熱血硬派くにおくん

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :テクノスジャパン
  • 発売日 :1987年4月17日

ゲーム概要

はい、『熱血硬派くにおくん』ですね! これもアーケードゲームのファミコン移植で「ベルトスクロールアクションの元祖的存在!」としてゲーム好きの間じゃ知られているね! ――え、ベルトスクロールアクションって何かって? う~んと「横スクロールながらも奥行きのあるフィールドで数多くの敵と戦いながら先へ進んでいく」この感じ? まぁ『ファイナルファイト』がイメージできればめっちゃ話は早いよね!

このゲームは攻撃の操作がちょっとややこしくて、右向きと左向きのときとでAボタンとBボタンの攻撃が変わる! 慣れないうちは少し戸惑うかもしれないけど、しかし主人公が向いている方向の逆にも攻撃できる(後蹴り!)システムは、一対多数で戦っていく本作のようなゲームではまさに必須のもので、左右から敵に囲まれた場合でも対応できるようになっている! この点は、まさに「ベルトスクロールアクションの元祖!」と呼ぶにふさわしい工夫である! のちの同系統のゲームでは、この操作がよりシンプルになっていった印象を持つな!

そして、技の多彩さにおいてはのちの同ジャンルのゲームにも引けを取らない! とくに敵が屈み込んだときにつかえる「襟つかみ」! この手のゲームは「敵を投げて一方向に固めるのが常套手段」となっていて、本作ではこの襟つかみの状態からしか「投げ」が使えない! 投げられた敵は他の敵を巻き込んでダウンするため、敵にまとめてダメージを与えられるアドバンテージも! さらに倒れた敵にはマウントをとっての馬乗りパンチ! ――アーケード版は、これらの技をある程度以上に使いこなさなければクリアできない感じが「ゲームバランスよく練られてる!」って感心させられたんだけど、ファミコン版においては敵の反応が鈍くなっているせいか「ジャンプキック」がより強力になっていて、ほぼジャンプキック無双できるのがちょっと残念に思ったかも……。

それからステージ構成やキャラクターも印象的な! ファミコン版においては「1面の駅では電車内でもケンカができる!?」「2面のバイクチェイス!?」など追加があって、これは文句なしに良アレンジ! ACで最強だった3面のボス「みすず」(巨体のスケ番!)はまさに恐怖の象徴だったけど、FCでは選択式になっていて戦わずとも先へ進めるようになっていたな!(もちろん私はよせばいいのに怖いもの見たさでみすずチャレンジ!)。最終面はヤクザの事務所に殴り込んでの大乱闘! 「室内なのにバイク!? チャカあり!?」って、もう高校生のケンカのレベルを完全に超えていたよねっ!?

「くにおくん」といえば「ドッジボール」とか「大運動会」とかシリーズ多いイメージだけど、じつは本作の続編は数が少ない(ちなみにくにおくんはケンカが強くなりすぎて相手がいなくなり、スポーツの道へ進んだのだとか)。発売当時、現実では校内暴力はすでに沈静化していたように記憶してるけど、とはいえ、くにおくんのようなステレオタイプの不良はまだいたんじゃなかったかなー。――すると、「このゲームは西洋ファンタジーよりもよっぽど身近な存在だった」といえそう。AC版では暴走族、スケ番、ヤクザにまで襲われるくにおくんの親友ひろしは恐ろしいまでのトラブルメーカーで、現実なら絶対に関わり合いになりたくないタイプだよね!(FC版ではちょっとストーリー変わってるけど!)

――そんなこんな語り始めたら止まらなくなる『熱血硬派くにおくん』の「れとげ部!での評価」は間違いなく「神げ!」。「本作はまだまだ過小評価されている!」っていうレビューを見かけたけど「確かに……!」って思わされるところが私にもあったな!

ストーリー

熱血高校に通うヒロシは、いつもみんなにいじめられていた。そんなある日、一人の男が転校してきた。彼の名はくにお!! 生まれながらの熱血硬派である。見た目はこわいが、弱い者いじめが大キライな心やさしい男である。いつのまにか二人は、親友となっていくのであった。ところが、ある日ヒロシが何者かに誘拐されてしまったのだ。くにおは、ヒロシを救いだすためたちあがった。

取扱説明書 <くにおくん物語> より

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

くにおくんはマリオと並ぶ!?

うん、もうさんざん語ってきたけれど、本作は「ベルトスクロールアクションの元祖的存在!」として、現代のアクションゲームの基礎を築いたといっても決して過言ではない作品だと私も思ってる。しかし、そういった視点で語られることはあんまりないかも。不良というくにおくんのキャラクター(厳密には熱血硬派なだけで不良ではない???)やのちに発売される大量のシリーズ作品にどうしても目がいきがちになるよね!

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    ベルトスクロールアクションの元祖的存在。くにおくんはマリオにも比肩すると私は思ってる。

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