ガンスモーク

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:シューティング
  • 機種  :ファミリーコンピュータ ディスクシステム
  • 発売元 :カプコン
  • 発売日 :1988年1月27日

ゲーム概要

はい、『ガンスモーク』な! これは西部劇の世界をシューティングで再現したカプコンさんの意欲作! 2丁拳銃で武装したガンマンが荒野でならず者たちを相手に立ち回る! やはり元々はアーケードゲームで、本作はそのファミコン(ディスクシステム)へのアレンジ移植となる。当時ののカプコン製アーケードといえば『戦場の狼』『魔界村』と立て続けにヒット作を飛ばしていたのが印象的だけど、本タイトルはこの2作と比べるとやや地味でマイナーな印象を受けるな。ファミコン版もディスクシステムだったためか、持ってる人もあんましいなかったような気がしてる。――だがしかし! システム的に目新しい部分が少なかった『戦場の狼』と比較すると、本作は後発だけあって「よりゲーム性が練り込まれていた!」な! システム面でも目を引く部分があり、決して負けている作品ではなかったのである!

そんな『ガンスモーク』の特徴といえば「ショットの撃ち分け」に他ならない! アーケード版では3つのボタンを使用し、それぞれ「左斜め上・中央・右斜め上」への攻撃に振り分けられ、このボタンを同時押しすることでさらに多方向「左斜め上+右斜め上」など、まさに2丁拳銃のガンマンらしい攻撃が可能となっていて、計6種類の攻撃パターンで多方向から襲ってくる敵に対応できたのだ! ファミコンではボタンがA・Bと2つしかないため攻撃パターンは基本の3種類しか再現できていなかったけどな!

ステージはやや単調なきらいはあれど、ザコ敵の数が多く気は抜けない! ステージ毎のボス戦も多数のザコが湧いてくるため苦戦は必至! ――この時期のカプコン製ゲームはどれも難易度がバリ高だったけど本作も例外ではなく、1周クリアするのには相当な腕前が必要だったな! 敵の出現をパターン化できないため、かなりアドリブ操作が求められ、作業的にゲームを進めるのが嫌いな人にオススメできる!

FC版ではAC版のパワーアップアイテムに加え、ショップで買い物もできるなどアレンジされていて、難易度はかなり下がってる。とくにFCオリジナルの「ショットガン」「マシンガン」などは非常に強力で、AC版のクオリティと高難易度を求めるシューターには物足りなさを感じる移植だったかもしれないね。しかしながら、ファミっ子たちにはそれでも「難しい!」ゲームであったようで、FC版も「高難易度ゲー」としての評価が目立つな。アクション&シューティングが苦手な私としても「これは難しい」! ――とはいえ、「『戦場の狼』が好きなら『ガンスモーク』も絶対好き!」と自信を持って紹介できる! 冒頭でも述べた通り、当時のヒット作に比べるとマイナーな印象は拭えずとも「隠神げ!」といって問題ないタイトルだと、私は思ってる!

ストーリー

見わたすかぎり一面が荒野でしかなかった頃のアメリカ西部。それまで住む者もなかった未開の土地に金が見つかって以来、国中から人々が集まり、たくさんの町ができた。やがて町同士を結ぶ駅馬車も走りだし、町は活気にあふれ人々も豊かになっていった。しかし、人々がずっと幸せに暮らせたわけではなかった……。

西部にはアウトローと呼ばれる無法者たちがいた。金のためなら平気で人を殺す奴らだ。彼らは豊かな町をつぎつぎと襲い、金や高価な宝石を奪い去っていった。抵抗する者はみんな殺され、家には火がつけられた。彼らのために豊かだった町々はゴーストタウンと化していった。

アウトローのなかで、最も恐れられているのが、ウィンゲートファミリー。大ボスのウィンゲートと、さまさまな特技を持った6人の幹部たちによって率いられた無法者集団だ。彼らは騎兵隊から奪いとった要塞を基地にして、西部の町々を荒らしまわっていた。

その大ボス・ウィンゲートが次に目をつけたのが、ヒックス・ビル。駅馬車の中継地点として栄えた町だった。ある月夜の晩、ウィンゲートは襲いかかった。人々の寝静まった平和な町、ヒックス・ビルに!

町の人は抵抗した。手に武器を持ち、襲いかかる無法者たちを倒そうと戦った。しかし相手は西部中に悪名とどろくウィンゲートファミリーだ。まったく歯がたたない。

「町はこのままウィンゲートのいいなりになるのか…」人々が悲しみと怒りの中でそう思いはじめたある日…。

真っ赤な夕日を背にうけて、颯爽としたいでたちのガンマンがやってきた。

町を救うために…。

取扱説明書 <ガンスモークストーリー> より

れとげ部!での評価

隠神げ!

ここが隠神げ!

このあたりか?

本作の移植具合としてはスコア表示のチラつきとか敵が多いときのチラつきとか、やっぱりどうしても気になっちゃう。だけどディスクシステムにおける容量的な改善のためか、過去の移植作に比べたらだいぶマシになってはきてる。当初のカプコンさんのFC移植は他社委託で、『戦場の狼』からは自社で手掛けるようになり、だんだんと良くなってきた印象を受けるよね。この辺りがカプコンさんのコンシューマー向けタイトルのクオリティが変わり始めたターニングポイントだったのかもしれないなぁ。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    戦場の狼が好きならこれも好き。カプコンさんのFC移植に安心感を覚え始めたのはこの頃だったかなぁ。

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