基本情報
- ジャンル:アクションシューティング
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :バンダイ
- 発売日 :1986年8月28日
ゲーム概要
- 『機動戦士Ζガンダム』を題材にした3Dシューティング&2Dアクションシューティング。ファミコンで「ガンダム」がゲーム化されたのは、じつはこの作品がお初だっていう意外や記念すべきゲーム。
- 純粋に内容を評価するなら「単調で味気ない」感否めない。けど、まぁファミコン初期のゲームだからね、こんなもんだよね。
- とはいえ、キャラゲーといえば「適当に作ってもキャラ人気で売れる!」って感じのゲームが多かった時代に、本作はなんと開発者の持ち込み企画だったそう。気合入っていたみたい。
- そのためか、確かに面白かったような……、今でも結構印象に残ってる本作。でもね、開発者がホントに作りたかったのは、3Dシューティングonlyのテスト版。しかし、ロケテストでの子供達の反応は惨憺たるものだったらしい。結果、2Dアクションシューティングをメインに据えた市販版に。けれど、この試作版は「ファイナルバージョン」として限定配布。それが希少価値を生んで、高値で取引される「高額げ!」。じつはこっちの印象の方が今では強く残ってる。そんなゲームです!
ストーリー
『Ζ GUNDAM 刻の世界』
―宇宙世紀(U.C 0085)―宇宙は一見平和を取り戻したかのようであった。しかし、“地球の引力に魂を奪われた人間たち”、エリート意識の集団<ティターンズ>は、地球連邦政府を手中におさめ、スペース・ノイドたちの再度の反乱を防止する名もくで反連邦政府活動を弾圧していった。それがついには30バンチ事件という大量虐殺の悲劇につながる。
しかし、それは反連邦政府活動をさらに拡大させた。コロニー住人や、連邦政府に疑問をいだく軍人も参加して反地球連邦政府活動組織<エウーゴ>が誕生。U.C 0087 主人公のΖガンダムのパイロットであるカミーユ・ビダンは、旧サイド7(グリーンノア1)の住人であったがジャブロー降下作戦と同時に<エウーゴ>に参加、そして激しい戦いがはじまった。
取扱説明書 より
れとげ部!での評価
高額げ!:
ここが高額げ!
- 機動戦士Ζガンダム ホットスクランブル ファイナルバージョン
――製品版の市販に合わせて1000名限定でプレゼント配布されたもの。これはロケテストに臨んだ際のもので、製品版とは銀メッキされたカセットの色以外に、中身も異なってる。ステージ構成が3Dシューティング面のみ、BGMにも違いがあるなど。じつはこの試作品こそ開発者が真に作りたかったものらしい。けど、テストプレイ時に「敵がいない!」「撃っても敵に当たらない!」「ガンダムが出てこない!」など子供達からの不満が噴出! 急遽2Dステージをメインとして追加するなど、大きな仕様変更がなされたそう。(しかし、試作品を限定版として配るの、当時流行っていたっけね。『タッグチームプロレスリング』とかもそうだったっけね)そして、この「ファイナルバージョン」はその希少性からコレクター達の目にとまり、オークション市場では約16万円の高値がついたこともあったな。シルバーのカセットがやっぱカッコいいんだよね~。
コメント! (レトゲで一言!)
遊びでやってんじゃないんだよ!