アイテムともいうべき「肉」の存在が印象的。ゴンドラの一番上の昇降機付近に現れるこの「肉」を取ると、一回だけこれを投げて攻撃できる! 「肉」は放物線を描いて飛んでいき貫通性があるので群がる敵を一網打尽にできる強力なアイテム――狼は肉に釣られて風船から手を離してしまい、地に落ちていくことになるのである。――しかし、豚が肉を投げて攻撃するというのはあまりにもシュール。まさに肉を切らせて骨を断つ戦法なのか……あの「肉」が豚肉ではなかったことを願うばかりである。

ストーリー

むかしむかしの森のなか、小ブタのプーヤンは、ママとお兄さんブタのブーヤンたちにかこまれて、楽しい毎日を送っていました。ところがある日プーヤンは、こわいオオカミにさらわれてしまったのです。さあたいへん、プーヤンを助けるために、ママが必死でオオカミ退治をはじめました。お兄さんのブーヤンも、ママの乗ったゴンドラを引っぱって協力します。さあ、オオカミを全員やっつけて、無事にプーヤンを助け出すことができるでしょうか。

取扱説明書 <プーヤンのものがたり> より

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

プーニャン!? パーヤン!? プーちゃん!?

いろんな呼び間違いがあったのは、私の周りだけ? ……そういえば、あの子が飼ってた犬の名前がプーちゃんだったような記憶が……

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    名前とデザインが印象的な。気になるあの子と遊んだ思い出的な。そして、あの「肉」が豚肉ではなかったことを願うばかりだ……的な。

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