基本情報
- ジャンル:アクションRPG
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :バンダイ
- 発売日 :1988年2月3日
ゲーム概要
- SD化したライダーがむっちゃかわいいアクションRPG。ファミっ子の間では、じつは結構有名なタイトルで、何が有名かって「絶対にクリアできないクソゲー」として有名なんだよね。
- なぜ、絶対にクリアできないのかっていうと、RPGなのにセーブもパスワードもないから。なぜにRPGでその最重要機能をつけなかったのか、ってみんなが思ってる。
- プレイヤーは1号・2号・V3の中から1人を選択して、それぞれで各4ステージをクリアするって、ちょっとめんどくさい感じ。基本はアクションで進み、敵に触れるとRPG的な戦闘モードに移行する。
- 本作がクソゲーと評される理由は「操作性が悪い」「ゲームバランスが悪い」「バグが多い」などなどいろいろあるんだけど、前述の「セーブができない」とあわせて大きな要因となっているのが「とにかく金がすべて」という、ある意味リアルなゲームシステム。ヒーローなのに……ヒーローなのに……ね。
- でもね、一生懸命なSDキャラの動きがいちいちかわいくて、なんか憎めないんだよね。クソゲーなのは間違いないと思うんだけど、私は好きなんだよね、このレトロゲーム。
ストーリー
悪の軍団ショッカーは、カッコよくて人気モノの仮面ライダー達をねたんで、まだ試作中のSD光線を発射した。ところがそのパワーはとんでもなく強力で、ショッカー、ライダーみ~んなまとめてSD化されてしまったのだ。マヌケな2等身ボディを見て、さすがのライダー達も頭にきたネ!
「ショッカー帝国へなぐり込みだぁ!!」
そんなこんなで戦いは始まったけど、あとはし~らないっ!っと。
取扱説明書 より
れとげ部!での評価
無理げ!:
ここが無理げ!
- まず、セーブもパスワードもない!
――ふつうにやったらクリアに30時間かかるのに、セーブもパスワードもないっていう、まあファミコンゲームにはありがちなムチャ仕様なんだけど、それはアクションとかの話であって、RPGというジャンルではちょっと珍しい気がするね。裏ワザを使えば約2時間でクリア可能らしいんだけど、あえて言おう、無理やろ!? - ヒーローものなのに「世の中金がすべて!」
――面をクリアするには、序盤で2万円、終盤では20万円もかかる。一説によれば全クリには最低でも145万円かかる。敵を倒して得られるお金は微々たるもので、結局賭博に手を出すしかないっていう、ヒーローなのに!?
コメント! (レトゲで一言!)
絶対にクリアできないのに、一生懸命がんばるSDキャラがいと愛おし。いろんな問題が山積みのゲームだけどセーブさえあれば「神げ!」とは言わないまでも「良げ!」くらいにはなったのではなかろーか、とか思っちゃうのは私だけ?