基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :エポック社
- 発売日 :1991年2月15日
ゲーム概要
- 『パラソルヘンべえ』知ってる? NHK総合で夕方に放映されていた。たぶん、ピンポイントな人には懐かしのアニメ。『ドラえもん』や『キテレツ大百科』と比べても、視聴者には未就学児童が多かったはず。もともとは藤子不二雄Ⓐ先生原作の漫画。作者のお母さんが生前、作者の漫画の中でも一番好きな作品だったんだって。
- 藤子不二雄と聞くとやっぱり思い浮かぶのは『ドラえもん』『キテレツ大百科』(藤子・F・不二雄先生原作)。加えて、ファミっ子ならばそこで頭を過るゲームメーカー・エポック社!
- 神ゲーとの評判も高いRPG『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』やクソゲーとの声も聞かれるサイケデリックな『キテレツ大百科』。そして、本作『パラソルヘンべえ おとぎの国は大さわぎ!』。あかおに星人によって、おとぎ話の登場人物に変えられてしまったメゲルくんたちを、ヘンべえが助けに行くぞ! ――って横スクロールアクションゲーム。
- 一般的な評価はといえば「話題にならなかったな」といったところかなぁ。発売当時すでにアニメが終了していたし。最大の要因は「NHKアニメゆえにCMが打てなかったこと」ともいわれているよね。
- 内容は、可もなく不可もなく。ファミコン後期の作品にしてはちょっと古めかしい横スクロールアクション。そんな感じ。一番の特徴は「難易度調整ができる」こと。オープニング画面で入力した年齢(00~99歳)に応じて難易度が調節される親切設計。
- 説明書によれば「一番難しいのは10~20歳」「簡単なのは赤ちゃんやお年寄り」。どうやら初期保有する「体力・残機・パラソルストーン」で難易度調整しているみたい(例えば、0歳・99歳なら体力5・パラソルストーン300・残機30。20歳なら体力3・パラソルストーン0・残機3)。
- てか、難易度調整しても難易度高けぇ……、って思うの私だけ??? いや、アクションステージもそうなんだけど、ミニゲームの紙ずもうとか。相手のじゃんけんの手札を見られる時間が短すぎて、よー覚えられんし(汗)。0歳設定で「やるんでちゅか、がんばってくだちゃい。」とか煽られつつの、それでも難しいとか……、ヘンべえのことちょっと嫌いになりそうだよっ!
- アクションゲームとしてはストーリーシーンの描き込みが短いながらも端的でしっかりしている印象を受けるな。たしかにアクションステージのグラフィックは当時としても若干古く感じられる。けど、全体的な出来栄えとしてはそんなに悪くない。その上で、キャラゲーなら何もしなくても売れるはず!
- ――と思いきや、そこまでの人気はなかったのか、対象年齢が低すぎたのか。まぁゲーム発売当時はアニメも終わってたし、NHKだからCMも打てないし。マーケティング戦略の重要性を教えてくれたレトロゲームだよね~(違うか?)
ストーリー
ある日、ぼくはメゲルくんと町を歩いていたんだ。
すると、空の上から、ふしぎな光が!
その光にあたったメゲルくんは、ももたろうさんになっちゃった。
メモスケくんはカメになっちゃうし、いずみちゃんはシンデレラになっちゃうし。
これは、うちゅうからきた、あかおに星人のせいだったんだ。
あかおに星人のつくった「おとぎばなしのしゅじんこうになっちゃうよ光線」のせいだったんだ。
それで、ぼくがみんなをたすけることにしたんだよ。
それには、おとぎの世界を、一つ一つ、まわらなくちゃね。
まずは、ももたろうの国さ。へんなロボットがでてきたって、レインボー光線でやっつけちゃうぞ。
でも、これからがたいへんだ。うまくみんなを、たすけられるかなあ。取扱説明書 <どんなお話なんだろう?> より
れとげ部!での評価
駄げ?:
ここが駄げ?
- NHKゲームは売れない!?
――って話があるよね~。なぜなら、CMが打てないから。ヘンべえは悪くない。ゲーム内容も、そんなに悪くない(可もなく不可もない)。なのに、超マイナーゲームといわれることになってしまったな。キャラゲーとはいえ、マーケティング大事に!
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パスワード メモ
ももたろうの巻 クリア「やきいも」
きんたろうの巻 クリア「たいやき」
うらしまたろうの巻 クリア「みつまめ」
ジャックと豆の木の巻 クリア「おしるこ」
シンデレラの巻 クリア「かすてら」
紙ずもうゲーム(きんたろうの巻)「すもうき」
紙ずもうゲーム(シンデレラの巻)「すもうし」
モンタージュゲーム「えあわせ」